ソニービデオカセットレコーダー SLV−R555 声の取扱説明書



この度は、ソニービデオカセットレコーダーSLV−R555(以下ビデオデッキと略します)をお買い上げ頂き、ありがとうございます。

このSLV−R555は、BSチューナー内蔵のビデオデッキです。このビデオデッキは電源を入/切した時、及び録画を開始した時など、操作の状態が音によって確認できます。ビデオデッキ本体やリモコンのボタンの一部には識別をしやすいよう、突起をつけたデザインとなっています。また、リモコンの数字ボタンやビデオデッキ本体のダイヤル予約録画つまみで、簡単に予約録画ができます。

このテープは、ビデオデッキの基本的な取り扱いを説明しています。
ビデオデッキのご使用にあたっては、危険や事故を防止するために付属されておりますご注意文「安全のために」をご参照下さい。そのほかの項目については、付属の取扱説明書をお役立て頂くか、お客様ご相談センター、またはお買いあげ店までお尋ね下さい。お客様ご相談センターへのお問い合わせは、次の3つの方法からお選びくださいますようお願い致します。
・ 全国どこからでも市内通話料金でご利用いただける「ナビダイヤル」を利用される場合:0570−00−3311
・ 携帯電話、PHSを利用される場合:03−5448−3311
・ FAXを利用される場合:0466−31−2595
受付時間は、月曜日から金曜日は9:00から20:00、土曜日・日曜日・祝日は9:00から17:00です。

このテープでは、次の5項目をご説明します。
1 各ボタンの位置と働き
2 再生をする
3 BS放送を見る
4 録画をする
5 録画を予約する

このテープには、説明の区切りごとに次のような信号が入っています。 (トーンインデックス音) 再生中にキューまたはレビューボタンを押し続け、ピピッという音がしたところで手を離してください。この音を目安に、聞きたいところの頭出しができます。


1 各ボタンの位置と働き

ここでは、ビデオデッキ本体とリモコンの各ボタンの説明をします。リモコンは予約録画に使うボタンの説明に限らせていただきます。

はじめにビデオデッキ本体です。
ボタンが並んでいる面を手前に、足がついている面を底面にして置いて下さい。ボタンが並んでいる面を前面、反対側の面を後面と呼びます。

各種ボタンの説明に入る前に、操作の状態が音によって確認できるように設定します。
この設定により電源を入/切した時、録画が始まった時を音によって確認することができます。この設定をしなくても、操作が誤っている時には、「ピピピッ」という警告音でお知らせします。
ビデオデッキ前面の中央にある、ツルツルした横長の部分のすぐ上に、カセットテープの入り口があります。カセットテープ入り口の右にある丸いボタンは、カセット取り出しボタンです。カセットテープを入れない状態でこのボタンを約3秒以上押すと、「ピッ」という音がして操作音を鳴らす設定になります。
操作音を消す場合は、同じようにこのボタンを約3秒以上押すと、「ピピッ」という音がして、操作音は鳴らなくなります。

ビデオデッキ前面の左上に、楕円形の電源スイッチがあります。押すと電源が入り、「ピッ」という音がします。電源を切るときはもう一度押すと、「ピピッ」という音がして電源が切れます。ビデオデッキの電源は、カセットテープを入れるだけでも自動的に入ります。

カセットテープは幅が広い方を横にして、テープの丸い軸が触れる面を下に、背ラベルを貼る面を手前にして入れます。
背ラベルを貼る面の左下には、つめがあります。このつめを折っておくと、録画した内容を誤って消してしまうことを防げます。

カセット取り出しボタンを押すと、電源が入っていない場合でも、カセットテープを取り出すことができます。
但し、予約録画がしてある状態では、予約録画するカセットテープを誤って取り出さないよう配慮されているため、いったん電源を入れてからでないと、取り出すことができません。

カセットテープ入り口の下にあるツルツルした横長の部分は、表示窓です。
表示窓の左に、縦に長いボタンが横に3つ並んでいます。一番左はシンクロ録画ボタンで、ビデオデッキ本体につないだデジタルBSチューナーやCSチューナーなどから、予約録画する時に使います。
真ん中はリアリティー・リジェネレーターボタンです。リアリティー・リジェネレーターは再生画像の画質を補正し、本来の画質に近づけることができる機能です。お買い上げ時はONになっています。
一番右は録画モードを切り換えるボタンです。押すたびに標準または3倍に切り換わり、標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。この音を目安に、標準または3倍を選んで下さい。お買い上げ時は標準にセットされています。

