メモリーを取り付ける/はずす
メモリーを増設すると、データの処理速度や複数のソフトウェアを同時に起動したときの処理速度が向上します。
また、2か所以上のスロットにメモリーモジュールを装着すると、デュアルチャンネル転送モードになり、さらにパフォーマンスが向上します。
お使いの機種のメモリーについては、別紙「主な仕様」をご覧ください。
メモリーを増設するときのご注意
- メモリーの増設は注意深く行う必要があります。取り付けかたや取りはずしかたを誤ると、本機の故障の原因になります。電気的な専門知識が必要な作業ですので、販売店などに取り付けを依頼されることをおすすめします。
- ご自分でメモリーの増設を行った場合には、内部端子の接続不備や破損、メモリーの接続が不十分なことにより故障や事故を起こすことがあります。この場合の修理はすべて有償となります。
- メモリー増設の際は、本機の電源を切り、約1時間ほどおいてから作業を行ってください。電源を切ったすぐあとは、本機の内部が熱くなっており、やけどをするおそれがあります。
- メモリー増設の際は、本機内部の部品や基板などの角で手や指をけがしないように注意深く作業してください。
- メモリー増設の際は、本機内部のケーブルに指などを引っかけてはずさないように注意してください。
- メモリー増設の際に水などの液体や異物(ネジなどの金属物など)が本機内部に混入したままの状態で電源を入れると、発煙のおそれがあります。必ず異物を取り除いてふたを取り付けてから電源を入れてください。
- 本機の内部基板の電子部品には、手を触れないでください。外部からの力や静電気に大変弱いものがあり、故障の原因となります。
- 市販のメモリーモジュールについてのサポートは弊社では行っておりません。ご不明の点はメモリーモジュールの販売元にご相談ください。
メモリーを取り付けるには
- メモリーモジュールの取り付けは、必ず本機と周辺機器の電源を切り、電源コードやバッテリー、およびすべての接続ケーブルを取りはずした状態で行ってください。電源コードやバッテリーを取り付けた状態でメモリーモジュールを取り付けると、メモリーモジュールや本機、周辺機器が破損することがあります。
- 静電気でメモリーモジュールを破壊しないように、メモリーモジュールを取り扱うときは、次のことをお守りください。
- 静電気の起こりやすい場所(じゅうたんの上など)では作業しないようにしてください。
- 静電気を体から逃すため、本体の金属部に触れてから作業を始めてください。ただし、本機内部の金属部には触らないようご注意ください。
- メモリーモジュールは静電気防止袋に入っています。取り付け直前まで袋から出さないでください。
- メモリーモジュールを持つときは半導体や端子に触れないようにしてください。
- メモリーモジュールには、向きがあります。メモリーモジュールのエッジ端子の切り欠き部分とスロットの端子(溝の内側)部分の突起の位置を正しくあわせてください。無理に逆向きにメモリーモジュールをスロットに押し込むと、メモリーモジュールやスロットの破損や基板からの発煙の原因となりますので特にご注意ください。
- 本機と周辺機器の電源を切り、電源コードやバッテリー、およびすべての接続ケーブルを取りはずす。
- 本機を裏返し、底面のふたを開ける。
底面のネジをプラスドライバーで取りはずします。
- ドライバーはネジのサイズにあったもの(精密ドライバーなど)をお使いください。
- 指定以外のネジをはずしたり、ゆるめたりしないでください。本機の故障の原因となるおそれがあります。
- 本機の金属部などに触れて体の静電気を逃がしてから、メモリーモジュールを静電気防止袋から取り出す。
ただし、本機内部の金属部には触らないようご注意ください。
- メモリーモジュールを取り付ける。
- メモリーモジュールのエッジ端子部分を下にむけ、切り欠き部分をスロットの溝にあわせて、奥までしっかりと差し込む。
- 「カチッ」と音がするまで、矢印の方向にゆっくりとメモリーモジュールを倒す。
メモリーモジュールの両端が固定されます。
このとき、メモリーモジュールの黒いICの部分を触らないでください。
- メモリーモジュール以外の部品や基板などには触れないようにご注意ください。
- 取り付けが不十分な場合は、起動できなかったり、起動後の動作が不安定になることがあります。
- メモリーモジュールを1枚だけ取り付ける場合は、必ず下側に取り付けてください。
- ふたを元に戻し、ネジをしっかり締める。
- 手順1で取りはずした電源コードやバッテリーなどを取り付けて、本機の電源を入れる。
メモリー容量を確認するには
メモリーモジュールを取り付けた際は、以下の手順に従ってメモリー容量を確認してください。
- (スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[VAIO の設定]をクリックする。
「VAIO の設定」画面が表示されます。
- [システム情報]−[システム情報]をクリックする。
「システム情報」画面が表示されます。
- 「システムメモリー」の項目が増設後のメモリー容量になっていることを確認する。
メモリーの容量が正しければ、メモリーの増設は完了しました。
メモリーの容量が増えていないときは、本機の電源を切っていったんメモリーモジュールを取りはずし、もう一度正しく増設の手順を繰り返してください。
メモリーを取りはずすには
- メモリーモジュールを取りはずす前に、本機の電源を切り、約1時間ほどおいてから作業を行ってください。電源を切ったすぐあとは、本機の内部が熱くなっており、やけどをするおそれがあります。
- 本機内部の部品や基板などの角で手や指をけがしないよう注意深く作業してください。
- 本機内部のケーブルに指などを引っかけてはずさないよう注意してください。
メモリーモジュールの取り扱いについて
- 静電気でメモリーモジュールを破壊しないように、メモリーモジュールを取り扱うときは、次のことをお守りください。
- メモリーモジュールを取りはずすときは、静電気の起こりやすい場所(カーペットの上など)では作業しないでください。
- 静電気を体から逃がすため、本機の金属部に触れてから作業を始めてください。
ただし、本機内部の金属部には触らないようご注意ください。
- メモリーモジュールを保管するときは、静電気防止袋またはアルミホイルで覆ってください。
- 本機と周辺機器の電源を切り、電源コードやバッテリー、およびすべての接続ケーブルを取りはずす。
- 「メモリーを取り付けるには」の手順2を行う。
- 本機の金属部に触れて体の静電気を逃がしてから、メモリーモジュールを取りはずす。
ただし、本機内部の金属部には触らないようご注意ください。
- メモリーモジュールを固定しているタブを、注意しながら同時に押し広げる。
- メモリーモジュールを矢印の方向に引き抜く。
- ふたを元に戻し、ネジをしっかり締める。
- 手順1で取りはずした電源コードやバッテリーなどを取り付ける。