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  • 「18」春の桜を美しく残す

    春の代名詞である桜。ここでは桜を印象的に撮影するテクニックを紹介します。桜の撮影ではAモードに設定しましょう。風景として全体を写す時は絞りを絞って全体にピントを合わせ、花や枝をクローズアップして写す場合は絞りをなるべく開いて撮るのが基本です。

    動画で説明を見る

  • 拡大焦点距離: 30mm/ F値: 8.0 / シャッター速度: 1/200秒

全体や一部を風景として撮る

まずは桜の木の全景や一部分を印象的に撮ってみましょう。桜を見たままのイメージで残すには背景が重要です。桜がきれいに撮れない理由のひとつは余計なものが写りこんでしまうことにあるので、まずはビルや観光客など背景に余計なものが写らないような構図を探しましょう。できれば公園や自然の中などの開けた場所に咲いている桜が理想です。

  • 拡大焦点距離: 35mm(35mm判換算) / F値: 2.0 / シャッター速度: 1/80秒

  • 拡大焦点距離: 50mm/ F値: 9.0 / シャッター速度: 1/250秒

上の写真は桜にカメラを向けるとよくあるシチュエーションですが、背景に建物や人が多く写っているため、雑然として桜の印象が薄れてしまっています。周りの雰囲気を取り入れるのも一つの撮影方法ですが、まずは桜をメインに引き立てることを意識してみましょう。

  • 拡大焦点距離: 18mm/ F値: 8.0 / シャッター速度: 1/250秒

最も簡単なのは、空を背景にすることです。特に、上の写真のような順光のシーンでは青空を背景にすると桜の色が引き立ちます。反対に逆光のシーンでは、下の写真のように背景に濃い色の樹木など暗い背景を選ぶと立体感が生まれ、桜をより印象的に写しだすことができます。

  • 拡大焦点距離: 100mm / F値: 3.5 / シャッター速度: 1/1600秒

曇りや雨の日で空が真っ白に写ってしまう場合は、下の写真のようにできるだけ樹木や枝に寄って桜の部分を大きく入れるとよいかもしれません。また、次に説明するように、ズームを使って空を画面に入れないようにするのもよい方法です。

  • 拡大桜の木に寄って、空がなるべく入らないように撮影 焦点距離: 65mm(35mm判換算) / F値: 5.0 / シャッター速度: 1/200秒

  • 拡大柵のギリギリまで近寄って撮影 焦点距離: 20mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 1/100秒

全体を収めるのもよいのですが、見栄えをする一部分を切り取るとより印象的な一枚に仕上がります。ズームレンズをお持ちの場合は意識してズームを使ってみましょう。

  • 拡大焦点距離: 70mm / F値: 6.3 / シャッター速度: 1/320秒

  • 拡大焦点距離: 59mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 1/80秒

  • 拡大焦点距離: 120mm(35mm判換算) / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/125秒

  • 拡大焦点距離: 19mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 1/125秒

上の写真ではズームレンズを利用して、それぞれ最も印象的だった部分を切り取りました。また、縦の構図は余計なものを省きやすい上、桜の密集感も出しやすいため積極的に活用しましょう。同じ位置から横位置と縦位置を両方撮っておくと、後で好みの方を選べるのでお勧めです。

好みの色に調整しよう

構図が決まったら、色味を調整してみましょう。色はホワイトバランスから調整をします。基本的には[オート]でも忠実な色で再現されるのですが、肉眼で見るよりも白っぽく感じることがあります。その場合は、ホワイトバランスの微調整でマゼンタ(M)寄りに調整をすると桜のピンク色が強調されます。

  • 拡大ホワイトバランス:[オート]

  • 拡大マゼンタ寄りに調整

桜は種類によって色が異なり、白色から濃いピンク色まで様々です。あくまで肉眼で見た色から離れすぎない程度の調整を心がけましょう。

花をクローズアップして印象的に

全景だけでなく、花や一部分をクローズアップした写真も一眼カメラならではの綺麗な一枚に仕上げることができます。

  • 拡大焦点距離: 200mm(35mm判換算) / F値: 4.0 / シャッター速度: 1/320秒

一部分をクローズアップする場合は、ぼけの要素に従って撮ると背景が大きくぼけて印象的に撮ることが出来ます。この場合も、まず背景に気を付けましょう。背景に枝や距離の近い花が多く入ると、背景がきれいにぼけず雑然とした印象になりがちです。できれば空や遠景などを背景にしましょう。ほんの少しカメラの角度や位置を変えるだけでもずいぶん違ってきます。

  • 拡大【1】焦点距離: 110mm(35mm判換算) / F値: 4.0 / シャッター速度: 1/250秒

  • 拡大【2】焦点距離: 120mm(35mm判換算) / F値: 4.0 / シャッター速度: 1/200秒

【1】の写真では右上の枝を印象的に撮りたかったのですが、近くの枝が多く写りこみ、背景が目立ちすぎています。一方【2】の写真では、背景に遠くの桜が写るように角度を選びました。背景がほぼ一様にぼけて柔らかな雰囲気に仕上がっています。
また、単焦点レンズや望遠レンズがあるとぼけがより大きくなり、背景を整理しやすくなるのでとても便利です。

  • 拡大望遠レンズで撮影 焦点距離: 300mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 1/250秒