表示窓の右に、凸点のついた縦に長いボタンが、横に2つ並んでいます。
これはチャンネルボタンです。左がマイナスボタン、右がプラスボタンです。
チャンネルボタンはプラスボタンを押すと、VHF/UHFチャンネル、BSチャンネル、ライン入力1、ライン入力2の順に切換わり、更に押すと、またVHF/UHFチャンネルに戻ります。
ライン入力1を選んだ時には、「ピッ」という音がします。この音を目安に、チャンネルを選んで下さい。
ビデオデッキのチャンネルを選ぶときは、このチャンネルボタンかリモコンのビデオチャンネルボタンを使います。リモコンの数字ボタンでは選べません。

チャンネルボタンの右に、丸いダイヤル式のつまみがあります。これはダイヤル予約録画つまみです。このダイヤルを使って、1ヶ月先までの番組を簡単に予約できます。

ダイヤル予約録画つまみの右には、円形の小さなボタンがあります。これは、お帰りなサーチボタンです。番組を録画した後、録画した日時やチャンネルをテレビの画面に表示させることができるボタンです。この機能の使用については、テレビ画面を見ながらの操作になりますので、ここでの説明を省略させていただきます。取扱説明書の81ページ「お帰りなサーチ」をご参照ください。

更に右側に移ります。
外側がリング状になっている大きな円形の部分が、再生/停止ボタンです。この円形部分の上側の凸点がついているところを押すと再生、下側を押すと停止となります。
このボタンをはさむように、左右に横長のボタンがあります。左が巻戻しボタン、右が早送りボタンです。

巻き戻しボタンの下にある楕円形のボタンは、一時停止ボタンです。録画や再生中に、一時停止したい時に押します。一時停止を解除する時は、もう一度押します。再生中に一時停止をしている場合は、再生ボタンを押しても解除する事ができます。
早送りボタンの下にある楕円形のボタンは、録画ボタンです。このボタンは誤って押すことがないよう、他のボタンと違い、ボタン面がややひっこんだ構造になっています。
押すと約10秒間テープとヘッドの最適な調整が行われ、その後、「ピッ」という音がして録画がスタートします。
カセットテープが入っていない状態で録画ボタンを押すと、「ピピピッ」という警告音が鳴ります。

次にビデオデッキ前面の左下の部分に移ります。
接続用の入力端子が横に3つ並んでいて、これらは入力2端子です。左から順に、黄色の映像端子、白の音声左チャンネル/モノラル兼用端子、赤の音声右チャンネル端子です。

ここで、入力1端子を含む本体後面のご説明をします。
ビデオデッキの向きは変えず、ボタンが並んでいる面を手前に向けた状態のまま、後面に手を伸ばしてご確認下さい。

後面の中央から右寄りに、横長に大きくくぼんだ部分があります。その中に端子が2段並んでおり、上段は入力1端子、下段は出力端子です。
並び順は、ビデオデッキの前面にある入力2端子と同様、左から順に、黄色の映像端子、白の音声左チャンネル/モノラル兼用端子、赤の音声右チャンネル端子です。
端子の右側に設けた名称の印字について、入力1端子については四角にへこませたスペースの中に入力1と文字を浮き上げ、出力端子は直接浮き上げたことにより、入出力それぞれの端子の区別を触感でわかるようにしました。

後面の右端の上側に、電源コードがあります。
電源コードの左、ビデオデッキの中心よりやや右寄りの位置に、端子が横に3つ並んでいます。これらはデコーダー入力端子です。
並び順は、ビデオデッキ前面にある入力2端子、及び後面の入力1端子と同様です。

デコーダー入力端子の左、ビデオデッキの中心より左寄りの位置に、端子が横に4つ並んでいます。これらは検波入出力端子です。並び順は、右から順に、検波入力端子、検波出力端子、ビットストリーム入力端子、ビットストリーム出力端子です。

デコーダー入力端子と検波入出力端子は、お手持ちのBSデコーダーとつなぐための端子です。

検波入出力端子の左には、四角く大きくくぼんだ部分があります。その中に上下対になり、丸く突き出た端子が横に2組並んでいます。

検波入出力端子に近い方の上下の対が、VHF/UHF入出力端子です。上がアンテナからの入力端子、下がテレビへの出力端子です。
左端にある方の上下の対が、BS-IF入出力端子です。上がBSアンテナからの入力端子、下がBSチューナー内蔵のテレビへの出力端子です。

