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HDCAM-SR

F35
デジタルシネマカメラ

F35

商品の特長

デジタルシネマカメラについて詳しくはこちらをご覧ください。→HDCAM-SRホームページへ

撮像素子にスーパー35ミリフィルムに相当する単板CCD(RGB:1,920×1,080ドット)を搭載。フィルムカメラと同様の被写界深度(ボケ味)を実現しました。

映画用フィルムカメラと同じPLレンズマウントに対応。多彩なシネマ用レンズによる豊かな映像表現が可能になります。

・新規開発の全長を抑えたコンパクトな本機の上部や後部に、映画フィルムを収容するマガジンのようにHDCAM-SRレコーダーSRW-1(別売)をドッキングする構造を採用。小型化と機動性を実現しました。
・車内などでの狭い環境においては、本機とHDCAM-SRプロセッサーユニットSRPC-1(別売)、SRW-1をケーブルで接続して撮影するなど、現場の要求に応じた多様な運用が可能です。
・撮影現場での頻繁なレンズ交換に対する耐久性の向上およびバックフォーカスのドリフトを低減する強固で熱膨張率の低い新設計を施したレンズマウントや、堅牢で安定性に優れたシャーシ構造を採用。また操作性の向上のため、手元で操作可能なアシスタントパネルを搭載し、シンプルな各種インジケーターやボタンレイアウトのデザインを採用しています。

ドイツARRI(Arnold & Richter)社のフィルムカメラ用アクセサリーと高い互換性を確保しており、ブリッジプレートやフォローフォーカスユニット、マットボックスなどの多様なアクセサリーを利用いただけます。

ビジュアルエフェクトやデジタルインターメディエイトに適したHD RGB 4:4:4記録に対応することにより、優れた映像クオリティーとポストプロダクションでの作業効率を大幅に向上できます。

SRW-1およびピクチャーキャッシュボードHKSR-102(別売)、RGB 60PプロセッサーボードHKSR-103(別売)と組み合わせることにより、1080/50pでの撮影収録が可能です。
・YPbPr 4:2:2記録時:1-50fps(HKSR-102装着時)
・RGB 4:4:4記録時:1-50fps(HKSR-102およびHKSR-103装着時)

ARRI LDS(Lens Data System)とCooke/iレンズに対応することで、レンズデータインターフェースを確立しました。これによりレンズファイルの自動選択や、レンズ型番・アイリス・フォーカスなどのレンズデータをメタデータとしてHDCAM-SRテープもしくはメモリースティックに記録できます。レンズのシリアルナンバーを元にレンズファイルを自動選択することも可能です。12ピンレンズコネクターはレンズサーボコントロールやRecトリガー用ユーティリティー電源を確保することができます。

  • ※ レンズインターフェースについては、2009年7月以降に販売した製品(国内)に実装されている機能です。それ以前にご購入いただいた製品につきましては、別途有償改造により対応可能です。
    詳細は営業担当者にお問い合わせ下さい。

“SR Motion”は、ポータブルレコーダーSRW-1(別売)の撮像/記録コマ数を可変速させることで、スロー・クイックモーション、コマ撮り、残像効果などの映像表現をフルHDの解像度で実現する機能です。これにより、映画の24p素材を撮影する場合、最大約2.1倍速のハイスピード撮影(24/50=1/2.2のスローモーション効果)が可能です。CMや番組などの30p素材の撮影では、最大約1.7倍速のハイスピード撮影(30/50 =1/1.7のスローモーション効果)が可能です。
“SR Motion”で撮影された映像は、いったんHKSR-102にメモリーし、有効フレームレートのみをテープに記録するため、撮影現場で簡単なシステム設定変更を行うだけで、その場ですぐにレビュー再生が可能です。制作者の意図をより迅速に反映する効率的な制作ワークフローを提供します。

・S-LOGガンマ
S-LOGガンマは、ネガフィルムの感光特性に迫る広いラチチュードと、CCDの持つ黒付近の色再現性の高さを生かし、白飛びや黒つぶれの影響を最小化した階調表現力を実現します。これによりポストプロダクション作業におけるカラーコレクションの自由度が広がります。

・ハイパーガンマ
ハイパーガンマは、一般的なモニターディスプレイの再現特性であるITU-R709の特性をベースとしつつ、Knee(ニー)機能を使用せず滑らかに高輝度部分を圧縮することで、広いダイナミックレンジを実現します。また、一般的なモニターディスプレイによる撮影現場でのモニタリングも可能です。
ポストプロダクション作業時のホワイトレベルが100%でクリップされる場合と、109%まで扱える場合の2通りに対応した設定に加え、低照度環境下において効果的なノイズの少ない高感度特性の2通りの設定など、合計4通りの設定(ハイパーガンマ1-4)をプリセットしています。また、ソフトウェアバージョンV1.4以降では、新たにF35、F23の最大ダイナミックレンジ800%をフルに活かすことのできる4種類のカーブが追加されました。ハイパーガンマ1−4のそれぞれのミッドトーンまでの階調はそのままに800%までのダイナミックレンジを確保し、高輝度の階調性を表現することができます。撮影状況に応じて選択することで、簡単なセッティングのみでフィルムライクの自然な階調表現が可能になります。

・ユーザーガンマ(CvpFileEditor対応)
HDW-F900R/F900で活用されているユーザーガンマ設定用アプリケーションソフトウェア「CvpFileEditor」を使って、ユーザーの意図に即したガンマカーブを独自に設定することができます。

  • ※CvpFileEditor Ver3.0以降で対応しています。

・S-Gamutモード(ワイドモード)
広色域撮像を実現するモードです。新開発プリズムと最適化信号処理により、従来のHDカメラでは難しかった微妙な色の違いをデジタルでキャプチャーすることが可能になりました。ポストプロダクション作業と組み合わせて加工すれば、色表現の自由度が大幅に広がります。

・F900モード
HDW-F900に代表される従来のカメラに近い色再現を実現するモードです。S-Gamutモードと比較して、撮影可能な色域の範囲は狭まるものの、独自のCMS(Color Management System)技術を使用することで、従来機種と色を合わせつつも、色再現力を向上させています。

F35で光ケーブル接続による収録を可能にする光ケーブルアダプターCA-F101(別売)をオプションに追加。F35と、SRW-1 / SRPC-1(*)との間を最大1kmまで光ファイバーケーブルで延長することが可能になります。

  • *SRPC-1に光ファイバー接続ユニットHKSR-101を装着する必要があります。

※本機で使用可能な“メモリースティック”
本機では、“メモリースティックPRO”および“メモリースティックPRO デュオ”がご使用いただけます。“メモリースティックPRO デュオ”もアダプターなしで装着可能です。
本機は、8GB までの“メモリースティックPRO”メディアで動作確認を行っています。
動作確認済みの“メモリースティック”:MSH-128、MSX-512S、MSX-M2GS、MSX-M4GS、MDX-M8GS
※F35+SRW-1ドッキング構成の場合、AC-DN10、AC-DN2B、BKP-L551、BP-GL95は使用できません。

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