商品情報・ストアデジタル一眼カメラ α α Universe

写真家 大野雅人 氏旅写真家が使う、はじめてのα。出逢う風景、島民のすべてを
αでとらえ、旅をしていく。

α Universe editorial team

自然と人間との普遍的な関係をカメラを通じて表現する大野雅人氏。 今回は屋久島と種子島を旅する中で出逢った風景、島民を撮影した作品と共にαのインプレッションをご紹介いただく。

大野雅人/写真家 1968年愛知県生まれ。1999年に写真家の妻とともに写真事務所を設立しフリーランスとなる。人物、舞台などの撮影や写真講師などを生業とし、国内外で写真作家活動を行っている。近年では、自然と人間との普遍的な関係を表現することを目的とした作品が、フランスのフォトアートフェスティバルなどの場で展示されている。日本写真家協会(JPS)会員
http://masato-photography.com

カメラを変える理由は様々だろうが、いままでの自分の写真を変えたいと思うところが大きいのではないだろうか。普段使いの慣れた手癖の解放から、新しい視点が生まれるかもしれないというのは、作家の道具への共通した思いだ。そして作品との相性が良ければ手放せなくなる。道具は自分の分身だという所以は、一緒に旅をしてこそ解る奥深い連体感から生まれるものだ。 ただ、道具を変えてもカメラはミラーレスにこだわりたい。両目で構図を確認しながら撮影するスタイルは、フィルム時代からデジタルに変わっても一緒だ。大判カメラ、中判カメラで撮影していた頃も両目で撮りたい画を模索し続けた。プリントした写真や写真集を見るときは両目で見るのに、撮影するときだけ片目でというのは作品撮影において違和感を感じるからだ。ミラーレスカメラは液晶に映った画を両目で見ながら撮影することができる、私にとっては理想の撮影スタイルなのだ。また、小型・軽量なミラーレスカメラは、旅写真家のスタイルをスリムにしてくれる。ISO感度を自在に操り、優秀な手振れ補正の恩恵は、旅の一番のお荷物だった三脚をも取り除いてくれることだろう。

そんなミラーレスカメラのなかで、今旅のお供に選んだのは小型・軽量なボディに35mmフルサイズのセンサーを搭載したα7 IIとα7R II。角張ったボディなのにグリップを握ると手に馴染んでくる形状。人差し指に絞りダイヤル、親指に露出補正とシャッタースピードダイヤルを配して準備完了。左手でレンズを支えカメラを構えてみる。チルト可動式の液晶は使い易い。艶消しのボディはその気にさせてくれる質感だ。”撮れそう” な気がする、この前向きな気分は重要だ。 αと行く最初の旅に選んだのは屋久島と種子島。何度も撮影に訪れている場所で、訪れる度に刺激的な趣を見せてくれる。私のαデビューには相応しい旅先だと思った。私の撮影スタイルはジャンルに捉われない。出逢う風景、島民のすべてが被写体だ。どんな旅でも、あらかじめモチーフに対するイメージを持たないように下調べは一切しない。島の人々を撮影することが多いのは、前情報や先入観をまったく持たない対象だからだと思う。島での日常と出会った人たちとの交流から、被写体への私なりの解釈を自然光のもとで画作りしていく。時には演出をもって表現するが、フラッシュやレフ板は使用しない。室内では地灯りを基本として、照明演出をしたいときはロウソクを使ったりもする。

α7 II,Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA,F1.8,1/125秒,ISO-200
α7R II,Planar T* FE 50mm F1.4 ZA,F4,1/60秒,ISO-500
α7R II,FE 28mm F2,F4,1/160秒,ISO-400
α7R II,FE 28mm F2,F2.5,1/60秒,ISO-500
α7R II,Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS,F4.5,1/1250秒,ISO-200
α7R II,Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS,F5,1/1.3秒,ISO-640

αは期待以上だった。私の手となり目となって、記録と芸術の両作品をサポートしてくれた。自宅に戻り撮影したデータを確認する。モニター画面には私の意図した作画が忠実に再現されていた。早々に次の旅準備がしたくなる。カメラバッグに2台のαを収めるだけで ”撮れそう”な気分でいっぱいだ。αは旅写真家にとって理想的な「旅に出たくなるカメラ」ではないだろうか。 さあ、次はどこへ旅しよう。カメラが繋いでくれる出逢いに期待が膨らむ。新しい相棒、αとの旅は始まったばかりだ。

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