VHF/UHF出力端子の右下に、左右に動く小さなスイッチがあります。これは、チャンネル切換スイッチです。右側がチャンネル1、左側がチャンネル2になっています。
ビデオデッキとテレビをアンテナ線だけでつないだ時に、1または2チャンネルのどちらか放送のないチャンネルに合わせます。

次にリモコンのボタンを説明します。本体と同じボタンは、機能の説明を省かせて頂きます。
このリモコンは、お買い上げ時にはソニーのRマーク付きテレビを操作できるよう設定されています。
ソニー以外のテレビをお使いの時は、取扱説明書41ページの「リモコンで各社のテレビを操作する」をご覧になり、そのテレビに合わせた設定をして下さい。

ボタンが並んでいる面を上向きに、凸点のついている丸い大きなボタンが手前になるよう、縦長に持ちます。

リモコンの一番上の列、左端の丸いボタンは、カセット取り出しボタンです。
その右の楕円形のボタンは、テレビ/ビデオ切換ボタンです。
映像、音声入力端子がないテレビをご利用されている場合に使います。ビデオデッキの電源を入れた時は、常にテレビ側になります。ビデオからの画像をテレビで見る時には、このボタンを一度押して下さい。ビデオに切り換わります。テレビの1または2チャンネル(放送のない方)に合わせて、ビデオを再生して下さい。

その右にある同じ楕円形のボタンは、CSダイレクトボタンです。デジタルBSチューナーやCSチューナーなどを接続している場合に使います。一番右にある丸いボタンは、電源ボタンです。
その下のへこんだ、表面がツルツルした横長の部分は、表示窓です。タイマー予約やGコード予約設定時には、ここに内容が液晶で表示されます。

表示窓の下の列に移ります。
一番左にある凸点のついた楕円形のボタンは、音声切換ボタンです。音声をステレオ・主音声・副音声に切換える時に使います。
その右はカウンター/残量ボタンです。
少しスペースを置いて、次に横並びに2つのボタンが並んでいます。左はテレビの入力切換ボタンで、右はテレビの電源スイッチです。

スペースを置いて真下に移ると、上下に対になっている二組のボタンが左右にあります。
右の上下の対が、テレビのチャンネルボタンです。丸いボタンの端にそれぞれ凸点がついており、上がプラス、下がマイナスです。
左の上下の対が、テレビの音量ボタンです。上がプラス、下がマイナスです。
このマイナスボタンの左にある楕円形のボタンは、テレビのワイド切換ボタンです。
更にその左に、上下に2つの楕円形のボタンが並んでいます。上がお帰りなサーチボタンで、下が画面表示ボタンです。
一番左に上下対になっている丸いボタンがあります。ビデオデッキのチャンネルボタンです。
それぞれ凸点がついており、上がプラス、下がマイナスです。

下の列に移ります。
一番左の、丸くへこんだ中にある丸い小さなボタンは、録画ボタンです。誤って押すことがないよう、他のボタンと違い、ボタン面がややひっこんだ構造になっています。
その右の楕円形のボタンはスローボタン、その右は早見ボタンです。スローボタン、早見ボタンは、再生中の画像の速さを変えることができます。
再生の速さを変えると音声は出ませんが、音声付早見再生機能を使うと、映像と音声の両方とも1.5倍速で再生できます。
この機能を使う時は、設定を変える必要があります。この設定は、テレビ画面を見ながらの操作になりますので、ここでは説明を省略させて頂きます。取扱説明書46ページの「お買い上げ時の設定を変える」をご参照下さい。
この「音声付早見再生」は、メニューの中の「各種設定2」の中に入っています。お買い上げ時は「切」になっているので「入」に変えて下さい。この設定をした後、再生中に早見ボタンを押すと「音声付早見再生」になります。普通の再生に戻すには、再生ボタンを押します。

早見ボタンの右は、テレビ独立ボタンです。独立音声を聞くことができる放送の時は、押すと独立音声が聞けます。

一番右は取消し/リセットボタンで、予約録画の取り消しや、テープカウンターをリセットする時に使います。

先ほどご説明した早見ボタンの下に、左右対になっている丸いボタンがあります。これは録画開始ポイントを頭出しする、頭出しボタンです。一本のテープに複数の録画をした時、見たい番組を探すのに使います。
停止の状態で左を押すと前の番組を、右を押すと次の番組を頭出しして再生します。

