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事例紹介

有限会社クラウドランド様

平井 堅デビュー10周年コンサートのシークレットライブやドキュメント収録にHDVカムコーダー HVR-Z1Jがフル稼働。


有限会社クラウドランド
代表取締役
藤本 健 様

平井 堅デビュー10周年記念の全国ツアー「KEN HIRAI 10th ANNIVERSARY TOUR」のオープニング・アクトとして東京・原宿のライブハウス「ルイード」でシークレットライブが行われました。このライブは4台のHDVカムコーダーHVR-Z1Jで収録され、Webでライブ映像がストリーミングされるとともに、DVDとして商品化されることになっています。また、ツアーのドキュメント撮影にもHVR-Z1Jが活躍しました。プロデュースを担当した藤本 健さんに、ライブやドキュメント収録にHVR-Z1Jを採用した理由や成果を伺いました。

機材に制限のある場所でのライブ収録をより高品質に行うためHVR-Z1Jを使ったHDV編集を採用。

今回のシークレットライブは、平井 堅の10周年記念コンサートのオープニング・アクトとして企画されました。彼が本格デビューしたステージでもある東京・原宿のライブハウス「ルイード」で、ファンクラブの方などを集めて、1時間ほどのシークレットライブが開かれました。このライブを収録することになった理由は、大きく二つあります。一つは、ライブ映像をWebでストリーミング配信する目的、もう一つは、ツアーのファイナルを飾った埼玉スーパーアリーナのライブを収録したDVD「Ken Hirai Films Vol.8」(2005年12月発売)の初回限定版に付ける特典DVDに、このシークレットライブを収録することになっていたからです。

当初は、埼玉スーパーアリーナでの収録で使われることになったCineAlta(HDW-F900)を使用することを検討しましたが、ライブハウスの立地条件から中継車を入れるスペースがなく、また狭い会場内にストリーミング用のスイッチャーなども持ち込む必要があり、コンパクトなカメラシステムでないと収録が難しいと判断しました。そこで、以前に他のアーティストのライブのドキュメント収録などに使った経験があるHVR-Z1Jを採用しHDV収録することにしました。

ライブ当日は、ステージ前にハンディで2台、正面と客席に固定で各1台というオーソドックスな配置で計4台のHVR-Z1Jを使用。それぞれHDV収録しながら、ダウンコンバートされたSD信号をスイッチャーに入力してプログラムアウトをWebでストリーミング配信しました。収録したHDV素材は、一度 HDCAMテープにダビングしてからDVD用の編集に使用しています。

HVR-Z1Jは、その後、平井 堅の故郷である三重県・伊賀を皮切りにスタートしたツアーでも、舞台裏やコンサートの様子などのドキュメント撮影用に使われています。こちらの素材は、HDV対応のノンリニアソフトウェアで編集され、メイキング映像として本編DVDや特典DVDの中に使われています。

キメの細かい、おなかつ臨場感と迫力に富んだHVR-Z1Jの映像に、これからの魅力的な制作ツールとしての可能性を実感。

前述しましたように、HVR-Z1Jは以前にもORANGE RANGEや椎名へきる、ソールド・アウトといったアーティストのライブビデオ制作の時にドキュメント撮影用に使っています。ただ、この時はいずれも DVCAM記録であり、HDV収録したのは今回が初めてになります。非常にキメの細かい映像で、臨場感や迫力がある、HDならではの映像が撮れたと思っています。このコンパクトなカメラでここまでの映像が得られるのは、今後のHDコンテンツ制作の幅を拡げてくれるだけでなく、用途・目的に応じたツールの選択肢が増えたという意味でも非常に価値があることだと思います。

DVDやWebでのストリーミングという用途を考えますと、技術的にはHDVはオーバークオリティといえなくもありません。しかし、元の映像が良ければ良いほど、ダウンコンバートされたDVDやストリーミングの映像のクオリティも向上するということは間違いない事実です。それは今回の事例でも立証されたと感じています。また、今後のコンテンツのマルチユースを考えた場合でも、収録素材は可能な限り高画質であること、つまりHDであることが望まれるようになってくると考えられます。

余談ですが、DVD「Ken Hirai Films Vol.8」のメイン収録が行われた埼玉スーパーアリーナでは、15台のCineAlta(HDW-F900)を使ってHDCAM 24Pで収録が行われました。これも、ハイビジョン放送やHD記録できる次世代メディアでの活用などを想定したものともいえます。実際、収録した映像の一部はすでにBSデジタルでハイビジョン放送もされています。平井 堅をはじめとしたトップアーティストのライブ収録では、コンテンツとしての付加価値を高めるという意味でも、今後ますますHD制作するケースが増えていくと考えられます。その際、CineAltaが持ち込めない場所や舞台裏でのドキュメント撮影用などにHVR-Z1Jが威力を発揮するのではないかと思います。

シネフレームやカラーコレクションなどの機能を駆使して、より魅力的なプロモーションビデオの制作にも活用していきたい。

今回のライブ収録にHVR-Z1Jを使ってみて、ほかのコンテンツ制作でも非常に魅力のあるツールになり得ると実感しました。たとえば、プロモーションビデオの制作にも適しているのではないかと思います。HDならではの臨場感に富んだ高画質映像であることに加え、フィルム撮影のような雰囲気が出せるシネフレーム、あるいはユニークな存在といえるカラーコレクション機能も便利に使えそうです。アーティストは一般的にどんな映像になるのか気にする方が多いのですが、HVR-Z1Jなら撮影したその場で、仕上がりに極めて近い映像を確認することができます。この点も、プロモーションビデオの制作では、非常に便利な点です。

また、HD制作の幅を拡げてくれる可能性にも期待できます。高品質で、より魅力的なプロモーションビデオを作るためにHD制作したいというニーズは非常に高まっていますが、予算的な関係からDVCAM収録にならざるを得ないというケースも少なくありません。そのような場合でも、HVR-Z1Jをうまく使えば、HD制作を行うことが可能になると思います。

音楽関係のプロデューサーやディレクターの間でも、HDVカムコーダー・HVR-Z1Jの認知度は高く、実際の業務の観点で興味を示している人も少なくありません。編集システムなど周辺機器も揃いつつありますので、今後のHDコンテンツ制作の新しい、そして可能性の大きな選択肢として活用されることが増えていくのではないかと思っています。

藤本 健さんのプロフィール
ふじもと・けん●有限会社クラウドランド代表取締役。プロデューサー。平井 堅のほか、ORANGE RANGE、石井 竜也、B'z、玉置 浩二など、数多くのトップアーティストのライブ収録やプロモーションビデオのプロデュースで活躍中。

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