関東/甲信越/東北 萩原史郎

梅雨が過ぎ去るのを待っていたのは、なにも人だけではないのかもしれない。 夏を目の前にして野山は静かに色めきたつ。その微かな変化がもたらす美しさをとらえようと、フォトグラファー 萩原史郎氏は、関東から甲信越、東北にかけて旅に出た。夏の色とちがって繊細で、しかし瑞々しい風景がそこにはあった。