左側の頭出しボタンの左斜め下、右側の頭出しボタンの右斜め下に、それぞれ丸い形のボタンがあります。左側は、メニュー/予約ボタンです。テレビの入力をビデオにしている時に押すと、テレビ画面にメニュー表を出すことができます。

右側は、CMカット/CM早送りボタンです。CMカットをしたい時には、二カ国語放送またはモノラル放送を録画する時にこのボタンを押すと、ステレオ放送のCMを自動的にとばして録画することができます。録画する番組がステレオ放送の場合は、CMカットを行うことができません。CM早送りをしたい時は、テープを再生中にとばしたい部分がある時に、このボタンを押します。1回押すたびに30秒だけ早送りされ、再生に戻ります。最大4回まで続けて押すことができ、この場合、2分連続してとばすことになります。このボタンは録画中には使えません。

下に移ります。
中央に丸い大きなボタンがあります。上部に凸点がついているこのボタンは、再生/決定ボタンです。このボタンを囲むようにして、周りに4つのボタンがあります。
上は一時停止ボタン、下は停止ボタン、左は巻き戻しボタン、右は早送りボタンです。

カセットテープが入っていない状態で、再生/決定ボタン、一時停止ボタン、巻き戻しボタン、早送りボタン、録画ボタンを押すと、「ピピピッ」という警告音が鳴ります。

予約録画に使うボタンは、リモコンのフタの中にあります。フタを開く時はリモコンの中央、左右の側面にある突起部をつかんで、これを手前から向こう側に押し上げます。
フタの中の、上から1列目の左端のボタンは、数字の「1」のボタンです。数字ボタンは横に3列、縦に3列、中央の列だけ縦に4列並んでいます。
「1」から右に「2」「3」、2列目左から「4」「5」と続き、3列目中央の「8」の下に「0」ボタンが位置しています。この「0」ボタンの左隣は「午前/午後ボタン」、右隣は「毎週ボタン」です。これらのボタンは、全て予約録画の際に使います。

数字ボタンの右側に移ります。
同じ大きさの楕円形のボタンが横に2列、縦に4列並んでいます。
左の列の一番上は、タイマー予約ボタンです。タイマーを使って予約録画をする時にこのボタンを押すと、リモコンの表示窓に予約録画メニューが表示されます。その下は、Gコード予約ボタンです。Gコードでの予約録画の時に使います。

その下は、標準/3倍ボタンです。録画モードを変える時に使います。リモコンをビデオデッキ本体に向けて操作すると、標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。
一番下は戻しボタンです。予約録画の時に入力を間違えた際には、このボタンを押すと一つ前に戻ります。

一番右端の列に移ります。一番上は、ビデオのチャンネルプラスボタンで、その下はマイナスボタンです。録画したいテレビのチャンネルを選ぶ時に使います。
その下はビデオの入力切換ボタンで、押すたびにVHF/UHFチャンネル、BSチャンネル、ライン入力1、ライン入力2と切換わり、更に押すと、VHF/UHFチャンネルに戻ります。ライン入力1を選んだ時には、「ピッ」という音がします。

一番下は転送ボタンです。タイマー予約に必要な内容をすべて入力し終えた後、ビデオデッキ本体に向けてこのボタンを押すと、「ピー」という音が鳴って予約内容が送られます。


2.再生をする

2−1.つめの折れたカセットテープについて

テレビの電源を入れ、テレビの入力をビデオに切り換えます。入力を切り換えるには、リモコンのフタを閉めた状態で、表示窓のすぐ下の列右から2番目にある楕円形のテレ入力切換ボタンを押します。

カセットテープを入れると、ビデオデッキの電源が自動的に入ります。
再生を始めるには、ビデオデッキ本体の右側にある円形部分の上側の、凸点のついた再生ボタンを押します。再生を止めるには、円形部分の下側の停止ボタンを押します。
レンタルビデオなどカセットのつめの折れたテープを入れた時は、再生も自動的に始まります。

