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鳴海治の今週のわんポイントレッスン 愛犬のステキな写真を撮るためのしつけと心構え
25.基本の指示語「オスワリ」から「ハウス」まで

記録によると、469コの言葉を理解している犬もいます。犬の可能性を少しでも伸ばしていってあげましょう。

(1)「オスワリ」「フセ」
飛びついたり、走り出すのを防ぐ指示語です。オスワリは犬の首をリードで持ち上げながらおしりを押し下げて覚えさせます。

(2)「マテ」
犬が興味あるものに飛びつかないようにするための指示。「オスワリ」や「フセ」ができてから。

(3)「オイデ」
この一言でいつでも必ず飼い主のもとに来るようにします。公共の場で走り出したときなどに有効。「オイデ」は良いことだと印象づけるのがコ ツ。

(4)「ツイテ」「ヒール」
「ツイテ」は飼い主の足元右側に付くこと。「ヒール」は左側。

(5)「ハウス」
特定の場所に入らせ、解除するまで出てこさせない。これができれば忙しい時や来客時にも安心です。

これらの言葉、つまり犬にも人にも通ずる言葉をいっぱいつくれば、犬の暮らしはもっともっと楽しくすてきなものとなるでしょう。

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  • わんポイントレッスンメニュー
  • 21.何で指示語がわからないの?と嘆く前に
  • 22.指示語から解除までが1セット
  • 23.アイコンタクトからはじめよう
  • 24.「イケナイこと」を覚えて、安全を確保
  • 25.基本の指示語「オスワリ」から「ハウス」まで
24.「イケナイこと」を覚えて、安全を確保

犬の安全を守るためにも「肯定」「禁止」「解除」「間違い」の言葉を覚えさせましょう。

(1)肯定
「イイコ」「グッド」など、褒めるときや励ますときに使います。頭や背中をなでながら言いましょう。

(2)禁止
「イケナイ」「ノー」など、犬の行動を制御するときに使います。言うときは低音で。

(3)解除
「ヨシ」「オーケー」など、指示を解除するときに使います。褒め言葉の「ヨシ」は使わないで犬に混乱させないように使い分けたほうがいいで しょう。

(4)間違い
「ダメ」「違う」など。励ましの気持ちを入れてこの言葉を使います。このとき叱る必要はありません。

犬の安全を守るためにも、飼い主がきちんと言葉の使い分けすることが大切です。

 


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23.アイコンタクトからはじめよう

犬と飼い主が、目と目で通じあう仲になれれば、こんな素晴らしいことはありませんが、簡単ではありません。しかし、どんな状況でも名前を呼 べば飼い主に顔を向けるようにすることは必要です。これがすべての始まりです。指示を教えるときでも、まずはアイコンタクトから始まりま す。犬が落ち着いた状態のときだけではなく、遊んでいるときでも名前を呼べば顔を向けるようトレーニングしていきましょう。指示語は犬の名 前になります。

 


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22.指示後から解除までが1セット

犬に指示する場合には一連の流れがあります。まずはこれをしっかりと認識しておきましょう。指示の言葉は1回だけ。何度も繰り返すと、犬は かえって混乱します。そして指示してから4秒以内に行動させましょう。指示に従ったら褒めて、さらに「ヨシ」「OK」といった、指示を解除 する言葉をかけられるまでその行動を維持できるようにします。この一連の流れと「4秒ルール」を忘れずに。

 


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21.何で指示語がわからないの?と嘆く前に

犬が指示語に従わないときは、まず原因を考えましょう。

(1)指示語以前に飼い主との間に信頼関係ができていない
「この人のいうことは聞かなくても良い」と思っている犬に、何を言っても無駄です。

(2)指示語を的確に教えていない
ちゃんと教えたつもりが、犬は混乱している可能性があります。「ウチの犬は単に頭が悪いからできない」とあきらめたり、無理強いしたりするのではなく、まずは、原因をしっかりと見極めることが大切です。

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PROFILE 鳴海治(なるみ おさむ)・・・家庭犬トレーニングインストラクター、犬の学園パッピーナようちえん園長。社団法人ジャパンケンネルクラブ公認訓練教士、社団法人日本警察犬協会公認訓練士。静岡県出身。日本警察犬協会・JKC公認訓練所で学び、「株式会社ジョーカー」を経て1997年家庭犬トレーニングインストラクターとして独立。テレビ出演、雑誌への寄稿など多数。

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