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事例紹介

有限会社タナカビデオプロダクツ様

HDV1080iの高解像度を活かした、新しいブライダルビデオビジネス

広島県内を中心に企業・団体向けビデオ制作のほか、ブライダルビデオ制作も行っている有限会社タナカビデオプロダクツ様では、HVR-Z1Jで撮影した HDV1080iの高解像度の映像から静止画データを取り出して銀塩処理を行った「フォトアルバムサービス」を開始し、顧客から高い評価を得ています。
代表取締役の田中真様に、HVR-Z1Jの使用感やフォトアルバムサービスに関してお話を伺いました。

ブライダルビデオでは新郎新婦のお気持ちを大切にした新たなサービスを提供したいと考えていました。

─ 現在の業務についてお聞かせください。


有限会社タナカビデオプロダクツ
代表取締役 田中 真 様

経済状況の厳しい折ですが、おかげさまで近郊の企業・団体の皆様からご愛顧いただいております。本当にありがたいことです。もう30年以上も前の話になりますが、もとはといえば私共の会社は、先代の社長でもある私の父の趣味であった8ミリフィルムの撮影をきっかけに始まった会社です。当時は8ミリフィルム全盛の時代でしたが、たまたま他の方より父の撮影が上手かったようで、最初は私など子ども達の成長記録だったのですが、しだいに友人の発表会や知人の結婚式の記録撮影を頼まれるようになったそうです。ちょうどその頃(1975年)にソニーからベータマックスが発売され、それを機に各種のイベントや婚礼の撮影を請け負う、個人のお客様を対象としたビデオコンテンツ制作を行う会社を立ち上げたというのが当社の創業の経緯です。その後、1993年に、広島県内でも有数の高級リゾートホテルとして、開業した会場を機に、婚礼の記録といったパーソナルビデオコンテンツの制作が増えたため、今は亡き父と共に私もこの事業に携わることとなりました。
それから約10年たった現在、お蔭様で業務の約7割が台本を必要とする企業・団体向けのビデオ制作となりました。重要な工事の記録や販促ビデオといったものが中心です。ベータカム撮影がメインですが、編集はコンポーネント信号処理の可能なノンリニア編集システムで行っています。

ブライダルビデオの制作もこの10年で大きくかわりました。メニューの付いたDVDでの納品があたりまえとなりました。こちらは企業・団体向けのコンテンツとは違って、ただ高画質で記録するだけではだめで、エンドユーザーである新郎新婦のお気持ちを大切にした新たなサービスを提供していかなくてはならないと常々考えていました。そんなところにHVR-Z1Jが登場したのです。実際に見て、「これは、使えるな」とすぐに感じました。

ブライダルビデオの新しいビジネススタイルが、HVR-Z1Jで実現できると確信しました。

─ HVR-Z1Jの導入のきっかけを教えてください。

商品発表直後のInterBEE(国際放送機器展)で初めて触れました。HVR-Z1Jの第一印象は、知人の言葉を借りますが「一眼レフの高級感を持ったカムコーダー」でしたね。もちろん操作性や業務用機としての機能にはとても満足できました。実は会場ではノンリニア編集ソフトウェアメーカーのブースにも立ち寄り、HDV1080i素材から取り出した静止画データをいただきました。かつてSDのビデオから取り出した静止画データをプリントアウトしてお客様に提供するサービスを検討したことがあったのですが、さすがにスチル写真とは勝負できないクオリティで断念したことがあります。ですが、HVR-Z1Jの HD映像のクオリティを見て、これなら静止画プリントとして充分に使えるのではないかと直感しました。静止画データを持ち帰り、すぐに街のDPE店でさまざまに加工した静止画データを何十枚も銀塩処理でプリントしてもらいました。そして、いろいろと検証した結果、これならサービスとして使える確証を持ちました。お客様である新郎新婦からすれば、ハイビジョン撮影さえ頼めば、DVDでもフォトアルバムでもオーダーできるということです。つまり、ブライダルビデオの新しいビジネススタイルが、HVR-Z1Jで撮影したHDV1080i映像から取り出した静止画を活用することで実現できると確信しました。

