また、コスモスの花畑を目線の高さから撮ると、肉眼で見た印象よりもまばらでさびしい印象になってしまうことがあります。こんなときは、カメラを高い位置に構えたり、反対にカメラを低くして真横から撮るなど、こんもりと密集した花を狙える場所を探しましょう。モニターの角度が変わるライブビューを備えた機種なら、身長よりも高い位置や、地面スレスレからなど、新鮮なアングルを楽に狙うことができておすすめです。

群生する花畑をただ切り取るだけでは、平面的で単調な構図となってしまいがちです。岩や木の幹などの脇役を、ほんの少し画面に取り込むことで、空間にテンポが生まれるので、試してみましょう。そのとき、脇役の分量や配置にも気を配ります。

人出の多い公園などでは、人物や人工物の写りこみがあって難しくなりますが、もし、風景を独り占めできる環境があれば、広い範囲、さらに周辺の環境も取り込んで、個性あるコスモス畑を撮影してみましょう。