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INTERVIEW インタビュー

チャットモンチー meets SRS-X88チャットモンチー meets SRS-X88
チャットモンチー meets “SRS-X88”
独特のサウンドセンスでポップ感を同居させたロックチューンが特色のチャットモンチーが、2015年5月13日(水)に2年7カ月ぶりとなるアルバム『共鳴』をリリース。メンバーの橋本絵莉子(写真左)、福岡晃子(写真右)に、その新作のハイレゾ音源を「SRS-X88」で試聴してもらい、音の印象やどんなシーンで活用するかなど、二人ならではの音楽との付き合い方を存分に語ってもらった。

見た目からは想像できない、サイズ感以上の低音がすごい!(橋本)
自分達のアルバムが「こう聴こえてほしい」という感じで聴こえる(福岡)

──ニュー・アルバム『共鳴』のハイレゾ版を『SRS-X88』で試聴していただきましたが、音質などの印象はいかがでしたか?

橋本音場が広くてびっくりです! すごく感覚的な言葉でいいですか? こんなに小さなサイズなのに、音がふわーって広がるのを感じました(笑)。コンパクトだし、一体型のスピーカーだから、音が真っ直ぐに聴こえてくるんだろうなって想像していたんですけど、全然そうじゃなかった。家のコンポで2本のスピーカーから出る音と比べても密度が高いように感じます。みっちり音が詰まっていて、しかもスピーカーの真正面でなくてもそう感じられたのが驚きでした。あと低音がしっかりと出ていますよね。それもサイズ感以上の低音ですごいなと。

福岡そう、見た目からは想像できんよな。わりと派手な音やし。こう聴こえてたらいいなっていう感じで自分たちの音源も聴こえました。今までのワイヤレススピーカーって、中域から低域までの音がもわっと聴こえることが多かったんですけど、これはすごいクリアですね。音の粒がはっきりしていて、キワまでちゃんと聴こえる感じです。

──お二人が意図していた音の鳴りが『SRS-X88』できちんと表現できていたということでしょうか。

福岡しっかり出ています。再生機器や環境が異なっても、自分たちが伝えたい音がそのまま伝わってほしいという想いは当然あって。アルバムを作るたびに再生機器側も進化しているので徐々に届けやすくはなっていると思うんですけど、例えばメロディの中でちょっとキラっとする音色やアレンジを入れた時に、その意図がどれだけ正確に伝わるかっていうのは、当然聴いてくれる人の再生環境によって違うから分からない部分もあります。その点、この「SRS-X88」は意図した音がすごく出ているなと感じたので、今後のレコーディングでも一つの指標にできそうなスピーカーですね。

──ご自身の声やギター、ベースはどのように聴こえましたか?

橋本歌詞が自然に追えるくらい明瞭ですね。これはハイレゾならではだと思いますが、各帯域の音の情報量が多くて分離感もしっかりしているからすごく聴きやすくて。なかにはヴォーカルが大きく聴こえてしまったり、ベースが潰れて聴こえたりするスピーカーもありますが、「SRS-X88」はミックスした通りの音を出してくれています。耳に届くまでの距離感がスタジオのスピーカーと似てるように感じました。

福岡私はベースも含めて、音に立体感を感じたのと、全体の鳴りのバランスがすごくいいなって思いました。私たちは圧縮音源世代というか、MP3で聴くのが主流になり始めた世代です。なので、CDだけでなく圧縮音源で聴くことも想定して音を作ってきましたが、ハイレゾというフォーマットが登場して、もう一度レコーディングに対する考え方を組み立てたいなと感じました。これからアナログレコーディングも見直されていくでしょうし、ハイレゾを通して生々しくカッコいい音を作れるアーティストが注目を集めていくんじゃないでしょうか。

LDACだと、伝わってくる臨場感が全然違いますね(福岡)

──今回はソニーの最新スマートフォンXperia Z4とNFCで接続して、従来方式のBluetooth®コーデックであるSBCと、新方式で高音質を実現するLDACを聴き比べていただきましたが、こちらはいかがでしたか?

橋本明らかに新しい方(LDAC)が音がいいですね。私は特に低音の存在感を強く感じました。中でもアコースティック・ギターの低音がしっかりと出てます。音量を小さくしてもはっきりと聴こえるのがいいですね。

福岡従来の方式だと音がマスキングされているというか、スカスカした音に感じるんですけど、LDACだと音の精細感がしっかり聴こえますね。伝わってくる臨場感が全然違います。あと、NFCでの接続を見ていて気付いたんですけど、外出している時はヘッドホンで聴いてて、家に帰ったらピッてスピーカーにタッチすれば、そのままほぼシームレスに聴き続けられるということですよね。これは便利!

橋本うん、これはいい! 便利だね!!

──ちなみに「SRS-X88」はUSB接続やWi-Fi接続にも対応していて、ハイレゾ音源をはじめとするパソコン内の楽曲を聴くことができます。

橋本すごいですね! 本当になんでも聴けちゃうんだ。

福岡そっか、iPhoneのケーブルを本体に直挿し(USB接続)できるんだ。今は人それぞれ音楽との接し方が全然違うから、この包容力はありがたいですね。

──お二人は『SRS-X88』をお使いになるとしたら、こういうシーンで使ってみたいとかはありますか?

