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新開発ハードウェアで、MPEG HDフォーマットにネイティブ対応
新規に独自開発したハードウェアコーデックチップ採用の「MPEG HD/SD入出力ボード」を搭載しました。従来のソフトウェアでのエンコード/デコードに加え、ハードウェアでコーデック処理することにより、レスポンスを最大限にまで高めつつ、精度の高いフレーム編集が可能となりました。快適なMPEG HDフォーマット編集を実現します。
処理速度の向上により、次世代ワークフローへの対応も可能
これからの映像編集の現場では、ファイル出力は重要な納品形態であるとソニーは考えます。これまでは、VTRへ出力する際、リアルタイムエフェクトを30フレーム/秒でSDI出力することは可能でした。しかし、ファイル転送の場合は、それ以上のパフォーマンスが必要となります。また、XPRI NSは汎用ワークステーションを採用しているため、CPUおよびGPUのパフォーマンスが向上した際には、さらなる処理速度の向上が見込めます。
これからのネットワーク制作環境に欠かせない、MPEG HDフォーマット
目的に応じてさまざまなカメラやフォーマットで撮影された素材を、効率よく配信/納品/保存するには、従来の映像/音声信号のほかに、ネットワークでファイルを転送/共有し、作業効率を上げる必要があります。そのため、現在汎用的に使用されているネットワークインフラでも効率よく転送でき、かつ将来的にシステム拡張も可能なフォーマットとして、「MPEG HD」を採用しました。
XPRI NSで採用しているMPEG HDフォーマットは、XDCAM HDにも採用されているMPEG-2 MP@HLコーデックです。最高画質で35Mbps、従来のHDクオリティーファイルに比べ、時間尺に対するファイル容量を軽減できます。ネットワークでの転送や保存を快適に行うためには、ファイル容量の軽減は特に重要な要素となります。
【MPEG-2 Long GOP/Short GOP】
MPEG-2圧縮には、複数のフレームにまたがって圧縮するLong GOPと呼ばれる方式と、1フレームごとに圧縮するShort GOP/イントラフレームと呼ばれる方式があります。
MPEG-2Long GOPは、高い圧縮率を実現するために、1枚のフレーム内で圧縮が完結しているイントラフレーム(Iフレーム)をもとに、前後の映像(Pフレーム、Bフレーム)を、Iフレームや別のPフレームとの差分データからの計算により再現することで、動画として再生させています。Iフレームから次のIフレームまでにあるフレームを1組と考え、これをGOP(Group of Pictures)と呼びます。
PフレームやBフレームは、データ量がIフレームに比べて小さいため、GOPを長くすれば(Long GOP)映像の圧縮率を高くすることができ、デジタル放送の送出やDVDビデオなどでの利用に適しています。一般的には15フレームを1グループとした圧縮を15GOP(Long GOP)と呼んでいます。
一方、Short GOP/イントラフレーム方式では、Iフレームのみを用いた圧縮を採用し、フレーム精度での編集コントロールを実現していますが、映像の圧縮率は低くなります。

