商品情報・ストアヘッドホン The Headphones Park 開発者インタビュー 1000Xシリーズ 開発者インタビュー PART1

Engineer’s Interview 1000Xシリーズ 開発者インタビュー

2016年秋に発売された「MDR-1000X」は高いノイズキャンセリング性能と優れた音質、デザイン性とすべての要素を妥協なく追求したワイヤレスヘッドホンとして市場で高い評価を得た。今回、ソニーは新たなるワイヤレスヘッドホンのフラッグシップとしてオーバーヘッド型の新製品「WH-1000XM2」だけでなく、ネックバンド型の「WI-1000X」と、左右独立型の「WF-1000X」の3モデルを投入。注目の1000Xシリーズについて開発者に伺った。

ソニーの誇るワイヤレス&ノイズキャンセリングが3タイプで登場

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 企画ブランディング部門 商品企画部 Sound商品企画1課 大庭寛氏

――今回、1000Xシリーズとして3モデルをデビューさせるとのことですが、まずシリーズ全体のコンセプトを教えて下さい。

大庭  昨年発売したMDR-1000Xはソニーのワイヤレスヘッドホンのフラッグシップ製品であり、おかげさまで非常に好評をもってユーザーの皆さまに受け入れていただきました。MDR-1000Xの後継製品がオーバーヘッド型のWH-1000XM2になりますが、実はMDR-1000Xの開発途中から「ワイヤレスで、ノイズキャンセリング機能をもったコンパクトに持ち歩けるインイヤータイプを作りたい」という要望はあったんです。もともと、ソニーとしてはワイヤレスとノイズキャンセリングという技術に強みがありましたから、この機能と性能をオーバーヘッド型以外にも展開したい、という企画のコンセプトはずっと暖めていたんです。
そこで今回はネックバンド型でインナーイヤーの「WI-1000X」だけでなく、新しいスタイルとして注目を集めている左右独立型も市場として見据え「WF-1000X」の3タイプを用意しました。
ソニーの技術を集約してそれぞれのスタイルごとに業界最高性能のノイズキャンセリングをお客様に届けるべく、開発が始まりました。

ソニー株式会社 ブランドデザインプラットフォーム クリエイティブセンター スタジオ2 オーディオプロダクツデザインチーム1 熊野 大岳氏

――MDR-1000Xの後継として踏襲しつつ、1000Xシリーズにおけるデザインコンセプトとしてのシリーズ感はどのようなこだわりを持たせたのでしょうか?

熊野  前モデルとなるMDR-1000Xを開発していたとき、持ち物として所有感を高めるようなデザイン、たとえば旅行のときにも欠かさず持ち出す大事なアイテムというイメージを持っていました。ユーザー層としても、所有物をことさらアピールすることはないものの、モノを大事にしている人が多いようです。また、ワイヤレスヘッドホンのように先進性のあるアイテムを、これまでの所有物にすっと溶け込ませることに意識しました。今回、カラーバリエーションとしてこのトーンのシャンパンゴールドを選んだのも、それが理由のひとつですね。
今回は1000Xシリーズとして3タイプを用意していますが、MDR-1000Xで実現した高性能ノイズキャンセリング機能と先進性を、どうやってデザイン面にも取り込んでいくかをポイントとして考えました。質感や色をシリーズとして合わせつつ、1000Xシリーズの世界観の中でまとめることに苦労しました。

WH-1000XM2

――新モデルとなるWH-1000XM2は、前モデルのMDR-1000Xに比べてどこが進化したのでしょうか?

大庭  もちろん細かい部分でいろいろとブラッシュアップされているのですが、わかりやすい大きな違いとしては、気圧変化に対してノイズキャンセリング性能を最適化できるようになったことと 、スマートフォンアプリに対応した点です。
まず、気圧変化に対するノイズキャンセリングの最適化についてですが、この商品はビジネスマンをメインのターゲットユーザーとしていることから、出張時の飛行機内でも少しでも理想的な状態に近いノイズキャンセリング性能を提供したいという背景で搭載された機能です。
飛行機内で生じる気圧の変化、すなわち空気の密度の変化によって、ドライバーユニットから鼓膜までの音の伝わり方が変化します。
この音の伝わり方の変化により、理想的なノイズキャンセリング性能が得られなくなってしまいます。

気圧センサーの搭載によって、ノイズキャンセリング精度の向上を実現

本モデルでは、内蔵の気圧センサーによって周囲の気圧を認識し、ノイズキャンセリング処理を周囲の気圧に対して最適な処理に調整することで、気圧が変化した環境でも理想的なノイズキャンセリング性能を発揮することが可能となっています。
次にアプリケーションへの対応についてですが、まず大きな進化ポイントは、「外音コントロール」機能により、アンビエントサウンド(外音取り込み)モード設定時の、外音の取り込みレベルを調整できるようになった点です。どういう時に便利かというと、たとえばクラシック音楽のように静かな曲調ですと、外音を多めに取り込むと聴こえすぎて音楽の邪魔になってしまいますが、調整できれば環境や好みに合わせられます。このように、聴いている音楽や環境に合わせて自在に外音の取り込み方のコントロールができるようになりました。更にアダプティブサウンドコントロールにより、止まっている時、歩いている時、走っている時、電車などの乗り物に乗っている時という、4つの行動パターンに対して外音コントロールの設定をユーザーの行動に応じて自動で最適なモードに切り替えることが可能になりました。自分でいちいち操作をする手間からも解放されて、快適に音楽を楽しんで頂けます。さらにアプリ上ではサラウンドエフェクト機能やイコライザー機能により、好みの音質や音場で音楽を楽しんでいただくこともできるようになりました。なお、対応の機能に差分はありますが、今回の1000Xシリーズは3モデルともこのアプリケーションに対応しているので、1000Xシリーズの共通の特徴でもあります。
またWH-1000XM2は先代のMDR-1000Xから内部処理もさらに最適化が行われていて、実はバッテリー駆動時間が前モデルと比較して4時間ほど伸びています。
さらに高音質化機能のDSEE HXはMDR-1000Xでは常時オンでしたが、WH-1000XM2ではアプリからオフにも設定できるため、トータルでノイズキャンセリングONの状態で最大約10時間ほど駆動時間が延長でき、最大約30時間の連続音楽再生時間を実現できました。
MDR-1000Xでは最大約20時間でしたので、機能を増やしつつ、バッテリーがかなり保つようになっているんです。

商品情報

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット

WH-1000XM2

ノイズからもケーブルからも解き放たれ、こだわりの高音質に浸る。ハイレゾ級ノイキャンワイヤレス

商品情報

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット

WI-1000X

ノイズからもケーブルからも解き放たれ、こだわりの高音質に浸る。ハイレゾ級ノイキャンワイヤレス

商品情報

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット

WF-1000X

ノイズからもケーブルからも解き放たれ、こだわりの高音質に浸る。スマートノイキャンワイヤレス

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