ここでも前述の『全体や一部を風景として撮る』と同様に、色味はホワイトバランスから好みに応じて調整をしましょう。また、より色を濃くするため[風景]や[ビビッド]等のクリエイティブスタイルを使いたくなりますが、それらの設定はコントラストも同時に高くなり、桜の柔らかい雰囲気を表現しづらいことがあります。彩度を上げる場合は[スタンダード]や[ポートレート]をベースにした上で、オプションから彩度の調整を試してみましょう。

  • 拡大オプションから彩度を調整 焦点距離: 300mm / F値: 6.3 / シャッター速度: 1/500秒

また、枝先や花びらは微かな風にも揺れやすく、カメラの決めた設定では被写体ぶれを起こしてしまうこともあります。そのような場合はMモードに設定し、絞りだけでなくシャッター速度もマニュアルで調整しましょう。シャッター速度は速いほどぶれにくくなりますが同時にISO感度も上がってしまうため、シャッター速度を変えながら何枚か撮ってみましょう。ぶれていない写真の中でISO感度が最も低いものが最適な設定値と言えます。最適な設定値は焦点距離や被写体との距離によっても変わってくるので、シーンごとに確認することをおすすめします。

色んな「桜」に目を向けよう

きれいな桜を目前にするとつい花だけを撮りがちですが、満開の花だけが桜ではありません。足元や散り際にも目を向けてシャッターを切ると、色んな桜を表現することができます。桜の木や花そのものを構図に入れなくても、その写真を見た人が「桜」のイメージを膨らませることができれば成功です。

  • 拡大焦点距離: 100mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/250秒

ふと桜の根元に目をやると、幹からぽつんと咲いている可憐な桜を見つけました。小枝の先のようにゆらゆら揺れることがなく、クローズアップには好都合です。背景を幹だけにせず、ぼかした桜色も入れています。

  • 拡大焦点距離: 20mm / F値: 8.0 / シャッター速度: 1/60秒

樹木の根元に散りつもった花びらを撮影しました。少し前には満開に咲き乱れたであろう、桜の木を想像させることができます。このような写真は晴れの日ではなく、むしろ雨の日や雨上がりに撮影をするとより見栄えします。晴天の昼間だけがシャッターチャンスとは限りません。

  • 拡大焦点距離: 100mm / F値: 5.6 / シャッター速度: 1/80秒

淀んだ水面に集まった桜の花びらを撮影しました。水面と花びらの組合せも桜の趣を表現するのに格好の被写体です。

  • 拡大F値: 8.0 / シャッター速度: 1/125秒 / 円偏光フィルター使用

満開を過ぎた頃、風に吹かれて舞い散る花びらを捉えました。青空を背景にフレーミングすることで散ってゆく花びらを強調することができました。条件やタイミングが難しいシーンですが、何度もシャッターを切ってチャレンジしてみましょう。

高倍率ズームレンズを使う

桜の撮影にお勧めなのが高倍率ズームレンズです。広角から望遠までを一本でこなせるので、レンズ交換無しで全体からクローズアップまで多彩な表現が可能になります。特に、望遠側を使えば背景を整理しやすくなりシャッターチャンスが広がります。また、望遠レンズを別途持ち運ぶ必要がなくなるため、旅行などなるべく荷物を軽くしたいシーンでも重宝します。

広角27mmから望遠300mm相当(35mm判換算)まで幅広い撮影領域をカバーする、光学約11倍のEマウント専用高倍率ズームレンズ。軽量・コンパクトボディで、旅行などで持ち歩くのに最適です。光学式手ブレ補正機能を内蔵し、手ブレしやすい望遠撮影時も、手ブレをしっかり抑えます。また静かでなめ らかなオートフォーカスを実現。レンズ外装は高級感あるブラックを採用し、高品位な外観に仕上げています。

α7シリーズにマッチする、軽量・コンパクトな望遠ズームレンズ。最新の光学技術を採用し、ズーム全域でソニーのGレンズならではのぼけ味や圧倒的な解像力を実現。非球面レンズには、ソニー独自の高度な成型技術を用いた高度非球面 AA(advanced aspherical)レンズを2枚採用。さらに、反射率を大幅低減するソニー独自の「ナノARコーティング」や、スーパーEDガラスなどの先進技術を惜しみなく投入しています。また、9枚羽根構成の円形絞りの採用により、無限遠から近距離まで鮮鋭に描くだけでなく、なめらかで自然なぼけ表現が可能。機能面ではリニアモーターを2個搭載し、高い機動性を実現。使いやすい全域開放F値4固定、ズームやフォーカス時に全長が変わらないほか、フォーカスホールドボタン、フォーカスレンジリミッターなどをレンズ本体に配し、使いやすさにも配慮しています。

広角27mmから望遠375mm相当(35mm判換算)までを1本でカバーする、APS-Cフォーマットのデジタル一眼レフカメラ専用の高倍率ズームレンズです。非球面レンズ2枚、EDガラス2枚を使用し、諸収差を良好に補正。ズーム全域で高画質が得られます。最大撮影倍率は0.29倍、マクロ撮影にも威力を発揮します。また、レンズの自重で鏡筒が伸びることを防ぐズームロック機構採用で携行性を高めています。円形絞りによる美しいボケ味や、インターナルフォーカシングによるスムーズなAFも実現しています。

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