COMPUTER DISPLAY [コンピューターディスプレイ]
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FDトリニトロンの自然な平面 ハイコントラスト 高精細AGピッチ 電子銃 回路

ソニーのコンピューターがめざすもの、コンピューターディスプレイ=平面=FD Trinitron
スポット補正レンズシステム(MALS)
GDM-FW900/GDM-F520/CPD-G520/CPD-G420/CPD-G220/CPD-E230/PED-W17M対応

ブラウン管は、電子銃から放出される電子ビームが蛍光面に照射され、画像を映し出す仕組みです。しかし、ブラウン管の管面は周辺部にいくほど電子銃から遠くなり、また、電子ビームに対する角度も一様でありません。この問題をクリアするため、FDトリニトロン管用に、電子ビームを補正しやすいトライフォーカスガンを新開発。この電子銃には、蛍光面へのビーム照射角の違いから生じる画面周辺部のビームスポットの歪みを改善するため、DQL(ダイナミック四重極レンズ)を二重構成にしたスポット補正レンズシステム;MALS(Multi Astigmatism Lens System;マルス)を搭載しています。単一のDQLを二重にすることで、画面周辺部のビームスポットの形状を楕円からより正円に近づけることが可能になりました。また、蛍光面へのビーム到達距離の違いから生じる画面周辺部でのフォーカスの劣化に対しては、ダイナミックフォーカス回路で対応。周辺部で拡大するスポットサイズを、自動的に絞り込みます。これらにより、色にじみや画像の輪郭のボケ・歪みを抑え、画面周辺部でも良好なシャープネスを再現します。


拡張大口径レンズ(EFEAL)
GDM-FW900/GDM-F520/CPD-G520/CPD-G420/PED-W17M対応

MALSにより正円状に改善されたビームスポットは、次にEFEAL(Extended Field Elliptical Aperture Lens;イーフィール)により、フォーカス精度をよりいっそう高めます。これは、1ガン電子銃の特色であるラージレンズ(ビームを効率よく収束でき、高輝度を維持する)をトライフォーカスガンに応用したもので、スポット補正レンズシステム(MALS)によって正円状に改善されたビームスポットをさらに絞り込むというものです。画面周辺部でのフォーカス精度を著しく改善するだけでなく、センター部分でも大きな効果を発揮するので、画面全体にわたり、精細でクリアな映像表示を実現。ディテール部分での画像再現にこだわる高度なコンピューターワークに実力を発揮します。


小孔径電極+高電流密度カード(L-SAGIC)
GDM-FW900/GDM-F520/CPD-G520/CPD-G420/PED-W17M対応

FDトリニトロン管には、大画面での高解像度表示をよりクリアに再現できるよう、L-SAGICを搭載。電子ビームの制御電極である電子銃の第1グリッド(G1)の孔径を構造的に狭め、蛍光面に結ぶビームスポットを一段と絞り込みました。併せて、スポットを絞り込んでも明るさを確保できる高電流密度カソードを採用し、優れたフォーカス性能を得ています。
小孔径電極+高電流密度カード(L-SAGIC)


電子銃システムによるビームスポットの形状変化イメージ
電子銃システムによるビームスポットの形状変化イメージ
ビームスポットの形状は、おのおのの改善効果を模式的に表示したもので、矢印の順番にそって変化するものではありません

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