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2012年9月3日
  • 新商品

9chパワーアンプ搭載マルチチャンネルインテグレートアンプなど2機種発売

〜映像位置に音の高さを合わせる機能など、映像と音の一体感をより高める新機能を搭載〜
(左)9.1ch対応マルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5800ES』  (右) 7.1ch対応マルチチャンネルインテグレートアンプ『STR-DN2030』
(左)9.1ch対応マルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5800ES』
(右) 7.1ch対応マルチチャンネルインテグレートアンプ『STR-DN2030』

ソニーは、9ch対応で新設計の広帯域パワーアンプを搭載した上位機種『TA-DA5800ES』と、中級機種ながら映画鑑賞などを楽しむための多彩な機能を装備した『STR-DN2030』を発売します。

型名 発売日 メーカー希望小売価格
マルチチャンネルインテグレートアンプ
『TA-DA5800ES』
11月10日 273,000円
(税抜価格260,000円)
マルチチャンネルインテグレートアンプ
『STR-DN2030』
10月25日 84,000円
(税抜価格80,000円)

『TA-DA5800ES』は、9ch化した新設計の第四世代 広帯域パワーアンプを搭載。映像と音の一体感を高める「ムービーハイト」などの音場モードを再現するほか、フロントハイスピーカーやサラウンドバックスピーカーが設置できない場合でも9.1chスピーカー環境の音場を創り出す、新開発「バーチャル・フロントハイ」や「スピーカーリロケーション with A.P.M.」などさまざまな機能を搭載しました。さらに、高品位なネットワーク音楽ファイル再生を実現するために、大型ヒートシンク付「高音質ハブ型高速ネットワークエンジン」により、音質を向上させました。
『STR-DN2030』は、7chの広帯域パワーアンプを搭載するほか、従来上位機種※1に搭載されていた聴感音量補正技術「サウンド・オプティマイザー」など、多彩な機能により豊かな映画鑑賞を楽しむことができます。
また両機とも、家庭における本格的なホームシアターの構築をサポートする充実した機能を搭載します。例えば、映像を映し出すスクリーンやテレビの下に配置したセンタースピーカーの音の位置を、映像位置に合わせて好みの高さまで引き上げる新開発「センタースピーカー・リフトアップ」機能を搭載することで、映画やテレビ放送の視聴時などに、画面に映る出演者からセリフが聞こえるような、リアルで自然な表現を楽しむことができます。また、AVアンプとしては業界初※2の最高192kHz/24bit 5.1chのマルチチャンネルの高音質音源の再生に対応することで、高品位なネットワーク音楽ファイル再生をお楽しみいただけます。

  • ※1従来機種:『TA-DA5700ES』。
  • ※22012年9月3日、発表日時点。DLNA経由における再生において。
『TA-DA5800ES』の特長
1. 9ch化された、新設計の「第四世代 広帯域パワーアンプ」搭載

従来より高い音楽性や定位感を実現してきたソニー独自の「広帯域パワーアンプ」に対し、さらに帯域特性と信号経路を見直し、9chに対応させた新設計※3の「第四世代 広帯域パワーアンプ」を搭載。映画の基本である5.1chに、背後方向を表現するサラウンドバックスピーカー2chと、高さの音場効果を高めるフロントハイスピーカー2chの合計4chを加え、合計9.1chの実スピーカーを一台のアンプで駆動することが可能となり、臨場感豊かな音場を再現します。

  • ※30.1chはアクティブサブウーファーが必要。
2. バーチャルでも9.1chサラウンド音場を再現する機能

9本のスピーカーが設置できない場合でも9.1chサラウンドの音場再生を実現する下記の機能を搭載。これにより、実スピーカーを最低4本(フロント2本、サラウンド2本)設置すれば、9.1チャンネルスピーカー環境同等の方向感と高さ感を再現することが可能です。

  • 新開発、高音質「バーチャル・フロントハイ」
バーチャル・フロントハイ

フロントスピーカーからフロントハイスピーカーを仮想生成する機能です。フロントハイスピーカーを設置できない場合でも、フロントハイを活用した音場モードが楽しめます。フロントスピーカーの音質に依存するため、フロントに高品位なスピーカーを使用している場合、一般的な小型のフロントハイスピーカーを使用した場合に比べ、より統一感のある音質でフロントハイの音場を楽しむことが可能です。

