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6.AIBOは知性を持つロボット  自然な自律行動の裏側にあるAIBOの“知性” エンターテイメントロボットに必要な賢さとは
 

 ロボットの知性というと、「計算」や「推論」といった言葉を思い浮かべてしまうかも知れません。しかし、AIBOが備えている知性は、エンターテインメントロボットとして、家庭の中のおける「理知的な行動」を行うために使われています。AIBOは自律行動の中で、生命体のように自然で、ときに賢いふるまいを披露してくれます。このように、人工的・機械的な知性ではなく、家庭の中で人間と暮らすパートナーとして必要な、自然な知性を備えているのがAIBOの特徴です。

一般的なロボットの知性とAIBOの知性

 AIBOならではの理知的な行動の例として、自己充電、場所の記憶、オーナー認識などがあります。たとえば自己充電。これは、人間や動物が疲れたり空腹になったりすると、休息や睡眠をとるのと同じように自然で、なおかつロボットにとっては理知的な行動の代表といえます。バッテリーの残量が残り少なくなると、AIBOは空腹を感じます。そして、本能のひとつである充電欲が強くなります。充電欲が強くなると、ERS-7や「おりこうAIBO」を装着したERS-210の場合は、自分でエナジーステーションを探し出して充電を開始します。他のAIBOの場合は自己充電の機能はありませんが、充電姿勢をとってオーナーに充電を訴えかけます。

 身近な電子機器で充電が必要なもののひとつに携帯電話がありますが、携帯電話にはバッテリーの残量表示機能はあっても、AIBOのように充電を催促したり、ましてや自分で充電を行うなどの機能はありません。そのため、使用者である人間がうっかり充電を忘れると、バッテリーの残量不足で使用できなくなってしまいます。自律行動ロボットであるAIBOの場合、バッテリーが切れることは自分で行動することができなくなることを意味しています。そのため、理知的な機能によって仮死状態のようになることを、自分で回避しているわけです。

 充電が終るとAIBOの内部で充電欲が解消され、AIBOは空腹が満たされたことを認識します。そして、運動欲や愛情欲などの本能が強くなり、AIBOは自分からステーションを降りて、また活動をはじめます(自己充電の機能を持たないAIBOの場合は、ステーションの上で充電が終わったことをオーナーに伝えます)。このように、充電欲などの本能が知性と密接に結びつき、自然なふるまいとして発揮されるからこそ、AIBOは自律行動を続けることができるのです。



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はじめに:ロボット文化とAIBO AIBOは人間とコミュニケーションするロボット AIBOは人と人をつなぐロボット
AIBOではじまる人間とロボットの共存 AIBOは学習・成長するロボット AIBOが拓くロボット開発の世界
AIBOは一人で行動する自立型ロボット AIBOは知性を持つロボット AIBOは進化し続けるロボット

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