家庭用デジタルビデオとして普及するDVフォーマットに対応。DVCAM/DVフォーマットいずれも記録・再生が可能です。また、DVフォーマットでは最長4.5時間の記録ができます。
DSR-45は幅21.2cm、高さ9.8cm(2U)のコンパクトな設計で、ベータカムVTRやDVCAMスタジオVTRの1/2サイズ。一般的なVTR機器等のラックに効率良くマウントでき、またデスクトップでの使用時にも場所をとりません。質量においても軽量化を計りました。
外部モニターを接続することなく記録/再生映像をモニターできます。映像のほかVTRステイタスやメニュー、タイムコード、オーディオレベルなどの情報を表示でき、確認、設定、切り替え、調整時の操作をサポート。フロントパネルのスイッチによりオン/オフ、表示情報の切り替えも可能です。
i.LINK(DV)端子を装備する機器とケーブル1本で映像・音声・コントロール信号を伝送できます。DVCAM機器間で画像・音声の劣化のないダビングが行えます。
デュアルサイズカセットメカニズムを搭載。コンパクトサイズながらDVCAM/DVスタンダードカセットおよび、ミニカセットの使用が可能です。スタンダードカセットでは、DVCAMモードで最長184分、DV(SP)モードで270分の記録・再生が行えます。
タイムコードジェネレーターを内蔵。ドロップフレーム/ノンドロップフレームモード、REC RUN / FREE RUN、REGEN / PRESETのタイムコード発生が可能です。またユーザービットとして任意の情報(16進数8桁)をタイムコードトラックに記録することができます。
記録中に、編集時の頭出しに便利なインデックス信号の打ち込みが可能です。カセットメモリー付きのテープを使用している場合には、同時にカセットメモリーにもインデックス情報が書き込まれます。
DSR-45は、アナログコンポーネント入出力端子を装備。ベータカムVTRなどとのシステム性をさらに向上し、素材の活用用途を大きく広げます。
アナログ入出力とデジタル入出力間で、相互の信号変換が可能です。アナログ・コンポーネント/S-Video(Y/C)/コンポジット信号とデジタル(i.LINK(DV))信号の相互変換、またこれにより素材のデジタル化、アナログ化が容易に行えます。
編集機やリモートコントロールユニットDSRM-20(別売)を使用することにより、ジョグモードによるサーチの際、音声をモニターすることが可能。また、約+14倍速から−14倍速の範囲内でカラー再生を行いながらのピクチャーサーチもできます。
さまざまな入力レベルに対応するAUDIO INPUT LEVELスイッチ(固定ゲイン:−10/− 2/+4dB)およびAUDIO REC LEVELつまみ(可変)を装備。ダビングやアフレコ時に入力信号レベルの調整が可能(*)です。
オーディオ出力に高信頼XLRコネクターを4系統装備。入力は4ch独立レベルコントロールが可能で、オーディオ機器などと直接接続して録音する際や、DVCAM32kHzモードで記録されたテープに音声をダビングする際に音量をコントロールすることができます。またオーディオレベルは、フロントパネルの『FINE』ボタンにより、−12/−18/−20dB(*)を中心とした狭い範囲を詳細に表示することが可能で、記録レベルの高精度なコントロールに便利です。
再生時の一時停止画像を、静止画として出力可能。画像タイプはメニュー設定によりフレームまたはフィールドから選択でき、ビデオプリンターに出力することで、絵コンテ作成等にご利用いただけます。
タイムコードの入力および出力端子(BNC)を装備。外部タイムコードに同期した運転が可能です。またアナログ出力時のタイムコード出力に対応します。
フレームメモリー機能により、スロー再生が可能、編集点の選択をサポートします。また、+1/3および−1/3倍速ではノイズレス再生ができます。
デジタルTBCを内蔵し、アナログ信号でもジッター(画像の揺らぎ)のないビデオ出力が得られます。また、ビデオ出力レベル、クロマ信号出力レベル、セットアップレベルの設定が可能です。
ビデオ機器のコントロールインターフェースとして普及するRS-422A(ソニー9ピン)を装備。ソニースタジオVTRやエディティングコントローラーからのコントロールに対応します。編集用プレーヤー(*)としてご使用いただけます。
PCとのRS-232C接続により、VTRの基本動作や自動運転などのPCコントロール(*)が可能です。プログラムの組み方をお知らせするインターフェース解説書を付属しています。
消費電力約22W(再生時)を達成。システムへの負担を軽減するとともに、環境に配慮した設計です。
ワイヤレスリモコンの標準装備により頻度の高い操作をはじめ、INDEX打ち込みや変速再生、ピクチャーサーチなどが手元で行えます。