なお、自動的に電源が切れるようにするには、メニューの中の「各種設定1」の「自動パワーオフ」で、2時間もしくは6時間に設定します。この設定をしておくと、2時間もしくは6時間ビデオを使用しないままでいると、電源が自動的に切れます。
お買い上げ時は、「切」に設定されています。


2−2.CMをとばして再生する

CMカット/早送りボタンで、録画したテープを再生中、CMなどのとばしたい部分を早送りすることができます。
リモコンの凸点のついた再生ボタンの右上にある丸いボタンが、CMカット/早送りボタンです。
テープを再生中にこのボタンを1回押す度に30秒だけ早送りされ、再生に戻ります。最大4回まで続けて押すことができ、この場合、2分連続してとばすことになります。このボタンは録画中には使えません。


2−3.二カ国語放送などの音声を切換える

二カ国語放送などを録画したテープを再生すると、主音声と副音声が同時に聞こえます。
リモコンのフタを閉めた状態で、表示窓のすぐ下の列一番左にある音声切換ボタンで、聞きたい音声に切換えます。


2−4.番組を頭出しする

一本のテープに複数の録画をした時、頭出しボタンを使って、前後の番組の頭出しができます。
リモコンのリング状になっているボタンのすぐ上にある、丸い形をした対になっている頭出しボタンを使います。
停止の状態で、左のボタンを押すと1つ前の番組を、右を押すと次の番組を頭出しして再生します。

また、停止中にビデオデッキ本体の巻戻しボタンを押しながら再生ボタンを押すと、テープの頭まで巻き戻り、自動的に再生が始まります。


3.BS放送を見る

このビデオデッキにはBSチューナーが内蔵されていますので、テレビにBSチューナーがなくても、BS放送を見ることができます。
テレビの電源を入れ、テレビの入力をビデオに切り換えます。
ビデオデッキの電源を入れます。

ビデオデッキ本体表示窓の右にある凸点のついたチャンネルボタンで、BS放送を選びます。
チャンネルは、右側のプラスボタンを押すとVHF/UHFチャンネル、BSチャンネル、ライン入力1、ライン入力2の順に切り換わります。ライン入力1を選んだ時には、「ピッ」という音がします。
リモコンのフタを開けて一番右の列、上から3番目にある入力切換ボタンを使うと、BSチャンネルに早く切換えることができます。BSのチャンネルをかえる時は、入力切換ボタンの上にあるビデオチャンネルボタンを使います。


4.録画をする

4−1.録画をする

放送中の番組を録画する方法を説明します。
はじめにテレビの電源を入れ、テレビの入力をビデオに切り換えます。入力を切り換えるには、リモコンのフタを閉めた状態で、表示窓のすぐ下の列右から2番目にある楕円形のテレビ入力切換ボタンを押します。

カセットテープを入れます。ビデオデッキの電源が自動的に入ります。ビデオデッキが受信しているテレビの画像が映し出されます。
つめの折れていない、あるいはセロハンテープで穴をふさいだカセットテープをお使い下さい。
録画したいチャンネルを選びます。ビデオデッキ本体表示窓の右に、凸点のついたチャンネルプラス、マイナスボタンがあります。左がマイナス、右がプラスボタンです。このボタンを何回か押して、チャンネルを選びます。

録画モードを選びます。ビデオデッキ本体にある、表面がつるつるした表示窓のすぐ左の標準/3倍ボタンで、標準または3倍を選びます。押すたびに標準、3倍に切換わり、標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。この音を目安に、標準または3倍を選んで下さい。お買い上げ時は標準に設定されています。

録画を始めるには、ビデオデッキ本体の右端の下側にある、楕円形の録画ボタンを押します。
カセットテープが入っていない状態で録画ボタンを押すと、「ピピピッ」という警告音が鳴ります。

録画中に別の番組をテレビで見るには、テレビの入力をテレビに切り換えて、お好きなチャンネルを選びます。ビデオデッキの録画には影響ありません。
録画を終了するには、ビデオデッキ本体の右側にある円形部分の下側の停止ボタンを押すと、テープが止まり録画が終了します。


