ソニーの高速LSI技術を集めて独自開発された「高画質HD MPEGデコードLSI」は、高速1.6GByte/secのバススピードに加え、大容量128MbitのDirect RDRAM*を搭載。同じく新開発の「多重信号分離/グラフィックスLSI」との組み合わせによって、BSデジタル放送のMPEG2ストリームのデコード処理に余裕ある対応を可能にし、デジタルハイビジョンの高画質ソースを忠実なクオリティで再現します。
オーディオ用回路には、オーディオ用低雑音ICをはじめとした、高音質パーツをふんだんに採用。また電源部も、DAコンバーターやアナログ段を独立させ、映像からのノイズの混入を防ぎます。さらに、内部アンプの基準バイアスも2ch出力とAAC5.1ch出力を独立させるなど、ハイクオリティな音質を求めました。また、ステレオ音声のPCMも高音質に楽しめます。
通常の2chアナログ音声出力に加え、5.1chアナログ音声出力端子を装備。新開発AACデコーダー内蔵により、お手持ちの5.1ch対応のAVアンプ/スピーカーと組み合わせて、BSデジタル放送の5.1chサラウンド・ステレオ音声を臨場感豊かに楽しめます。
BSデジタル放送の音声信号をデジタルのまま出力する光デジタル音声出力端子を装備。ステレオ音声のPCMに加えて、AACサラウンド音声信号の出力にも対応。AAC対応デコーダー内蔵AVアンプやデジタルオーディオ機器と接続し、さらに高品位なサウンドを楽しむことができます。
「DST-BX500」には、デジタルならではの高画質が楽しめるD4映像出力端子を搭載。750p信号をはじめ、デジタルハイビジョンのあらゆる映像フォーマットの出力に対応しました。映像変換による情報のロスをなくし、高精細な映像の魅力を余すことなく楽しめます。
「DST-BX500」には、D1/D3/D4出力切り換えスイッチを装備。お手持ちのテレビの入力端子に合わせて本体前面のスイッチを切り換えるだけで、適した映像フォーマットで番組を楽しめます。D1−D4端子ごとに切り換えられるほか、従来のハイビジョンテレビに対応する「1125i固定モード」も備えました。
デジタルレコーディングハードディスクドライブVRP-T1と接続できるi.LINKを搭載。i.LINKで接続すれば、BSデジタル放送をMEPG2ストリーム信号のままデジタル録画が行えます。放送信号をそのままデジタル録画することにより、画質劣化がほとんどなく、高画質な映像を楽しめます。また、録画/再生などの操作は、接続しているテレビの画面上のi.LINK機器操作画面からコントロール可能です。さらに、デジタルビデオカメラレコーダーDCR-IP7を接続し、チューナーのリモコンでコントロールも可能です。
D端子ケーブルを使用することにより、デジタルハイビジョン対応の〈ベガ〉シリーズやハイビジョンテレビなど、D入力端子・コンポーネント入力端子を持つテレビで手軽にBSデジタル放送が楽しめます。さらに映像音声出力端子、S映像出力端子の装備により、D端子を備えないテレビの接続も可能です。多様な接続方法に対応し、BSデジタル放送の楽しみをより身近にします。
電子番組表(EPG)には、BSデジタル放送の番組を10チャンネル一度に表示できる、一覧性に優れた方式を採用。さまざまな番組を素早くチェックでき、番組表内でカーソル指定することによって、見たい番組に直接ジャンプすることが可能です。番組確認は、横スクロールによって1週間先(8日分)までOK。もちろんテレビ放送だけでなく、ラジオ放送、データ放送の番組表も表示できます。また、番組表の背景はシースルータイプを採用。映像をチェックしながら番組表を操作できるようよう配慮しました。
BSデジタル放送の豊富なチャンネルをより使いやすくする新機能「MYプラス」を装備。見たいチャンネルを一発選局できる「MYチャンネル選局」や、「MYチャンネル番組表」など、4つの検索機能により、見たい番組を素早く探して楽しめます。
BSダイレクト選局
BSデジタル放送のチャンネルをワンタッチでダイレクトに選局できます。
ラジオ/データ
テレビ・ラジオ・独立データの3メディアをワンボタンで切り換えられます。
MYプラス
MYプラスのメニューを表示します。
4色カラー
選択肢の決定など、データ放送のサービスを楽しむ時に使います。
番組説明
番組に関連する情報を表示します。
映像切換
マルチビュー放送中、映像や音声を切り換えられます。
i.LINK
i.LINK機器の操作メニューを表示します。
番組表
電子番組表(EPG)を表示します。
d(連動データ)
番組と連動したデータ放送の画面を表示します。
各社ビデオデッキをコントロールできるAVマウスを搭載。電子番組表(EPG)
や「MYプラス」で録画予約を設定するだけで、AVマウスからの信号がお手持ちのビデオデッキを自動的にコントロールし、録画予約ができます。
背面にコントロールS入力端子を装備。コントロールS出力端子搭載のソニーのテレビとつなげば、付属のリモコンの信号をテレビの受光部で受けることが可能。本体が離れた場所にあっても、テレビを見ながらスムーズに操作できます。また、チューナーコントロール機能付きのソニーのテレビなら、テレビの付属リモコンを使って基本操作を画面上で行えます。
背面に電話回線端子を装備。本体と電話回線を接続することで、クイズやゲームなど視聴者参加型の番組にデータを送るなど、データ放送のサービスをよりインタラクティブに楽しめます。
BSデジタル放送の有料放送にも対応します。同梱のB-CASカードに記載されているID番号と加入者契約書で申し込めます。
「DST-BX500」は、徹底した省エネルギー設計により、待機時の電力を0.3W以下に抑えました。番組予約中の待機時など、チューナーを使用しない時の電力消費を低減します。