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会話形式で学ぶ!サイバーショット豆知識

このページでは、「〜したいけど、どうしたらいいの?」「これって何?」「〜ができなくなってしまった」
そんなデジタルスチルカメラ サイバーショットに関する素朴な質問に対する答えを、会話形式でご紹介します。

スーパースローモーション撮影をしてみたい

スローモーションの動画を撮影できるみたいなのですが、どうやったらいいですか?

スローモーションサンプル 

はい、スーパースローモーションの動画撮影は、以下の機種に対応しています。

  • DSC-RX0
  • DSC-RX100M4, DSC-RX100M5, DSC-RX100M5A, DSC-RX100M6, DSC-RX100M7
  • DSC-RX10M2, DSC-RX10M3, DSC-RX10M4

モードダイヤルを「HFR(ハイフレームレート)」に設定することでかんたんに撮影できます。

  • * 記録される動画はXAVC S HDフォーマットになります。
  • * 音声は記録できません。
  • * 設定によっては撮影画角が狭くなります。

そうなんですね!具体的にどう設定したらいいか教えてもらえますか?

では、DSC-RX100M4を例に設定方法を説明します。

  1. カメラの電源を入れて、ダイアルを「HFR」に合せてください。
    ダイアルをHFRに合わせる
  2. メニュー画面から「撮影設定」→「ハイフレームレート設定」を選択してください。
    ハイフレームレート設定を選択
  3. 「ハイフレームレート設定」の項目をそれぞれ設定します。
    ハイフレームレート設定の設定内容

    記録設定
    記録フォーマットを、24p/30p/60pから選択します。

    フレームレート
    撮影フレームレートを、240fps/480fps/960fpsから選択します。

    * ご注意

    • この設定で1コマあたりのシャッタースピードの下限が決まります。たとえば960fpsの場合は、1秒間あたり960コマ撮影するため、1コマのシャッタースピードは1/1000秒よりも高速になるため、撮影時には充分な明るさを確保する必要があります。
    • ISO感度を「Auto」で撮影した場合に充分な明るさがないと、自動的にISO6400など高感度になることがあり、その分映像にノイズが増えてしまいます。
    • 撮影フレームレートを高くすると、イメージセンサーからの読み出し有効画素数が少なくなり、その分映像が粗くなります。

    優先設定

    「撮影時間優先」または「画質優先」を選択します。

    DSC-RX100M4/DSC-RX10M2/DSC-RX10M3は「撮影時間優先」にすると最長で約4秒になり、「画質優先」にすると約2秒になります。

    DSC-RX10M4/DSC-RX100M5/DSC-RX100M5A/DSC-RX100M6/DSC-RX100M7は「撮影時間優先」にすると最長で約7秒になり、「画質優先」にすると約4秒になります。

    それぞれの時間に達すると、自動的に録画が終了します。
    お使いの機種の記録設定、フレームレート、優先設定の組み合わせで、スロー動画の再生速度が変わります。以下の表を参考にしてください。

    【DSC-RX0/DSC-RX100M4/DSC-RX10M2/DSC-RX10M3】
    撮影
    フレームレート
    優先設定
    (イメージセンサーからの読み出し有効画素数)
    記録フォーマット
    24p
    (1920x1080)
    30p
    (1920x1080)
    60p
    (1920x1080)
    240fps 画質優先
    (1824x1026)
    *DSC-RX0のみ1676x942
    10倍スロー 8倍スロー 4倍スロー
    撮影時間優先
    (1676x566)
    480fps 画質優先
    (1676x566)
    20倍スロー 16倍スロー 8倍スロー
    撮影時間優先
    (1136x384)
    960fps 画質優先
    (1136x384)
    40倍スロー 32倍スロー 16倍スロー
    撮影時間優先
    (800x270)
    【DSC-RX10M4/DSC-RX100M5/DSC-RX100M5A/DSC-RX100M6/DSC-RX100M7】
    撮影
    フレームレート
    優先設定
    (イメージセンサーからの読み出し有効画素数)
    記録フォーマット
    24p
    (1920x1080)
    30p
    (1920x1080)
    60p
    (1920x1080)
    240fps 画質優先
    (1824x1026)
    10倍スロー 8倍スロー 4倍スロー
    撮影時間優先
    (1824x616)
    480fps 画質優先
    (1824x616)
    20倍スロー 16倍スロー 8倍スロー
    撮影時間優先
    (1292x436)
    960fps 画質優先
    (1244x420)
    40倍スロー 32倍スロー 16倍スロー
    撮影時間優先
    (912x308)

    設定がすべて終わりましたら、MOVIE(●)ボタンを押し、コントロールホイールの中央ボタン[●]を押してみましょう!

この設定の組み合わせで何倍スローになるか決まるんですね、画面に「撮影スタンバイ」と表示されました!

