HIROSHIMA SOCCER MUSEUM

Location:広島県広島市

Year:2024

Outline 施設 / イベント概要

2024年2月に開業したJリーグ・サンフレッチェ広島の新たなホームスタジアム『エディオンピースウイング広島』内に開設された『HIROSHIMA SOCCER MUSEUM』(所在地:広島市中区)において、現在まで脈々と紡がれてきたサッカー王国・広島の歴史の物語を伝えるウェルカムムービーの制作と、それを大画面で映し出すプロジェクターの納入を担当しました。

Key Point キーポイント

サッカーの試合があるときはもちろん、ないときでも多くのお客さまに足を運んでいただき楽しんでもらいたい、という取り組みの一つとして開設された『HIROSHIMA SOCCER MUSEUM』。充実した展示や体験型コンテンツなど、サッカーファンだけでなく、誰もが年間を通して楽しめるミュージアムとなっています。その入り口付近にて来場者を出迎えるウェルカムムービーを制作するにあたり、サンフレッチェ広島のご担当者様と、映像のコンセプトや表現したい内容についての入念なヒアリングを行いました。そのなかで提示されたのが、「平和」「スポーツ」「希望」といった数々のキーワード。このミュージアムを通して広島サッカーの歴史と誇りを次世代へ継承し、国内外に平和のメッセージを発信したいという熱い思いに応えるべく、まずは広島とサッカーが歩んできた歴史、被爆の凄惨さや戦後の復興について、膨大な書籍や資料をもとに徹底的にリサーチして理解するところから始めました。

その後、提案と打ち合わせを重ねて完成したのが、『RE LIFE 〜サッカーと復興の物語〜』。日本に伝わったサッカーが、戦後の広島の希望となり復興を支え、現在のサッカー王国・広島へと成長するまでのストーリーを約5分間の映像で表現しました。この映像では、あえて字幕やナレーションがほとんどない構成を採用しています。広島に暮らす人々が困難を乗り越えて力強く復興し、サッカーとともに勇気と希望を持って挑戦していく物語を、映像と音楽のみで体感いただけるものとなっています。

Product / Solution 製品 / ソリューション

ウェルカムムービーを投影する設備として、高輝度9,000ルーメンの設置型データプロジェクター『VPL-FHZ91L』を天井に設置。当初は1基の予定で進行していましたが、このミュージアムでは2基設置したほうが、来ていただいたお客さまにより大迫力の映像を楽しんでいただけると考えました。この提案を採用いただいたことで、見る人が映像の世界にさらに入り込める、没入感のある空間を実現することができました。

データプロジェクター『VPL-FHZ91L』

Customer's Voice お客様の声

  • 株式会社サンフレッチェ広島
    事業本部
    スタジアムビジネス部 部長
    森重 圭史 様

    まだ映像ができ上がる前、絵コンテを見た段階でその素晴らしさに思わず感動したことを覚えています。広島とサッカーの歴史について、時間をかけて調べ上げてくれたということが伝わってくる内容でした。ご来場いただいたお客さまも皆さん足を止めて映像をご覧になられていますし、大変ご好評いただいています。製品や技術はもちろん、映像制作のクオリティーにおいても、やはりソニーにお願いしてよかったなと感じています。

写真左:森重 圭史 様、写真右:ソニーマーケティング株式会社 佐藤 哲也