商品情報・ストア 月刊大人のソニー '15 Vol.8

ソニー流ミニマリストライフで、2つのコトを1つにする。 ソニー流ミニマリストライフで、2つのコトを1つにする。

最近、ミニマリストという生き方が注目を集めています。ミニマリストとは、たくさんのモノに囲まれない、シンプルな暮らしをする人のこと。

こちらの写真を見てください。

佐々木典士さん

どちらも、『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』の著者でミニマリストの佐々木典士(ささきふみお)さんのご自宅です。ミニマリストな暮らしを始めてから、お部屋はすっきり。

ミニマリストな暮らしが、思考、想像力を豊かにしてゆく。

佐々木さんにお話を伺ってみると、モノを減らすことで思考がクリアになったり、想像力が高まったりとさまざまいいことがあるようです。

「部屋がすっきりしていると、頭のなかもすっきりしていきます。考え事をするときに、ごちゃごちゃしたものが目に入ってくるとそちらに気を取られてしまうことがありますが、部屋がきれいならばそんなことはありません」。

少ないもので最大限に楽しむ。ソニーの商品でつくるシンプルな暮らし

では、ものを減らしていくというミニマリストな生活に、ソニーがなにをできるのか。佐々木さんによると、実はものを減らすことがゴールというわけではないそう。

「大切な価値あるものを選び取っていくのがミニマリスト。自分にとって質のいいモノだけを残すことが大事です」。

そこで今回は、2つの機能を1つにまとめた、ソニーならではの商品でつくるシンプルな暮らしをご紹介します。

照明+スピーカーで、日常へ溶け込む音楽。

佐々木さん(上を見上げる)

ふと見上げただけではただの電球にしかみえないこのライト。実はスピーカーの機能がついていて、手持ちのBluetooth搭載音楽再生機器の楽曲を再生が可能です。

天井から音楽が降り注ぐ。そんな新しい体験をさせてくれます。いままではスピーカーを持ち込みにくかった場所、キッチンやトイレといった空間にも音楽のある生活が生まれるのです。

スピーカー機能付きのLEDライト

佐々木さんが注目したのは「コードいらず」というところ。

「音を出すための電源も、ソケットから直接とることができるんですね。配線を気にしたり、ホコリがたまるのを気にする必要がない。そんな"小さな気になること"をためなければ、もっと大切なことを考えるために頭を使えますよね。スピーカーを置くのも、裏にホコリがたまったりと、体積が部屋を占めるだけではなくて、掃除の手間が増える。その点、このLED電球スピーカーは体積も手間もなくしてくれますね」。

「音楽が聴けなかったところで聴ける」+「手間を少なくして大切なことを考える時間をつくる」。この電球は、そんな生活をさせてくれます。

タブレット+PCスタイル。やりたいことはぜんぶここで。

タブレットで読書やネットサーフィンだけでなく、キーボードをつければパソコンのような働き。

リラックスしたいときも。ちょっと文章を書きたいときも。読書やネットサーフィンにちょうどいいタブレットも、キーボードをつければまるでパソコンかのような働きをしてくれます。

「キーボードをつければ、そのままパソコンのように使えますね。しかも、軽い。ミニマリストのメリットのひとつに、行動力が上がるというものがあります。ふだん持ち歩く荷物も減るので、いつもより行動範囲が広がるんです。こんなに軽いタブレットなら、どこにでも持っていける。キーボードをつければ原稿執筆にも使えるので、別でパソコンを持ち歩く必要はないですね」。

「いままでの行動範囲を広げる」+「じっくり好奇心を刺激することに没頭できる」。新しい出会いや機会が、いままでの生活に増えそうです。

テレビ+窓。いつもの部屋で明日へのモチベーションをチャージする

リビングに陣取っていたテレビとテレビ台を、壁掛けのX9000Cに変える

いままでリビングに陣取っていたテレビとテレビ台を、壁掛けのこのテレビに変えると、部屋はどう変わるでしょう。

今回使用したのはX9000C。見なれた部屋でも、このテレビがあれば開放感をたっぷり味わえます。最薄部約4.9mmというこの4Kテレビは、壁掛けするとまるで窓のようになります。映し出す写真や動画を自然の風景にすれば、街中に住んでいても森にいるような気分に。高層ビルから撮った写真を映し出せば、高層階からの眺めを楽しむことができます。

最薄部が4.9mmの薄型テレビ

佐々木さんには、編集部が用意した写真をテレビに映して見てもらいました。

「これはびっくりですね。本当の窓みたいです。ミニマリスト的には、"モノより体験を"ということをよく言います。モノにあふれたなかで生活するのではなく、もっと外に出て、実体験をしろと。しかし、このテレビで見る写真や動画は実体験ですね......画面から、臨場感を感じます。葉っぱや光の感じが、限りなく実体験と重なる。この場所に行ったことがあるのですが、そのときの感覚をそのままに思い出しました」。

オンラインで映像ストリーミング配信サービスを提供しているNetflixに接続すれば、あのスローテレビも見ることができます。スローテレビとは、日常の風景を長時間放送する番組のこと。Netflixでは現在、暖炉で薪が燃える様子を撮影した番組を配信中。これをテレビで見れば、まるで暖炉が自宅に現れたような気分になります。

※Netflixは加入が必要な有料サービスです

「リビングにいながらにしで数多くの場所を体験できる」+「気持ちのリフレッシュ」ができる。もはや、TVというジャンルにあるのは勿体ないですね。この"映像の窓"を1枚部屋に飾るだけで元気に過ごせそうです。

ミニマリストな生活で、想像力豊かな日々を。

ソニー流のミニマリストな生活を体験した感想を、佐々木さんに伺ってみました。自分にとって大切なものを選びとっていくことが、本質だそうですが......。

「モノがないことで豊かになっていくこと、それがミニマリストの生活です。なので今回のように、少ない質のいいモノを取り入れてミニマリストルームをつくるというのは、ひとつのアプローチだと思います」。

想像力を豊かにするということは、自分の人生が豊かになるということ。佐々木さんは部屋のなかのモノを少なくすることで、自分の人生にとって大切なモノがなんであるのかということに気がついたそうです。

ソニー流のシンプルな生活で、想像力豊かな日々を送ってみませんか。

企画協力:佐々木典士

1979年生まれ。香川県出身。学研『BOMB』編集部、INFASパブリケーションズ『STUDIO VOICE』編集部を経て、現在はワニブックス所属。すべてを保存し、何も捨てられない元マキシマリスト。著書に『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 ―断捨離からミニマリストへ―』。

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