撮影スタンバイ

「撮影スタンバイ」と表示されたら、被写体にカメラを向けピントなどを合わせます。動く被写体を撮影する場合は、事前にマニュアルフォーカスでピントを合わせておきます(置きピンと呼びます)。
ピントが合ったら、コントロールホイールの中央ボタン[●]を押してください。

コントロールホイールの真ん中の●ボタンを押す

「MOVIE」ボタンを押すと、いよいよ撮影開始です。撮影が終了すると自動的に動画が記録されます。

  • * 「MOVIE」ボタンを押すと、ピントや露出、ホワイトバランス、ズームなどが固定されるため、設定を変更したい場合は、再度中央ボタン[●]を押して「撮影スタンバイ」と表示されている状態に戻してください。
MOVIEボタンを押すと撮影がはじまります

撮影できましたが、撮影時間優先にしても4秒って短くないですか?どうすれば再生できますか?

いいえ、撮影時間は4秒でも、再生すると時間が変わります。それでは、[  ](再生)ボタンを押して、コントロールホイールの中央ボタン[●]を押してみましょう!

スーパースローモーションで撮影した動画の再生

撮影した動画の再生時間は、機種により異なります。再生時間の目安は以下の表を参考にしてください。

【DSC-RX0/DSC-RX100M4/DSC-RX10M2/DSC-RX10M3】
撮影
フレームレート
優先設定
(撮影時間)
記録フォーマット
(再生時間)
24p 30p 60p
240fps 画質優先
(約2秒)
10倍スロー
(約20秒)
8倍スロー
(約16秒)
4倍スロー
(約8秒)
撮影時間優先
(約4秒)
10倍スロー
(約40秒)
8倍スロー
(約32秒)
4倍スロー
(約16秒)
480fps 画質優先
(約2秒)
20倍スロー
(約40秒)
16倍スロー
(約32秒)
8倍スロー
(約16秒)
撮影時間優先
(約4秒)
20倍スロー
(約80秒)
16倍スロー
(約64秒)
8倍スロー
(約32秒)
960fps 画質優先
(約2秒)
40倍スロー
(約80秒)
32倍スロー
(約64秒)
16倍スロー
(約32秒)
撮影時間優先
(約4秒)
40倍スロー
(約160秒)
32倍スロー
(約128秒)
16倍スロー
(約64秒)
【DSC-RX10M4/DSC-RX100M5/DSC-RX100M5A/DSC-RX100M6/DSC-RX100M7】
撮影
フレームレート
優先設定
(撮影時間)
記録フォーマット
(再生時間)
24p 30p 60p
240fps 画質優先
(約4秒)
10倍スロー
(約45秒)
8倍スロー
(約36秒)
4倍スロー
(約18秒)
撮影時間優先
(約7秒)
10倍スロー
(約74秒)
8倍スロー
(約59秒)
4倍スロー
(約29秒)
480fps 画質優先
(約3秒)
20倍スロー
(約74秒)
16倍スロー
(約59秒)
8倍スロー
(約29秒)
撮影時間優先
(約7秒)
20倍スロー
(約144秒)
16倍スロー
(約114秒)
8倍スロー
(約57秒)
960fps 画質優先
(約3秒)
40倍スロー
(約157秒)
32倍スロー
(約125秒)
16倍スロー
(約63秒)
撮影時間優先
(約6秒)
40倍スロー
(約278秒)
32倍スロー
(約223秒)
16倍スロー
(約111秒)

本当だ、撮影時間は4秒でも、再生すると時間が変わるんですね!
他の設定も色々ためしてみたいと思います。ありがとうございました!

本ページの内容は動画で紹介しています。ぜひご覧ください。

ソニー サイバーショット スーパースローモーションを撮影する方法 

ワンポイントアドバイス
ワンポイントアドバイス

録画タイミングについて

録画タイミングについては、「MOVIE」ボタンを押してから記録を開始する「スタートトリガー」に加え、「MOVIE」ボタンを押した瞬間から時間をさかのぼり一定の時間を記録することができる「エンドトリガー」も選択できます。「エンドトリガー」なら、予測のできない一瞬の動きなど、撮影チャンスを逃しません。
また、DSC-RX10M4から「エンドトリガー」の半分の時間で記録する「エンドトリガー ハーフ」が選択できます。

録画タイミング

画面が暗くなってしまう?

スローモーション動画は撮影環境によっては露出が足りずに画面が暗くなってしまい、以下の図のようにシャッター速度や絞りの表示が点滅することがあります。その場合は、ISO感度を「AUTO」から手動で調整するか、絞りをなるべく開いて適正な明るさになるようにしてください。

録画タイミング
  • 被写体が暗く写ってしまう場合は、シャッター速度や絞りの表示が点滅します。(右図)

スローモーション動画をきれいに撮影するコツは?

  • 充分な明るさを確保する
    シャッター速度や絞りの表示が点滅しない場合でも、充分な明るさがある場所の方がよりきれいに撮影できます。
  • フレームレートを下げてみる
    フレームレートを960fpsに設定している場合は、480fps、240fpsに下げてどうか確認します。
  • 優先設定を「画質優先」にする
    「撮影時間優先」に設定している場合は、「画質優先」に変更してどうか確認します。
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