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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ [小物編]プロカメラマンによる撮影テクニック
プロカメラマンによる撮影テクニック 小物編
楽しい小物撮影
焦点距離: 70mm / F値: 2.8 / シャッター速度: 1/125秒
大切なのは被写体の魅力を引き出すこと。マクロレンズがなくても、一般的な標準ズームレンズでこのような写真を撮ることができます。
焦点距離: 70mm / F値: 2.8 / シャッター速度: 1/125秒
これだけの基本で小物を魅力的に撮れる

小物をキレイに撮りたい!とは思っていても、難しそうなのでやったことがない、またはやってみてもうまく撮れたことがない、という方に、まず頭に入れていただきたいのは、次のようなことです。

  1. 標準ズームレンズでも小物は撮れる
  2. 内蔵フラッシュはOFFにする。室内の灯で充分
  3. 置き方と背景に気を配る
  4. ホワイトバランスを調整する

小物の撮影は、特に難しいことはありません、このような事を知っておくだけで、気軽に、キレイな仕上がりを楽しむことができるのです。それでは、このポイントについて、順番にすこし詳しくご紹介してみましょう。

標準ズームレンズを使う

とても小さいもの、例えばイヤリングや指輪などの小さなアクセサリーを撮影するのであれば、被写体にグッと迫って撮影できる、マクロレンズがあると便利です。しかし、標準ズームレンズでも、十分に小物撮影を楽しむことができます。まずは、手持ちのレンズを使って、気軽に小物撮影をはじめてみましょう。

焦点距離: 200mm / F値: 6.3 / シャッター速度:1/30秒
ZOOM 〈標準ズームレンズ〉小さめのぬいぐるみのような大きさのものなら、標準ズームレンズでも充分に撮影が可能です。
焦点距離: 100mm / F値: 5.6 / シャッター速度:1/4秒
ZOOM 〈マクロレンズ〉イヤリングのような小さなアクセサリーのディテールを細かく見せたい場合は、被写体にグッと迫って撮影できるマクロレンズが必要になります。
焦点距離: 200mm / F値: 6.3 / シャッター速度:1/30秒
ZOOM 〈標準ズームレンズ〉 小物の下に布をあしらい、背景として生かします。布の質感も生かした、あたたかみのある写真になりました。
焦点距離: 100mm / F値: 5.6 / シャッター速度:1/60秒
ZOOM 〈標準ズームレンズ〉小さな小物をいくつか組みあわせて、さまざまな表現ができるのも、標準ズームレンズならではの楽しみかたです。
撮影ONE POINT!・・・レンズには「最短撮影距離」があります。被写体からイメージセンサーまでの距離です。
室内の明かりを生かして撮る
小物の撮影は、たいてい屋内での撮影となります。戸外より暗いので内蔵フラッシュを使いたくなりますが、内蔵フラッシュはOFFにするのが基本です。フラッシュを使うと、光が正面から当たるので立体感がなくなり、被写体と背景が近いので背景に強い影ができてしまうなど、困った点がいろいろ出てきます。光源は、室内の照明や、窓から差しこむ太陽光を使ってみましょう。写真スタジオのような照明機器がなくても、室内灯や太陽光を生かした、雰囲気のある写真を撮ることができます。  
焦点距離: 100mm / F値: 5.6 / シャッター速度:1/2秒
ZOOM 〈蛍光灯〉蛍光灯の下では緑がかった写真になりがちですが、ホワイトバランスをうまく調整すれば、自然な色あいで撮ることができます。
焦点距離: 100mm / F値: 5.6 / シャッター速度:1/80秒
ZOOM 〈白熱灯〉白熱灯の、あたたかみのある色あいを生かしてみました。
焦点距離: 28mm / F値: 2.8 / シャッター速度:1/45秒
ZOOM これも白熱灯の色合い生かして撮影したものです。
焦点距離: 105mm / F値: 5.6 / シャッター速度:1/125秒
ZOOM この自動車模型は、窓辺の太陽光のみで撮影したもの。
不自然な光の当たりかたがなく、自然に立体感が出ます。

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1.楽しい小物撮影 2.魅力的に撮るセッティング
3.絞りと露出補正 4.ホワイトバランスとクリエイティブスタイル
5.ライティング
小物撮影のおすすめレンズ&アクセサリー  
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