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お知らせ

業務用液晶ディスプレイ2機種に
DICOM(GSDF)ガンマ設定機能搭載決定


10月15日発売の業務用液晶ディスプレイ『FWD-S42H1』『FWD-S47H1』*1の二機種に、医用DICOM画像を表示可能なDICOM (GSDF)ガンマ設定機能を搭載することが決定しましたのでお知らせ申し上げます。

この機能は医療用途におけるデジタル画像と通信(DICOM)規格のグレースケール標準関数(GSDF)に基づいたガンマ設定を可能とするものです。シャーカステンと類似の用途として、700cd/m2(標準値)と業界最高水準の輝度性能の特長を生かし、X線、CT、MRIなどの医療用画像参照用ディスプレイ*2として利用できます。


ここ数年の医療現場でのPACS*3の普及に伴い、医用モダリティー*4から出力されるDICOM画像を術場での利用や患者の方へのインフォームドコンセント、あるいはナースステーションやカンファレンスの場などで利用する機会が増えてきております。しかし、診断用DICOM画像モニターはより正確で安定した性能を要求されることから一般的に高価な製品が多く、その導入には多額のコストが必要となります。また、その画面サイズも20型前後と小型であるため、コミュニケーションのための参照用ディスプレイとしては必ずしも適しているとはいえませんでした。そのため、手軽に見ることのできる映像表示装置への需要にお応えする形でこの度発売する新製品二機種にこのDICOMガンマ設定機能*5を搭載することにいたしました。

この機能の搭載により、上記二機種の業務用ディスプレイを病院のカンファレンスルームや手術室などで参照用にご活用いただけます。

今後、医学関連展示会、協力関係にある各モダリティー製造社の展示会などでのご紹介活動を実施していく予定です。

本件に関するお客様からのお問い合わせ
ソニーマーケティング(株) ソニー業務用商品相談窓口
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携帯電話・PHS・一部のIP電話からは 0466-31-2588
受付時間 9:00〜18:00(土・日・祝日、および年末年始は除く)
*1 『FWD-S42H1』:オープン価格。 市場想定価格32万円前後(税抜価格)。
『FWD-S47H1』:オープン価格。 市場想定価格40万円前後(税抜価格)。
商品の詳細情報は、ソニー製品情報「パブリックディスプレイサイト」をご覧ください。
*2 医療診断用には一般的に高精細で経年変化に応じて輝度などを自動補正できる機能を持つなどの専用の診断用モニターが必要とされますが、本製品にはこれらの機能は搭載しておりません。今回の機能は簡易的にDICOM映像情報を大画面で共有できる「参照用」としての表示装置として搭載しております。
・医療用安全規格は取得しておりません。
・JESRA X-0093には対応していません。
*3 Picture Archiving and Communication System の略でX線、MRI、CTなどの装置から出力される医療用画像データをネットワークでやりとりするシステムのこと。必要なデータがすぐに取り出せるメリット、ネットワーク速度の高速化、共通規格であるDICOMの普及などによって近年医療現場での普及が急速に進んでいます。これに伴い、デジタル画像表示装置の需要も急速に拡大しています。
*4 医療分野におけるCTやMRIなどの医療機器の単位。
*5 DICOMガンマ設定機能はDVI入力にのみ設定可能です。
ソニー製品情報
パブリックディスプレイサイト
https://sony.jp/public-display/