  • 「スピーカーリロケーション with A.P.M.」

2〜4本のサラウンドスピーカーを用いて、サラウンド、サラウンドバックの合計4ch分の音を理想的な角度から再生し最適な音場を再現する機能です。(2009年より搭載)


  • 「アナログダウンミックス」

センタースピーカーとサブウーファーが無い場合でも、それぞれの音を、フロントスピーカーから高音質で再生する機能です。(2002年より搭載)

3. 映像と音の一体感を高め、より自然な臨場感を楽しめる新しいサウンドフィールド
ムービーハイト

本機は、視聴コンテンツの映像と音の一体感を最大化する「ムービーハイト」(新モード)と「ボーカルハイト」を搭載しています。
「ムービーハイト」は、センター、フロントL/Rchの音を高く広い位置に再配置し、映像と音声の一体感やサラウンド感を高める、映画視聴に最適な音場モードです。バーチャル・フロントハイスピーカーを用いた場合にも楽しむことが可能です。
「ボーカルハイト」は、音楽ソフト視聴に最適な音場モードです。歌手の声が大型スクリーンやテレビの映像と同じ位置から聴こえるようになることで、より臨場感あるリアルな音場を再現します。

4. 性能を最大限に引き出す大型ヒートシンク付「高音質ハブ型高速ネットワークエンジン」
高音質ハブ型高速ネットワークエンジン

『TA-DA5800ES』のネットワークエンジンには、大型のヒートシンクを搭載し、ファンに頼らずに温度上昇を抑えることで、振動が原因で起きる音質への影響を排除しました。

5. 業界初※2、192kHz/24bit 5.1chのマルチチャンネルの高音質音源の再生に対応

『STR-DN2030』との共通機能として、AVアンプとしては業界で初めて、192kHz/24bit 5.1chのマルチチャンネルの高音質音源の再生に対応したほか、使わないLANポートをオフにしてノイズを排除する「LANポートアクチベーション」機能を搭載し、音質を向上させました。

6. 進化した「USB-DAC」機能で、パソコンとの直接接続の楽しみをさらに広げる

パソコンを直接アンプにUSB接続し、AVアンプをパソコンのオーディオ出力機器として動作させる「USB-DAC」機能を新たにアシンクロナスモードに対応させることにより、音質を向上させました。またサンプリング周波数192kHz (2ch/24bit)に対応することで、PCに保存されているさまざまな音楽ファイル再生、ストリーミング再生、音楽編集を、より高音質で楽しめます。

  • Windows PCで本機を使用する場合には、専用ドライバーを本機商品サイトよりダウンロードし、インストールが必要です。
7. 『TA-DA5800ES』のその他の特長
  • 高音質「パラレル DAコンバーター」「ダイレクトクロッキング・コンストラクション」搭載。
  • さらに音質を向上させた、新開発「高純度無鉛高音質はんだ」を採用。
  • HDMI入力 for AUDIO 端子搭載。
  • フロントHDMI端子搭載。
『TA-DA5800ES』『STR-DN2030』共通の新機能
1. 音声の位置を好みの高さまで引き上げる新開発「センタースピーカ―・リフトアップ」機能
「センタースピーカ―・リフトアップ」機能

センタースピーカーの設置位置に関わらず、セリフなどの音声の位置を好みの高さまで引き上げることにより、映画館と同様の映像・音像の自然な表現を楽しめる機能です。(高さは10段階で調整可能)
 本機能は、ソニー独自の「A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」機能と組み合わせ、各スピーカー間の音の繋がりを向上させることで、より効果的な音の高さ表現を実現しています。また、「A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」は、他の様々なサウンドフィールドにおいても同様に効果を発揮します。

2. 業界初※2192kHz/24bit 5.1chのマルチチャンネルの高音質音源の再生に対応のネットワークエンジン

AVアンプとしては業界で初めて※2、192kHz/24bit 5.1chのマルチチャンネルの高音質音源のネットワーク経由での再生に対応。また、オーディオ専用のスイッチングハブを内蔵することで、ネットワークへの接続と同時にNASやパソコンをAVアンプに直結する、音質上最適な接続を可能にします。このエンジンによりDLNAクライアント機能を使って、非圧縮リニアPCM(WAV/5.1ch)や、FLAC、MP3、Windows Media Audio、AACなど、幅広いフォーマットのファイルを再生できます。
さらに4つのLANポートそれぞれの、ON/OFFが設定できる業界初※2の「LANポートアクチベーション」機能も搭載し、ノイズを低減します。