福岡私はキッチンに置きたいです。よく音楽を聴きながらご飯を作ったりするんですけど、これだったらめっちゃ置きやすいですよね。炒めものの音にも負けないで、ちゃんと聴こえそう(笑)。しかも本体側で操作しなくても、手元にあるスマートフォンで操作ができるのもいいですね。レシピ見るのも、選曲するのも手元のスマホひとつでOKなんで。

橋本スピーカーって気付かないくらいシンプルなデザインがいいですよね。お店とかで、物陰にさりげなく置いてもハマると思う。え、そこから鳴ってたの? って。音に広がりがあるから、音質も損なわれないし。

どんどんいい音で聴いてください! って伝えたい(橋本)

──チャットモンチーとして2年7カ月ぶりのアルバム『共鳴』を5月13日にリリースされましたが、こちらはハイレゾでも配信されています。今回は4ピース、3ピース、2ピースと様々な形態でレコーディングされていることもあって、音もすごくバラエティに富んでいると感じました。特にハイレゾではその印象が強まりましたが、このような複数形態で制作したのはなぜですか?

橋本録りながら自然とそうなっていったんです。恒岡章さん(ドラム / Hi-STANDARD、CUBISMO GRAFICO FIVE)、下村亮介さん(キーボード&ギター / the chef cooks me)との通称“男陣”、世武裕子さん(ピアノ、シンセサイザー)と北野愛子さん(ドラム / DQS, nelca)との通称“乙女団”という2つの形態でシングルを作ってから、いろんなパターンでもいけるということに気付いて、ツネさんが入った3ピースもありだねとか、私たち2人でやったりだとか、制作が進むに連れて色々な可能性にチャレンジしていきました。形態もバラバラだし、曲調も本当に色々でしたが、チャットモンチーの音楽としてしっかりまとまっています。

──9曲目の「例えば、」は直木賞作家の西加奈子さんが歌詞を書かれていますが、どういうきっかけで歌詞を提供してもらうことになったんでしょうか?

橋本私が西さんの本の大ファンだったんです。知り合いになるきっかけがあって仲良くさせてもらっていたんですけど、あっこちゃん(福岡)が今回アルバムを作っていく途中で西さんに作詞をお願いしてみたらっていう流れでお願いしました。

福岡もう感無量でしたね。

橋本うん、この歌詞は西さんやって思いました。

──『共鳴』というタイトルの由来について教えてください。

橋本今回メンバー以外の方にすごく力をもらったので、そのサポートの方々も西さんもチャットモンチーをすごく好きだと言ってくれて参加してくれているから、そういう方たちと一緒に共鳴して作ったという意味で名づけたんです。

──それでは、最後にこの記事を読まれている読者の方々にメッセージをお願いします。

橋本このページをご覧になられている方たちは、「SRS-X88」のようなスピーカーを使って、いい音で音楽を聴くことに慣れている人だと思います。趣味で音楽を聴くのが大好きだっていうのは、素晴らしいことだと思うんですね。何かあっても音楽に救われますし、だからもう、ずっと音楽を好きでいて、どんどんいい音で聴いてください! って伝えたいです。

福岡今は音楽の聴き方や接し方が目まぐるしく変わって、私たちも制作に対する姿勢や考え方が変化していっている時期だと思っています。そんななかで、このスピーカーのように音楽に対するアクセス方法が豊富にあるというのはすごくいいことだと、自分も一リスナーとして感じます。そしてハイレゾもそのひとつとして今後、もっともっと広まっていったらいいですね。

  • チャットモンチー

橋本絵莉子を中心に2000年徳島にて結成。2004年に橋本(G.&Vo.)、福岡晃子(Ba.&Cho.)、高橋久美子(Dr.&Cho.)の体制となり、2005年11月に『chatmonchy has come』でメジャーデビュー。2007年リリースの2ndアルバム『生命力』に続き、2009年3月リリースの3rdアルバム『告白』は、オリコン初登場 2位を記録。現在のロックシーンを代表するバンドへと成長を遂げる。
2011年10月より橋本絵莉子、福岡晃子の2ピース体制へ。
2014年8月に、恒岡章(Dr. / Hi-STANDARD、CUBISMO GRAFICO FIVE)、下村亮介(Key.& Gu. / the chef cooks me)という男性サポート2名を迎えた4人体制での活動を発表。2015年1月には、世武裕子(Piano, Synthesizer)、北野愛子(Dr. / DQS, nelca / ex. your gold, my pink)という女性サポート2名を迎えた4人体制での活動もあらたに発表し、5月に最新の6thアルバム『共鳴』を発表。11月には、10周年記念の武道館公演も控えている。

RELEASE INFORMATIONRELEASE INFORMATION

共鳴 / チャットモンチー

チャットモンチーの2年7カ月ぶり、そして新体制での6thアルバム!
変化は続くよ、どこまでも
■ レーベル : Sony Music Labels Inc.
■ 配信開始日 : 2014年5月13日
■ 収録曲数 : 全12曲
■ 販売データ : ハイレゾ | FLAC | 96.0kHz/24bit