4−2.決めた時間だけ録画する「クイックタイマー」

録画中に録画ボタンを繰り返し押して、録画を止めるまでの時間を簡単に設定することができます。
1回押すたびに30分ずつ時間が増え、12回目で最高6時間後まで選べます。13回目では、「ピピッ」という音がして設定時間がゼロに戻り、現在のテープカウンターが表示されます。この音により、起点がわかるようになっています。
その次に押すと、再度30分ずつ時間が増えていきます。
録画ボタンで時間を選んだ後は、その時間が経つと自動的に録画は止まり、電源が切れます。
クイックタイマーの途中で録画を中止するには、停止ボタンを押します。
クイックタイマーの設定を取り消すには、録画ボタンを繰り返し押して、テープカウンター表示にします。この操作により録画は停止ボタンを押すまで続きます。


4−3.別売りのチューナーから録画する

別売りのBSデジタルチューナー、CSチューナー、CATVチューナーなどをつなぐと、チューナーからの番組を録画ができます。別売りのチューナーは、必ずビデオデッキ本体の後面にある入力1端子につないで下さい。

テレビの電源を入れ、テレビの入力をビデオに切り換えます。カセットテープを入れます。ソニーのCSチューナーをつないでいる場合は、リモコンの一番上の列右から2番目の、楕円形のCSダイレクトボタンを押します。
ビデオの入力が「L1」(ライン入力1)に切換わり、CSチューナーの電源が自動的に入ります。

他のチューナーをつないでいる場合は、CSダイレクトボタンを押してビデオの入力をL1(ライン入力1)にかえた後、チューナーの電源を入れて下さい。
つないだチューナーで録画したい番組を選びます。標準/3倍ボタンで、標準または3倍を選びます。標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。
録画ボタンを押すと録画が始まります。

録画中に別の番組をテレビで見るには、テレビの入力をテレビに切り換えて、お好きなチャンネルを選びます。ビデオデッキの録画には影響ありません。
録画を終了するには、停止ボタンを押します。録画を一時停止するには、一時停止ボタンを押します。もう一度このボタンを押すと一時停止が解除され、再び録画が始まります。また、一時停止状態が5分以上続くと、自動的に停止します。
チューナーからの番組の録画中は、チューナーの電源を入れたままにしておいて下さい。


5.録画を予約する

5−1.時計を合わせる

予約をする時には、必ず時計を正しく合わせておいて下さい。一度合わせておけばコンセントとアンテナがつながっている限り、ジャストクロック機能により自動補正を行いますので、以後この作業を行う必要はありません。
この設定はテレビ画面を確認しながらの作業となる為、取扱説明書24ページの「かんたん設定をする」または、42ページの「時計を合わせる」をご参照下さい。


5−2.リモコンで予約する

1ヶ月先までの番組や、毎日または毎週の番組を予約できます。このリモコンからの予約と、後ほどご説明するダイヤル予約録画つまみでの予約を合わせて、8番組まで予約できます。
カセットテープを入れます。ビデオデッキ本体の電源が自動的に入ります。つめの折れていないカセットテープをお使い下さい。

リモコンのフタを開けます。まず、録画モードを選びます。
表示窓の下、右から2列目の上から3番目にある楕円形の標準/3倍ボタンで、標準または3倍を選びます。ビデオデッキ本体のボタンと同じく、押すたびに標準、3倍に切換わります。標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。
また、標準もしくは3倍を選ぶ時は、現在ビデオデッキ本体側で選ばれている録画モードではなく、リモコンで設定した録画モードが優先されますので、ご注意下さい。

ここから先は予約録画設定になりますが、予約録画設定の開始から終了までの一連の作業の中で、操作の状態を音で確認することはできません。これからご説明する手順で設定して下さい。
設定の流れは、タイマー予約ボタンを押して設定開始、日付、録画開始時刻、録画終了時刻、チャンネルの順に設定し、そして最後に転送ボタンを押して終了となります。
  
まず、表示窓の下、右から2列目の一番上にある楕円形のタイマー予約ボタンを1度押します。リモコンの表示窓に予約録画メニューが表示されます。もう1度押すと表示が消え、更に押すと、再度表示されるようになっています。

次に、日付の入力です。予約したい日付を、数字ボタンを使って2桁で入れます。1桁の数字には、先に「0」をつけます。3日の場合は03と入れます。
間違えた時は、一番下の列右から2番目の楕円形の戻しボタンを1回押すと、1つ前に戻ります。