3. YouTube™や「ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール」など、動画配信サービスなどにも対応

本機をネットワークに接続することで、「Sony Entertainment Network(“ソニーエンタテインメントネットワーク”)」を通じてさまざまな動画・音楽配信サービスをAVアンプで視聴することが可能です。

4. “ウォークマン”、iPhone/iPodのダイレクト接続、再生、充電が可能なUSB端子を搭載

お手持ちの“ウォークマン”やiPhone/iPodを専用USBケーブルで接続することで、“ウォークマン”/ iPhone/iPod内の音楽コンテンツを、本機を通じて再生することができます。また、USBメモリー内の音源を再生することも可能です。さらに、別売の映像&USBケーブルで接続すれば、音楽だけでなく映像や静止画も楽しめます。

5. 音楽ホールを再現する3種類の「コンサートホール・モード」

世界的に有名なコンサートホールの臨場感を再現するモードを装備。いずれのモードも8ポイントマイクロホンにより測定した残響、反射成分の分析に基づき、9.1chでホールの音場を再現しました。 (『STR-DN2030』は7.1ch)
モード:「Berlin Philharmonic Hall」、「Concertgebouw Amsterdam」、「Musikverein Vienna」

6. 映画館独特の豊かな響きを家庭環境でリアルに再現する「HD-D.C.S.」機能

ブルーレイディスクやDVDから入力された音源に、ソニー独自のアルゴリズムによって生成した映画館の初期反射や残響音を加えることで、映画館で聴きなれた音の響きを再現します。音場再現のモデルとしたのは、ハリウッドにあるソニー・ピクチャーズ エンタテインメントで最も大きい「ケリーグラントシアター」です。

7. 「Fast View」機能によりHDMI入力切り替え時の待ち時間を短縮。
8. 最大4入力まで、HDMI入力した映像を小画面表示、入力切り替えできるHDMIのプレビュー機能搭載。
  • HDMIのプレビュー機能はシリコンイメージ社のInstaPrevue™機能を用いて実現しています。
9. 高精細な4K信号の画質レベルを落とすことなく楽しめる「4Kパススルー」機能と、アナログ入力信号を4KにアップスケールしてHDMI出力する「4Kアップスケーラー」を搭載。
10. スマートフォンアプリ「ES Remote(ESリモート)」によるリモコン操作にも対応。
11. 3D映像信号のパススルー伝送、オーディオリターンチャンネルに対応。
12. HDMIのリンク機能に対応したテレビのリモコンを使い、本機の操作が可能。
13. その他の主な技術&機能として、ブラビアリンク、「オーディオ機器コントロール」アプリとの連動、オートジャンルセレクター、AVシンク、x.v.Color、Deep Colorに対応。
『STR-DN2030』の主な特長
1. ダイナミックで抜けの良い高音質を実現する「ワイドバンド・メタルコアモジュール」を採用した、7ch対応広帯域パワーアンプ

広帯域パワーアンプと同等のディスクリート回路を実現するために開発された「ワイドバンド・メタルコアモジュール」を採用し、フルディスクリートならではのダイナミックで抜けのよい、高音質を生み出します。

2. 小音量時の映画観賞を劇的に楽しくする、音量聴感補正技術「サウンド・オプティマイザー」
音量が小さい場合の補整カーブの例
音量が小さい場合の補整カーブの例

本機能は、現在の音量に最適な聴感補正カーブを導き出し、映画制作者が意図した音の迫力を蘇らせる機能です。本機では聴感補正位相カーブの最適化を行うことで、より分解能が上がりました。またポップス音楽のCDなどに多い、音量設定に対して音圧の高い楽曲に向け、「基準レベルシフト機能」を追加装備し、CD観賞でも使いやすく改良しました。
本機能により、音量を下げて聴くことの多い夜間においても音の迫力や細かい情報が聴きとれ、従来にない臨場感を再現します。

