BRAVIA

ホテル、オフィスなどにも。ビジネス用途〈ブラビア〉

〈ブラビア〉個人の方はこちら

日本三名泉の一つとして今も昔も不動の人気を誇る群馬県・草津温泉。古くから万病に効く湯治場として知られるこの地に「大阪屋」が誕生したのは、今から100年以上も前のこと。館内に一歩足を踏み入れれば、ここが町の中心地であることを忘れてしまうような静謐でクラシカルな雰囲気に包まれます。そして、茶室をイメージして作られたという客室にしっくりと馴染む純白の<ブラビア>。草津随一の老舗旅館が<ブラビア>導入を決めた理由は? 大阪屋・取締役支配人の中澤宏夫さんにお話を伺いました。

文豪たちが愛した老舗の高級宿

 「大阪屋」という名前の由来は、初代の中沢市郎左衛門が江戸の豪商大阪屋孫八のもとで修行をし、草津に戻った後に「大阪屋」を名乗ったといわれ、その歴史は100年以上に及びます。志賀直哉や若山牧水など、その昔から多くの文人・歌人に愛されてきた草津温泉。大阪屋の看板文字は、昭和2年に当館を訪れた俳人河東碧梧桐の筆によるものです。
 昭和55年の改築の際には、古き良き草津の再現を目指して、江戸の養蚕農家の建築方式であった「せがい出し梁づくり」をいち早く取り入れました。その後、近隣の旅館が次々とこれに倣い、湯畑から始まるこの滝下通りは、かつての町並みを彷彿とさせる風情ある通りとして生まれ変わったのです。
 江戸情緒たっぷりの外観とはうってかわって、館内は和の持つ美しさを尊重しつつも現代のスタイルに見合った機能的な空間となっています。春の新緑、初夏のシャクナゲ、秋の紅葉に冬の雪景色と、絵画のように美しい四季折々の庭園風景が楽しめる客室と、ノスタルジックなムード漂う滝下通りに面した客室があり、それぞれに草津の魅力を味わえると好評です。
 また当館は湯畑から絶妙な距離にあるため、滝を流れ落ちて注ぎ込む温泉水は非常にまろやかで、草津の中でも特に泉質が良いといわれます。お風呂はすべて少し熱めのかけ流しで、御影石の内湯と檜の露天風呂の他に、手作りの洞窟風呂「岩戸の湯」があります。もともとは野菜などを保存するための冷蔵庫として使われていた岩作りの蔵をくりぬいて温泉を引き入れたもので、他ではなかなか味わえない野趣あふれる露天風呂として人気を集めています。

<ブラビア>導入で滞在の満足度を上げる

 今回の<ブラビア>導入のきっかけは、宿泊されるお客様へのサービス向上のため、客室のさらなるグレードアップを図ろうというものでした。以前はブラウン管テレビを置いていたのですが、お客様からは「テレビが小さすぎる」「もはや時代遅れでは」といったコメントをいただくことも多かったんです。
 家庭での地デジ普及率が6割を超える今、お客様が旅館に期待するものも徐々に変化してきています。昔は「非日常的な体験」を求めて温泉地を訪れる方が大半でしたが、現在では「我が家の延長線上」にあるようなくつろぎの場所を求めて旅館に泊まるというお客様が増えています。滞在の満足度を上げるためにも、客室用のテレビというのは特に重要なアイテムの一つではないでしょうか。
 100年に一度ともいわれる深刻な不況の時代にあって、われわれ旅館を営む者にとって何よりも心強く有り難いのが、長年に渡ってこの地を訪れてくださるリピーターの方たちの存在です。今回の<ブラビア>導入も、大阪屋を第二の我が家と思ってくださる常連のお客様に、より一層リラックスできる安らぎの時間を提供したいという一念から始まりました。常連のお客様というのは旅館のちょっとした変化に敏感です。そして強い思い入れがあるからこそ、時には苦言も呈してくださる。その貴重な声を大事に活かしていけば、新たなリピーターの確保にもつながると信じています。

湯守りの一族としての誇りを胸に

 客室は大きく「上屋敷」と「中屋敷」に分かれているのですが、今回はまず中屋敷の全室に<ブラビア>を導入しました。数多くのバリエーションの中から選んだスタイリッシュな白のブラビアは、洗練された和の空間にもすんなりと溶け込み、違和感を感じさせません。草津の天気予報やニュースがいつでも見られること、前日の宿泊客が誤って視聴予約をしていた場合でも、スタンバイ状態か電源オフにすれば自動的に予約が解除されるといったホテル仕様の機能が充実していること、そして何よりも省エネであることなど沢山のメリットが詰まった<ブラビア>。今後は上屋敷にもさらに大きなサイズのものを導入していきたいと考えています。

 湯もみによる時間湯など独自の温泉療法を編み出し、庶民の憩いの場として花開いた草津。最近では、町のランドマークとして長い歴史を刻んできた湯畑の保全を第一に考えて、これ以上新たな温泉路を引いて宿を建てることは控えるべきとの声も上がっています。既存の温泉宿の価値が上がるなか、草津の歴史を見守ってきた“湯守り”の一族として、われわれが担うべき責務は大きいと実感しています。
 畳や布団がもたらす何とも言えない居心地の良さ、日本独自の伝統美が生み出す静かで奥深い感動、自然の力で心身を癒す温泉の素晴らしさ。これらはきっと、どれだけの時を経ても変わらずに生き続けるものだと信じています。これからも古き良きものを大切に守りながら、新しいものを上手に融合させ、お客様の心に残る上質な時間を提供していきたいと思っています。

大阪屋
取締役 支配人
中澤 宏夫さん

●大阪屋旅館
http://www.osakaya.in/