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デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむデジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ

  • 「13」パーティーシーンをきれいに撮る

    室内でのパーティーや飲み会といったうす暗い環境での写真は、光が少ないため思い通りに撮ることが難しいシーンです。ここでは、そのようなシーンでも失敗なく見たままの雰囲気で撮れるようなテクニックを紹介します。

    動画で説明を見る

  • 拡大

雰囲気をそのまま写す

光の少ない室内での撮影では、手ブレを防ぐためカメラに内蔵されているフラッシュを発光させるのが一般的とされています。しかし、フラッシュ光を人物に直接当てると、下の写真のように顔に光が反射したり、周辺が暗くなったりと、不自然な仕上がりになりがちです。

  • 拡大フラッシュ発光

  • 拡大フラッシュ非発光

そこで、まずは内蔵フラッシュを使わない撮影にチャレンジしてみましょう。初めはシーンセレクションの(*)『人物ブレ軽減』モードを試してみましょう。『人物ブレ軽減』モードでは、一回のシャッターで6枚の写真を連写し、それらを重ね合わせることでノイズの低減を行います。『おまかせオート』での撮影に比べてノイズが少なくなる分、高感度での撮影が可能になり、シャッター速度が速めに設定されます。さらに、動いている人物と背景を判別してそれぞれで重ね合わせ処理を行うため、手ブレと被写体ブレの両方を抑えた撮影が可能です。

(*)お使いのカメラによってはシーンセレクション以外の場所に用意されています。

  • 拡大一枚撮り(被写体ブレ)

  • 拡大人物ブレ軽減モード

しかし、『人物ブレ軽減モード』はオート撮影モードの一つなので、次に説明する色味や明るさの設定はできません。それらを変更するホワイトバランス露出補正やといった機能を使うには、Aモードで撮影しましょう。Aモードで撮影する際は、絞りをなるべく開いて撮影しましょう。それでもブレが発生する場合は、ISO感度を手動で高く設定しながら撮影してみてください。

以上の説明はフラッシュを使わない撮影方法です。もしこれらの方法でもブレが発生してしまうようなシーンの場合は、フラッシュをお使いください。その際はPモードに設定をすると、次に説明する色味や明るさの変更が可能になります。

色味を調整しよう

色味もその場の雰囲気を残すためには重要です。色味はホワイトバランスから調整します。

  • 拡大肉眼より青っぽく写ってしまいました

  • 拡大ホワイトバランスをアンバー寄りに微調整

まずはオートホワイトバランス[AWB]で撮影してみましょう。AWBでは、カメラがシーンを判別して色味を自動で調整してくれますが、AWBで判断した色味が肉眼で感じたものと合わない場合があります。そのような場合は、ホワイトバランスの微調整を活用しましょう。温かい色味の照明下で撮る場合は、その温かな雰囲気を残すため、アンバー(A)寄りに調整してみると良いかもしれません。

フォーカスが合わない場合は?

カメラにはピントを被写体に自動的に合わせるオートフォーカス(AF)機能が備わっていますが、AFが苦手とする、光量が十分ではないような暗いシーンでは、思った位置にピントが合わない事があります。そのような時には次のどちらかを試してみてください。

AFロック

AFは、明るい物やコントラストの高い物の方が合いやすくなっています。そのため、人物などの撮りたい被写体にフォーカスが合わない場合には、料理やスポットライトの下など、もう少し明るい物がないか探してみましょう。この時、撮りたい被写体と同じ距離の物を探すのがポイントです。明るい場所を見つけたら、そこにカメラを向けてAFを合わせ、AFの状態を維持したままもう一度カメラを撮りたい被写体に向けてフレーミングし直し、シャッターボタンを押しこんでシャッターを切ります。初期設定ではシャッターボタンを半押しするとAFが動作しますので、明るい部分に向けてシャッターボタンを半押しし、ピントが合ったら半押しのままフレーミングをし直しましょう。

