商品情報・ストアデジタル一眼カメラ α α Universe

映像作家 奥藤祥弘
ドキュメントやライブ収録に
欠かせないカメラ α7S Ⅱ

α Universe editorial team

奥藤祥弘監督はCM、ミュージックビデオ(以下MV)、ライブ映像ほか、神宮球場のバックスクリーンで流れる東京ヤクルトスワローズのオープニングをはじめとした場内映像、インフォマーシャルなど様々なコンテンツを年間約50本制作している映像ディレクター。

主な演出作品
LIVE  TETSUYA(L'Arc〜en〜Ciel)DVD「LIVE SELECTIONS 2010-2012」
LIVE 清木場俊介「ROCK&SOUL2015」
MV ℃-ute「嵐を起こすんだ Exciting Fight!」
MV WATARU「おしえて神様」
WEB&TVCM GREEN HOUSE GHBEER2016ほか多数。

特にMVやライブ映像ではアーティストと深く関わって、熱心なファンでも見たことのないような表情を引き出すと定評がある。企画や演出のみならず、撮影や編集もこなす、彼が愛用しているのがα7Sとα7S Ⅱだ。時には後輩や同世代の監督に画作りの良さや使いこなし方をレクチャーするほど、αに惚れ込んだ奥藤監督にα7Sとα7S Ⅱで生まれる映像表現について語ってもらった。

高感度に強い一眼を求めてα7Sを選択

――α7Sを使うようになったきっかけを教えてください。
奥藤 もともとソニーのカメラが好きだったんですね。僕のように撮影も演出もする人間からするとソニーのカメラはルックのトーンも合わせやすいし、カメラはルックを操りやすい(グレーディングでいじりやすい)、さらにマルチカメラ収録の際、台数も揃えやすいのでよく使っていました。一眼で撮る映像に関してはずっと他社のカメラを使っていましたが、だんだん物足りなくなってきて、知り合いの監督やカメラマンの薦めもあり高感度に強いのに惹かれてα7Sを購入しました。

いきなり白バックで白い服を撮影

――最初に撮った作品を覚えていますか。
奥藤 α7Sを買ってすぐ撮ったのが、ドレスコーズの「スローガン」というMVでした。いきなり白バックに白い服のアーティストにプロジェクションの白い光を当てるという難易度の高いシチュエーションでしたが、ディテールは残っているし、全く問題なかったので、これはいけると思いました。

KING RECORDS ドレスコーズ「スローガン」

プロデューサー=末広哲士 クリエイティブディレクター+撮影=奥藤祥弘 照明=大上麻美 プロダクションマネージャー=和田重樹 Footage Dir=太田大貴・田中和彦・Enlightenment・小山大雅・酒井愛・加藤マニ・キシマナミ

α7S Ⅱはドキュメントやライブの収録にも最適なカメラ

――マルチカメラのライブ収録で使うことも多いそうですね。
奥藤 例えばFS7、F55をメインカメラにライブを収録する際にソニーα7S Ⅱも使っています。業務用カメラに比べ圧倒的に小型なので会場で沸いているお客さんの中に混ざって、お客さん目線の自然な画を狙えるので重宝していますね。また、ライブのドキュメント映像では、ほぼ真っ暗なステージの裏側でアーティストたちの自然なやり取りをおさえたり、コメントを収録するシーンが多いため、ライトをたかずにISO感度を上げるだけで自然な画が抑えられるのはα7S Ⅱならではの使い方だと感じます。ドキュメントやライブの収録にも最適なカメラですね。

4K収録に惹かれてα7S Ⅱを購入

――α7S Ⅱもすぐに購入されたそうですね。
奥藤 2015年の10月にα7Sを買って、そのあとすぐにα7S Ⅱが発売されると知って購入しました。4K収録ができるのが決め手になりましたね。現段階で4K納品することはありませんが、MVを撮る時は4K収録を多用します。画角の補正や、画の数を増やしたい時に2Kにトリミングもできるからです。4Kのデータ自体も軽いので編集時に助かっています。ライブなど長尺の場合は2K収録のこともありますけど。

加藤マニ監督にピクチャープロファイルをレクチャー

――加藤マニ監督のインタビュー記事でピクチャープロファイルを使いこなせればもっといいとレクチャーした同い年の先輩の話が出てくるが、実はその先輩がこの奥藤監督だったんですよね。

ミュージックビデオディレクター 加藤マニ SIDE STORY
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/news/015/

奥藤 加藤マニさんが「ピクチャープロファイルを使わないなんてフェラーリでコンビニに行くようなものだ」と話していましたが、正しくは「フェラーリで時速50kmしか出さないようなものだ」です(笑)。ピクチャープロファイル(正確にはα7SシリーズのLog収録機能)にはそれぐらいのポテンシャルがあるし、もったいないことなんだよということが言いたかったのです。彼の作品は何か超越するものが潜んでいますので、色々駆使できるようになれば「鬼に金棒」になると思います。

前述のように奥藤祥弘監督はα7S ⅡをMVやライブ収録など様々な撮影現場のマルチカメラの1台としても活用している。作品の中でα7S Ⅱがどのように使われているのか。また、「機材のスイートスポットを探求し続ける。」という奥藤さんがならではカスタマイズ方法や独特の撮影技法など、8月16日発売の「コマーシャル・フォト」9月号で紹介する。

おくとう・よしひろ 1985年生まれ。
impress、P.I.C.S.を経て、2011年よりフリーランス。
様々なコンテンツをハイペースで制作する、若い世代を代表する映像作家。

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