3. 「アドバンストD.C.A.C.」(自動音場補正+A.P.M.)による最適なサラウンド音場設定

付属のマイクを使い、リスニングポジションからの各スピーカーの距離、それぞれの周波数特性/能率/位相特性を最適に整え最適なサラウンド音場のセッティングを可能にします。

先行展示

本商品は、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋にて9月4日(火)より先行展示いたします。

『TA-DA5800ES』『STR-DN2030』の主な仕様 
型名 TA-DA5800ES STR-DN2030
映像系機器(音声&映像)入力/出力 5系統/1系統 3系統/1系統
映像モニター出力 1系統 1系統
コンポーネント映像入力/出力 2系統/1系統 2系統/1系統
HDMI入力/出力 9/2+1(Zone out) 8/2+1(Zone out)
HDMI(3D対応/ARC/パススルー)
LAN端子 4系統 4系統
DMPORT - -
デジタル入力 光/同軸 3系統/3系統 2系統/1系統
デジタル出力 - -
オーディオ入力 フォノ(MM)/ライン系 1系統/4系統 -/2系統
オーディオ出力 REC OUT 1系統 -
フロント(L/R) -
センター -
サブウーファー 2系統 2系統
サラウンド(L/R) -
サラウンドバック(L/R) -
フロントハイ(L/R) -
ヘッドホン 1系統 1系統
マルチチャンネル入力 1系統(7.1ch) -
実用最大出力
(JEITA)/
定格出力
(20Hz-20kHz)
フロント 160W+160W(4/8Ω)
/120W+120W(8Ω)
150W+150W(6Ω)
/100W+100W(6Ω)
センター 160W(4/8Ω) /120W(8Ω) 150W(6Ω) /100W(6Ω)
サラウンド 160W+160W(4/8Ω)
/120W+120W(8Ω)
150W+150W(6Ω)
/100W+100W(6Ω)
サラウンドバック/
フロントハイ
160W+160W(4/8Ω)
/120W+120W(8Ω)
150W+150W(6Ω)
/100W+100W(6Ω)
スピーカー適合インピーダンス 4Ωまたはそれ以上 6Ωまたはそれ以上
全高調波ひずみ率 フロント0.09%以下
(8Ω負荷、120W+120W、20Hz〜20kHz)
フロント0.09%以下
(6Ω負荷、100W+100W、20Hz〜20kHz)
周波数特性 SA-CD/CD入力-スピーカー出力間:
10Hz〜100kHz ±3dB(8Ω時)
SA-CD/CD入力-スピーカー出力間:
10Hz〜100kHz ±3dB(8Ω時)
SN比(Aネットワーク) LINE系:96dB(サラウンド、EQすべてOFF時) LINE系:96dB(サラウンド、EQすべてOFF時)
イコライザー フロント/センター/サラウンド/サラウンドバック/フロントハイ BASS/TREBLE
(センターのみBASS/MID/TREBLE)
BASS/TREBLE
ネットワーク機能 DLNAクライアント
インターネットサービス デジタル・コンサートホール/ソニーエンターテインメントネットワーク/Youtube デジタル・コンサートホール/ソニーエンターテインメントネットワーク/Youtube
ヘッドホン出力 60mW+60mW(32Ω) 60mW+60mW(32Ω)
電源 AC100V、50/60Hz AC100V、50/60Hz
消費電力 約230W 約200W
ACアウトレット 連動2系統 -
外形寸法(幅×高さ×奥行mm) 約430x187.5x420 約430x162x383
質量 約18.5kg 約12.2kg
付属品 音場補正マイク、電源コード、多機能リモコン、簡単リモコン 音場補正マイク、多機能リモコン
  • 注:DLNA™, the DLNA Logo and DLNA CERTIFIED™ are trademarks, service marks, or certification marks of the Digital Living Network Alliance.
  • 注:HDMIは、HDMI Licensing LLCの商標または、登録商標です。
  • 注:“WALKMAN”、“ウォークマン”およびそのロゴは、ソニー株式会社の日本国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • 注:InstaPrevue™は、Silicon Image, Inc.の登録商標です。
  • 注:“ブラビアリンク”はソニー株式会社の登録商標です。
  • 注:記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。

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