マニュアルフォーカス(MF)

手動で撮りたい被写体にピントを合わせる『マニュアルフォーカス(MF)』も一つの方法です。[MF]に設定をすれば、レンズ側のフォーカスリングを回すことで手動でのピント調整ができます。しかし、[MF]はカメラでの設定方法やピントの合わせ方など、ある程度の慣れが必要です。もし[MF]での撮影にチャレンジする場合は、事前に[MF]での撮影方法をチェックしておきましょう。また、[AF]から[MF]への変更方法はお使いの機種によって異なります。詳しくは取扱説明書またはハンドブックをご覧ください。

外付けフラッシュを使う

ここまでフラッシュを使わない撮影テクニックを紹介しましたが、別売りの外付けフラッシュのバウンス撮影を使うと、雰囲気をそのままに、より綺麗に撮影をすることができます。

フラッシュの詳しい使いかたは以下のページをご覧ください。

  • 拡大フラッシュ光を直接当てた場合

  • 拡大外付けフラッシュによるバウンス撮影の場合

バウンス撮影とは、壁や天井などにフラッシュ光を反射させて間接的に被写体に光を当てる撮影方法です。光がやわらかく拡散することで、被写体に直接光を当てる内蔵フラッシュでの撮影に比べて不自然な影や顔のテカリを減らすことができ、自然な印象に仕上がります。

(*)使用できる外付けフラッシュは機種により異なります。ご購入の際は、フラッシュの対応機種をよく確認してからお買い求めください。

パーティーシーンの撮影におすすめのレンズ

室内での撮影には明るい単焦点レンズがおすすめです。料理やスイーツなどを背景を大きくぼかしておいしそうに撮影したり、集合写真もきれいに撮れます。また、いろんなシーンを逃さず撮るにはズームレンズが一本あれば重宝します。用途に応じてお選びください。

ツァイスレンズならではの高コントラストと高解像を実現した、開放F値1.4の大口径単焦点レンズです。開放F値1.4と非常に明るいレンズのため、スナップや風景撮影だけでなく、薄暗い室内や夜景、さらに浅い被写界深度と11枚羽根の円形絞りが作り出す美しく豊かなぼけ味を生かしたポートレート撮影など、多彩なシーンでワンランク上の作品作りを楽しめます。

使用頻度が高い広角24mmから中望遠105mmまでをカバーし、レンズ1本でスナップから人物、風景、ウェディングなど多彩な撮影シーンに対応する標準ズームレンズです。ズーム全域で画面周辺までシャープな描写を追求しながら、Gレンズならではの美しいぼけ味が楽しめます。

広角領域の24mmから望遠105mm相当(35mm判換算)までをカバーするEマウント専用の標準ズームレンズです。高い描写性能を維持したまま、コンパクト化を実現。約308gと軽量で持ち歩きやすく、風景やスナップ、ポートレートなどの幅広いシーンで活躍します。ズーム全域で開放F値4を使うことができるため、暗い室内でもISO感度を必要以上に上げることなく速いシャッタースピードでの撮影が可能です。料理のアップから集合写真まで、一本のレンズでさまざまなシーンが撮影できます。

風景、ポートレート、ネイチャーなど多彩なシーンで活躍するAPS-Cフォーマット対応の高倍率ズームレンズです。光学式手ブレ補正機能を内蔵し、手持ち撮影もサポートします。日常のスナップ撮影はもちろん、荷物を最小限に抑えたい旅行などにもおすすめです。

以下はAマウントレンズです。Eマウントのボディで使うにはマウントアダプターが必要です。
AマウントとEマウントについて

広角レンズでありながら、大口径F1.4の明るさを生かし、被写界深度を浅くした背景のぼけ味の演出や、手持ち撮影に効果を発揮。風景からポートレートまで、ひと味違う広角描写が味わえる1本です。

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デジタル一眼カメラ α™(アルファ)で写真撮影を楽しむ

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