次に、録画開始時刻を入れます。午前の場合はそのままで、午後の場合は一番下の列の左端にある、楕円形の午前/午後ボタンを1回押します。午前/午後表示は、予約するたびに基本である午前が表示されますので、ご注意下さい。
時間も2桁で入れます。午後7時00分の場合は0700と押します。
終了時刻を入力します。開始時刻で午後を選んだ場合は、終了時刻も午後になっています。終了時刻が夜の12:00以降の場合は、午前/午後ボタンを1回押して午前を選びます。
例えば、夜の12:00の場合は午前を選び、0000と押します。昼の12:00は午後を選び、0000を押します。次の日にまたがる番組は、開始する日付はそのままで、終了時刻を合わせます。

次に、数字ボタンでチャンネルを2桁で入れます。例えば、6チャンネルは06となります。

BS放送を予約するには、表示窓の下の列、右端の上から3番目の入力切換ボタンでBSを選びます。BSのチャンネルを変えるには、入力切換ボタンの上にあるビデオチャンネルボタンを使います。

リモコンをビデオデッキ本体に向けて、一番下の列の右端にある転送ボタンを押します。「ピー」と鳴って、ビデオデッキ本体の表示窓に予約内容が表示されます。
タイマー予約の入力中、次の入力がない状態が3分間続くと、予約録画メニューがリモコンの表示窓から消えます。その場合は再度タイマー予約ボタンを押して、はじめからやり直して下さい。

既に8番組が予約されている時や、存在しない日付を設定した時は、「ピピピピピ」という警告音が鳴り、予約を受け付けません。また、時計合わせができていない状態で転送ボタンを押すと、同様に「ピピピピピ」という警告音が鳴ります。

リモコンのフタの外、一番右上にある電源ボタンを押して、ビデオデッキの電源を切ります。予約待機状態になります。これで、リモコンからの予約録画の設定は終了です。

予約待機中にビデオデッキを使うには、電源ボタンを押して電源を入れます。この状態でビデオデッキが使えます。
予約開始時刻になる前に予約録画用のカセットテープを入れて、電源を切っておきます。電源が入った状態では、予約した時間になっても録画はされません。

予約録画中に録画を止めるには、停止ボタンを押します。
予約した内容を変更・取消するには、テレビ画面を見ながらの操作になりますので、ここでは説明を省略させていただきます。ご了承下さい。


5−3.ダイヤル予約録画つまみで予約する

ビデオデッキ本体のダイヤル予約録画つまみを使って、簡単に予約録画ができます。
ダイヤル予約録画つまみで予約録画を行う前に、2つの準備をしておいてください。
事前に行うことにより、操作の状態を音で確認することができます。
1つは予約録画したいチャンネルに合わせておくこと、もう1つは、録画モードを設定しておくことです。

はじめに、予約録画したいチャンネルに合わせる方法をご説明します。
まず、テレビの電源を入れ、テレビの入力をビデオに切り換えます。
ビデオデッキ本体表示窓の右にあるチャンネルプラス、マイナスボタンを押すと、表示窓に点灯しているチャンネル表示が変わります。
ビデオデッキが受信しているテレビの画像が映し出されています。テレビの音を頼りに、ご自分で起点として確実にわかるチャンネルを探し出し、そこからプラスまたはマイナスボタンを使って、予約したいチャンネルを探し出してください。VHF/UHFチャンネル、BSチャンネル、ライン入力1、ライン入力2の順に切換わります。ライン入力1を選んだ時には、「ピッ」という音がします。
この後の設定は、チャンネルボタンの右にある、丸いつまみのダイヤル予約録画つまみを使用して行ないます。

次に、録画モードの設定についてご説明します。
ビデオデッキ本体表示窓の左側にある標準/3倍ボタンで、標準または3倍を選びます。標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。この音を目安にして、どちらかのモードを選んでください。

これで、操作の状況を音で確認する必要がある2つの設定作業が終わりました。
ここから先は、ダイヤル予約録画つまみを押し込んで、予約したい番組の内容を設定する方法をご説明します。

設定は、日付、録画開始時刻、録画終了時刻、そして最後にすでに選ばれているチャンネルを決定するために、ダイヤル予約録画つまみを押して終了という手順です。

ダイヤル予約録画つまみを1回押し込み、最初に日付の設定をします。ビデオデッキ本体の表示窓に、今日の日付が点滅します。ダイヤルを右方向に1ダイヤル回すと日付が1日ずつ進み、左方向に1ダイヤル回すと1日ずつ戻ります。
但し、最初にダイヤルを左に回すと、1ヶ月後の今日の日付より1日前の日が表示され、更に左に回していくと日付が1日ずつ戻ります。
例えば今日が9月28日の場合、右に1ダイヤル回すと次の日の9月29日となりますが、もとの位置から左に1ダイヤル回すと、10月27日が表示されます。更に左に1ダイヤル回すと10月26日になり、この状態で右に1ダイヤル回すと、10月27日に戻ります。日付を選んだらダイヤルを1回押し込み、決定します。