HD映像から静止画を取り出すと、とても自然な表情を得ることができます。

─ フォトアルバム制作のワークフローについてお話ししていただけますか。


静止画データを銀塩処理プリントし製本

まず撮影したHDV1080i素材データを、HDVの編集に対応したノンリニア編集システムに取り込みます。そして実際の編集に入る前のプレビューの段階で、新郎新婦のセレモニーでのベストショットや自然な笑顔などの印象的な瞬間を静止画として、次々とキャプチャーしていきます。この静止画データを使ってフォトアルバムの制作工程に入るのですが、最終的に使用するのはこの静止画データをフォトレタッチソフトを使って、銀塩処理に最適なデータに加工したものを使います。これまでにさまざまな方法を試して、HVR-Z1Jのクオリティを最大限に活かすノウハウを蓄積するのに膨大な手間と時間を費やしましたが、かつてフィルムメーカーのラボ(現像所)に勤めていたこともあり、その時の経験が大いに役に立ちました。この最終データを使ってプリントし製本したものを、お客様にお届けしています。
写真撮影と違い、ハイビジョン映像から静止画を取り出す場合は、撮られる方が撮られることを意識していないため、とても自然な表情を得ることができます。フォトアルバムは新郎新婦のほか、それぞれのご親族にもご購入していただくことが大変多く、皆様から「自分にこんないい笑顔があったのか」、「娘にこんな嬉しい表情があったのか」と、写真撮影によるものとは違うアルバムにこれまで良い評価をいただいております。私自身、ここまでお客様に喜んでいただけるサービスになるとは思ってもいませんでした。

動画コンテンツの方もDVDで納品することが多いのですが、HDV対応のノンリニア編集システムで完成までHDで作業を行い、最後にDVDへのエンコードとオーサリングを行いますので、通常のDVでのワークフローと比較しても高画質のDVDが制作できているのではないでしょうか。少なくとも私共の社内の検証では、測定器には現れにくい領域ですが、精細感があるように感じています。


写真撮影とは違う
アルバムの仕上がりが好評


撮られることを意識しないので
自然な表情が得られる

HVR-Z1Jの映像からは、会場にある嬉しさや楽しさといった雰囲気までもが伝わってくる気がします。

─ 企業ビデオやブライダルビデオ制作では、HVR-Z1Jのどのような特長が活用できているのでしょうか。


花の質感や会場の雰囲気が伝わってくる

まずバッテリーの持ちがよく、長時間の撮影ができる点が非常に助かっています。また、色の再現性が良い点も高く評価しているところです。私の場合は紫色の再現性を評価ポイントとしているのですが、HVR-Z1Jは濃淡も含めて見た目に近い色で記録ができていると思います。
また、DVCAMフォーマットでの記録機能もSDとHDが両方必要な今の状況では、ビジネスフィールドを広げる意味で大変重宝しています。オートフォーカスの追従性、AFアシスト、ピーキング表示や拡大フォーカスなどのフォーカスをサポートする機能が充実しているのも助かります。
ブライダルビデオの場合では、HVR-Z1Jのクオリティのおかげで、装飾用の花やドレスの色、ウェディングドレスのレース模様などの質感に加え、そこにある会場の空気感というか、嬉しさや楽しさといった雰囲気までもが伝わってくる気がします。また、最近ではハウスウェディングなど狭いスペースでの撮影が増えていますので、小型のHVR-Z1Jは会場の雰囲気を壊すことなく、とても有効だと思っています。

サードパーティ製の周辺機器も充実しているのも魅力。HVR-A1Jも導入したい。

─ 今後のHDV機器の活用についてお聞かせ下さい。


HVR-Z1Jの画質なら静止画データとしても有効に活用できます

HVR-Z1Jは、便利な周辺機器がサードパーティからも数多く出ているのも魅力です。その中でもHDV1080i記録が可能な外部ハードディスクレコーダーに注目しています。バックアップ収録がブライダル撮影では必須ですし、何よりも大容量のハードディスクドライブに5時間程度のハイビジョン映像が HDVデータのままファイルとして記録され、ノンリニア編集機でデジタイズなしに即時編集できるということが魅力です。つまり婚礼の場合、会場に高い処理能力を持つノート型パソコンを持ち込み、終了後にハイライトシーンの静止画を作成してCD-Rなどに焼いて、すぐにご本人にお渡しするといったサービスも考えられるわけです。HDV規格のメリットであるDVテープ記録という利便性に加え、ハードディスクによる長時間記録、記録のバックアップ、そしてファイルオペレーションが同時に、しかもHDで実現するので、ぜひ使ってみたいと思っています。
また、発売になったHDVカムコーダーのHVR-A1Jは、静止画記録の機能が非常に充実しているので、表現力の幅が広がります。ぜひ、近いうちにHVR-A1Jも導入したいですね。
最後に、映画好きだった父が生きていたらHVR-Z1JやHVR-A1Jでどんなものを撮影しただろうかとふと考えることがあります。 恐らく、孫の成長記録だったかもしれませんね。

─ ありがとうございました。

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