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Photo by Masaaki Harada

水中カメラマン 原田雅章が語る

ソニーRX100V 水中でも一眼カメラに迫る
パフォーマンス

α Universe editorial team

水中カメラマン
原田雅章
月刊『マリンダイビング』の専属カメラマン。日々国内外の水中撮影に赴く傍ら、デジカメに関する記事を担当。水中機材の新製品情報に目がなく、新製品が発売されると、自らロケに持って行っては試写をしている。 各地でフォトセミナーも開催し、水中写真の楽しさを広めている。

一眼カメラレベルの高速AFを水中でも

 RX100VはRX100シリーズの5代目となるコンパクトデジタルカメラ。スタイリッシュで洗練されたデザインは、初代からほぼ変わることなく、完成されたフォルムになっている。
 RX100Vになって大きく変わった点として、さらに進化した高速AF機能が搭載されたことだろう。コンデジのAFはコントラストAFを採用している機種が多い中、RX100Vでは、一眼カメラにも搭載されている、動く被写体に有利な像面位相差AFを搭載。これにより姿勢が不安定で、動きの速い被写体が多い水中でも、ストレスなく正確なピント合わせが可能だ。

Photo by Masaaki Harada
以前なら、クマノミの仲間は動きが速く、コンデジでの撮影は難しいと思っていた。正直、ここまでのシャープなピント合わせがコンデジでできるとは、びっくりだ
f3.2 1/80秒(絞り優先オート) ISO200 + 0.7補正

一眼カメラのようなボケ味を楽しむ

 陸上でも、コンデジやスマホなどで写真を撮ると、背景があまりボケず、ゆるふわ写真が撮れないという悩みはないだろうか。背景をボカす性能として、レンズの明るさとイメージセンサーの大きさが関係してくる。
 RX100Vは、ワイド側でF1.8、テレ側でもF2.8という明るいレンズを採用。この数値が小さいほどレンズが明るく、背景をボカしやすくなる。また、明るいレンズは描写力の高いものが多く、海の生き物のディテールもしっかり表現できる。同時にイメージセンサーも1インチという大型のものを使用。この二つの性能のコンビネーションにより、美しいボケ具合の水中写真が撮れるのだ。

Photo by Masaaki Harada
f4 1/250秒(絞り優先オート) ISO200
ヨスジフエダイの群れを撮影。背景がきれいにボケることで、被写体が背景に溶け込まず、細部までしっかり描写されている

高画質でコンパクト

 ダイビング器材に着替えに……と、泊まりがけでダイビングに行くと、何かと荷物が増えてしまうもの。さらに一眼カメラとなると、持って行くだけで大変だ。昨今は飛行機での重量制限も厳しく、筆者も空港で泣く泣く大きなデジカメ機材一式を送り返した経験がある。
 その点RX100Vであれば、本体はわずか299g。それでいて画質は非常に良好、となれば、荷物の多いダイバーにはぴったりだ。また小さく高画質ということは、波のあるビーチエントリー時や、潮流のある水中でも抵抗を受けにくく、ダイビングスキルが心配な人もストレスを軽減しながらきれいな水中写真が楽しめるだろう。

大型のレンズリングダイヤルで快適操作

 試写時は、絞り優先オートで撮影することが多かったのだが、RX100Vはレンズの付け根の部分にあるコントロールリングで、絞り値の設定ができる。RX100シリーズ用ハウジング、MPK-URX100Aに同梱のレンズリングアダプタをはめれば、もちろん水中でも操作が可能だ。ハウジングのレンズポート部の左にある大型のレンズリングダイヤルを指で回転させて任意の絞り値を設定できる。このとき、液晶画面には扇状に絞り値が表示され、非常に直観的なイメージで操作ができる。ほかの撮影モードのときにもこのコントロールリングはズームやシャッタースピードの設定など、大いに活躍する機能だ。
 また、ついつい疎かになりがちな左手でハウジングをホールドすることで、水中でのカメラの安定性が向上し、手ブレを軽減することができるので、よりシャープなピントで水中写真を楽しめる。シャッターボタンやズームレバーも大きめに作ってあり、グローブをはめた状態でも撮影しやすいだろう。

グローブをはめた状態でも大型のレンズリングダイヤルは、抜群の操作性。右手だけでなく、左手でハウジングをホールドすることで、手ブレの軽減にもつながる

内蔵ストロボだけでも正確な色再現

 本体中央上部にある内蔵フラッシュは、陸上と違い、人工光源によって色を再現する水中での色再現にはなくてはならない必須アイテム。ハウジングに同梱されている拡散板は、大型で内蔵フラッシュの光を的確に被写体に当ててくれる。今回は透明度の高い沖縄の海での試写だからか、ハレーションも気にならず、被写体本来の色を再現できた。

同梱されている大型の拡散板は、画面隅々まで内蔵フラッシュの光を照射できる
Photo by Masaaki Harada
Photo by Masaaki Harada
ワイド端(35ミリ換算で24ミリ相当)。中央の魚を拡大したのが二枚目の画像。やや離れた位置の被写体にもしっかりとフラッシュが届き、色を再現している。f3.2 1/250秒(絞り優先オート) ISO200 + 0.7補正

シリーズ全機種に対応する汎用性の高さ

 カメラとハウジングの関係は、「1機種1ハウジング」という場合が多い。つまり、中身のカメラを買い替えたらハウジングも変えなくてはいけない。しかしMPK-URX100Aは、初代RX100から最新のRX100VまでRX100シリーズ全機種に対応できるようにアダプターが同梱されている。RX100シリーズを買った当時にハウジングがなくて、陸上用と割り切っていたユーザーも、使い慣れた同じカメラで、水中写真を楽しめるのだ。2機種は同じハウジングで使えるという商品はあっても、シリーズ5世代で共通のハウジングが使える機種というのは珍しく、カメラメーカー純正品ならではの汎用性の高さを感じる、ユーザーにやさしいハウジングと言えるだろう。

アクセサリーパーツでシステムアップ

 水中写真を楽しんでいると、次々と撮りたい被写体が増えてくる。ミリ単位の生き物から、十数mもある大きな生き物や広大なサンゴ礁など、どんなに高性能なデジカメであっても、さすがに単体では対応しきれない被写体も出てくる。そんなユーザーのために、MPK-URX100Aには拡張しやすいアダプターが工夫されている。内蔵フラッシュだけでは光量や照射角が足りないときのために外部ストロボと接続できる三脚ネジ穴や、光ファイバーケーブル接続用のアダプターが用意されている。
また、クローズアップレンズやワイドコンバージョンレンズをセットできるようにあらかじめ67mm径のフィルターネジがハウジングの前面にセットされているのもありがたい。水中でレンズ交換のできない一眼カメラと違い、外部から着脱できる交換レンズを利用することで、水中でも被写体に合った機材構成に変更できるのは大きなメリットといえるだろう。
 こうしたアクセサリーパーツをうまく利用しながら、ますます水中写真を楽しんでもらいたい。

転載元 マリンダイビングWeb http://www.marinediving.com/

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