NEX-5N カメラマンインタビュー プロが語る、“5”の進化

自然の造形を描写するには、高画素のほうがいい。

Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA(マウントアダプターLA-EA2使用)・8.0秒・F13・-1.0EV・ISO200・WB 太陽光

NEX-5Nの中身は、有効画素数約1610万画素のAPS-Cサイズの撮像素子なので十分すぎるほどの解像力、描写力を持っています。さらに画素数がアップしたというのは、私のような自然の風景を撮るカメラマンにはとてもいいですね。森のなかの葉っぱであったり、枝の細かい線であったり、緻密なものを再現するためには、やっぱり高画素であるほうが細部まで描写できますからね。

自然の風景には、完全な白はない。

E 18-55mm F3.5-5.6 OSS・1/400秒・F10・+1.0EV・ISO200・WB 太陽光・クリエイティブスタイル 風景

それから、NEX-5Nのすごいところは、ハイライト部と暗部の再現力ですね。自然の風景には完全な白というのはないんですよ。白の中にも微妙な階調があって、それを再現してくれるかどうかが、我々プロがカメラを選ぶときの決め手。この微妙なトーンを再現できているというのは、ほんとうに素晴らしいですね。とくに風景の場合は光をコントロールできず、そのときの光によって、どう撮影を進めるか、どうフレーミングを決めていくかを考えるので、再現できる範囲が広ければ広いほど撮影には有利ですね。

オートフォーカスが体感的にも速くなった。

70-300mm F4.5-5.6 G SSM(マウントアダプターLA-EA2使用)・1/250秒・F5.6・+1.0EV・ISO200・WB 太陽光・クリエイティブスタイル ビビッド
70-300mm F4.5-5.6 G SSM(マウントアダプターLA-EA2使用)・1/250秒・F7.1・-0.3EV・ISO400・WB 太陽光・クリエイティブスタイル 風景

NEX-5でも速かったと思うのですが、NEX-5NはAFがさらに速くなって心地いいですね。タイムラグも短くなり、ストレスなく撮影に臨めています。それから、蓮のこういった繊細な花びらのこの一部分だけに焦点を合わせたいときに、タッチパネルでピッと押すだけで素早くピント合わせができる。タッチパネルでAFの測距点を素早く選べるというのは、今回のNEX-5Nの大きな魅力ですね。フォーカスも正確で、この昆虫の羽や足先の細い部分とか、かなり拡大しても解像していますね。画面の中央部だけでなくて、四隅でもピントを合わせられるので、実用性はかなり高いです。

快適なのは、タッチだけでなく両方できること。

もしタッチパネルだけだったら抵抗がありますが、右手でダイヤル操作ができて、左手ではタッチパネル操作もできる。この両手でカメラを操作できるというのがとても快適。ここにピントを合わせたいというときに、瞬間的にAFをタッチで合わせられて、再生時には一瞬で画像を拡大できたり、他の写真を見たいときにもさっと指でなぞるだけでスクロールできる。誤操作もなく瞬間的に反応してくれるのはスゴいですね。