1つ前の設定に戻るには、ビデオデッキ本体のチャンネルプラス、マイナスボタンを同時に押します。また、設定の途中で全てをキャンセルする場合は、停止ボタンを押します。

次に、録画を開始する時刻を設定します。
現在の時刻から一番近い先の15分単位の時刻が点滅します。例えば、5時48分の場合は6:00が表示されます。ダイヤルを回して録画開始時刻を選びます。
時刻は右に1ダイヤル回すと15分ずつ進み、左に1ダイヤル回すと15分ずつ戻ります。
ビデオデッキ本体のチャンネルプラス、マイナスボタンを押すと、1分刻みで時刻を変えられます。
録画開始時刻を選んだら、ダイヤルを1回押し込みます。

次に、録画を終了する時刻を設定します。
設定した録画開始時刻から、一番近い先の15分単位の時刻が点滅します。
ダイヤルを回して、録画終了時刻を開始時刻と同じ手順で選び、ダイヤルを1回押し込みます。

次に、チャンネルを設定します。
表示窓には、ダイヤル予約録画つまみで予約録画を行う前に選択したチャンネルが点滅しています。そのままダイヤルを1回押し込むことにより決定します。
「ピー」と鳴って予約が完了し、予約待機状態になります。
これで、予約録画つまみによる予約録画の設定は終了です。

既に8番組が予約されている時は、ビデオデッキ本体の表示窓にFULLと表示されますが、この場合はリモコンでの予約録画と異なり、「ピピピピピ」という警告音は出ません。ご了承下さい。


5−4.別売りのチューナーから予約録画する

BSデジタルチューナー、CSチューナー、CATVチューナーなどのチューナーに番組予約機能がある時は、チューナーの電源とビデオデッキを連動させて予約録画ができます。予約開始時刻にチューナーの電源が入るとビデオデッキが感知し、自動的にビデオ入力が「L1」(ライン入力1)に切換わり、録画が始まります。
これらのチューナーは、ビデオデッキ本体の後面にある入力1端子につないで下さい。

「4−3別売りのチューナーから録画する」の手順でチューナーの電源を入れた後、つないだチューナーで番組を予約します。
チューナーの電源を切り、標準/3倍ボタンで標準または3倍を選びます。
標準を選んだ時には、「ピッ」という音がします。
最後に、ビデオデッキ本体表示窓の左にある、横に3つ並んだボタンの一番左のシンクロ録画ボタンを2秒以上押します。表示窓の中の「シンクロ」という表示が赤く点灯し、「ピピッ」と音が鳴ってビデオデッキの電源が切れ、シンクロ録画予約待機状態になります。

シンクロ録画中に録画を止めるには、停止ボタンを押します。録画が終わっても、シンクロ録画予約待機は、自動的には解除されません。
シンクロ録画予約待機を取り消すには、シンクロ録画ボタンを押して、「シンクロ」という表示を消灯させます。

シンクロ録画予約待機中にビデオデッキを使うには、ビデオデッキ本体の電源ボタンを押して電源を入れ、「シンクロ」表示を消灯させます。この状態でビデオデッキが使えます。
予約開始時刻になる前に予約録画用のカセットテープを入れて、シンクロ録画ボタンを2秒以上押します。「ピピッ」と音が鳴ってビデオデッキの電源が切れ、シンクロ録画予約待機状態に戻ります。電源が入った状態では、予約した時間になっても録画はされません。

シンクロ録画予約待機中にチューナーを使うには、シンクロ録画ボタンを押して、「シンクロ」表示を消灯させます。この状態でチューナーが使えます。「シンクロ」表示が点灯中にチューナーの電源を入れると録画が始まってしまいますので、ご注意下さい。

予約開始時刻になる前にチューナーの電源を切り、シンクロ録画ボタンを2秒以上押して、シンクロ録画予約待機状態に戻して下さい。

以上でソニービデオカセットレコーダー SLV-R555「声の取扱説明書」を終わります。