2眼となったXperia 5 Vはポートレート撮影がさらに進化だって??

00:00~08:13
室内で写真家・AUXOUTさんが話し始める。

(AUXOUT)
はい、皆さんどうもこんにちは、AUXOUTです。さて、今日紹介するのはこちら。新しいソニーのXperia 5 Vになります。

机にXperia 5 Vが置かれる様子。
続いて、机に置かれたXperia 1 Vや、並べて置かれているXperia 1 V・Xperia 5 Vの様子。
(テロップ)
XPERIA 1 V
XPERIA 5 V

(AUXOUT)
これは以前動画でも紹介した、Xperia 1 Vの弟分っていうような位置付けの機種になっているんですけど、兄貴分の1 Vがその圧倒的なクオリティで非常に高い評価を得たのと、同じ新型のイメージセンサーのメインカメラを搭載してます。

防波堤に座って海を眺める男女の様子や、並べて置かれているXperia 1 V・Xperia 5 Vの様子。
(テロップ)
Shot on XPERIA
S-Cinetone for mobile

(AUXOUT)
その分、こっちのXperia 1 Vは価格がだいたい20万ぐらいして、ちょっと予算的に厳しいと感じてた人もいるんじゃないかなと思うんですけど、となると、「この同じカメラを搭載したXperia 5 Vの価格は?」とか、「そもそも何かレンズの数減ってない?」とか、いろいろ気になるポイントがあると思うんですけど、今日はそのあたりを5分でサクッと解説したいなと思います。

夜の繁華街の様子を撮るXperia 5 Vの、画面側と背面側の様子。
続いて、画面に向けて手を広げ、5を表現するAUXOUTさん。その後、右横の時計を見る。

(AUXOUT)
もう1分ぐらい経ったよね(笑)。それじゃあ、早速見ていきましょう。

(テロップ)
SPECS
スペック

(AUXOUT)
前のモデルとの基本スペックの進化ポイントっていうのが、次のようになってます。

(テロップ)
Xperia 5 IV
CPU:Snapdragon(R) 8 Gen 1 Mobile Platform
内蔵(RAM/ROM):8GB/256GB
ディスプレイ:約6.1インチ/有機EL21:9ワイドディスプレイ
       Full HD+/HDR対応/最大120Hz駆動
リアカメラ:16mm(超広角):有効画素数約1200万画素/F値2.2
      24mm(広角):有効画素数約1200万画素/F値1.7
      60mm(望遠):有効画素数約1200万画素/F値2.4
フロントカメラ:有効画素数約1200万画素/F値2.0
Wi‐Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
バッテリー容量:5000mAh
サイズ(幅×高さ×厚さ):約67mm×約156mm×約8.2mm
重量:約172g

Xperia 5 V
CPU:Snapdragon(R) 8 Gen 2 Mobile Platform
内蔵(RAM/ROM):8GB/128GB or 256GB
ディスプレイ:約6.1インチ/有機EL21:9ワイドディスプレイ
       Full HD+/HDR対応/最大120Hz駆動
リアカメラ:16mm(超広角):有効画素数約1200万画素/F値2.2
      24mm(広角)/48mm(標準):有効画素数約4800万画素
      (記録画素数約1200万画素)/F値1.9
フロントカメラ:有効画素数約1200万画素/F値2.0
Wi‐Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
バッテリー容量:5000mAh
サイズ(幅×高さ×厚さ):約68mm×約154mm×約8.6mm
重量:約182g

(AUXOUT)
時間がないので、気になる方は一時停止してじっくり比較してみてください。CPUはSnapdragon(R) 8 のGen 2と、1 Vと同じ最新世代のものになってます。

2台のXperiaを、並べて操作する様子。

(AUXOUT)
で、サイズ感としては、本当に片手で操作しやすく、また熱に対してもかなり強くなってます。もちろんバッテリー容量っていうのも、本当申し分ない量が搭載されていると思います。

Xperiaで動画を見る様子。
(テロップ)
5000mAhのバッテリー搭載で
フル充電からしっかり目に1日使用しても翌朝50%以上残ってました。

(テロップ)
NEW IMAGE SENSOR
新型イメージセンサー

(AUXOUT)
で、この5 Vのメインカメラの、一体何がそこまですごいのかと。ここをちょっと少し詳しくお伝えすると、これまでのスマートフォンやミラーレスカメラで使われてきた、裏面照射型のセンサーより、多く光を取り込むことができるセンサーを搭載してます。

イメージセンサーがたくさんの光を取り込むイメージ動画。
(テロップ)
2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー
Exmor T for mobile

(AUXOUT)
その結果、ダイナミックレンジがより広くなって、暗所でもすごくノイズが少ない、きれいな写真や動画を撮影することができます。

夜の繁華街で手すりにもたれる、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
24mm ISO1000 F1.9 1/100

(AUXOUT)
物理的なセンサーサイズも約1.7倍と、前のモデルから大型化しているので、5 IVから一気に取り込める光の量は、これで3倍にもなってます。これがどのぐらいすごいのかっていうと、特定条件下の静止画でダイナミックレンジやノイズ耐性が、フルサイズセンサー並であると。

(テロップ)
Sony独自の画質処理と組み合わせる事により

夜の繁華街で壁にもたれる、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO200 F1.9 1/50

朝焼けの新宿の大通りを上空から映した写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO25 F1.9 1/50

(AUXOUT)
これは僕の個人的な感想ではなくて、実際にソニーさんがαと比較してテストを実施してそう言ってるので、これは間違いないと思います。なので前のモデルと比較すると、特に夜の撮影では圧倒的な差が感じられるんじゃないかなと思います。

夜の繁華街の様子を撮るXperia 5 Vの、画面側の様子。
Xperia 5 Vを持つAUXOUTさんが、夜の繁華街で撮影をしている様子。
続いて、夜の大通りを背にこちらを見ている、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO1000 F1.9 1/100

(テロップ)
TELEPHOTO CAMERA
望遠カメラ

(AUXOUT)
でね、やっぱり気になるのは、カメラが一つ減っていて、そこは前のモデルからダウングレードしてるんじゃないの?って思うかもしれないんですけど、実はねこれ、違うんですよ。

Xperia 5 Vを持つAUXOUTさんが、夜の繁華街で撮影をしている様子。
続いて、Xperia 5 Vのカメラ部分が映される。

(AUXOUT)
これはメインカメラが進化したことで、単純に不要になったんです。現にカメラを起動しても0.7倍・1倍・2倍の3つの倍率から、ちゃんとしっかりと選択して撮影することができます。

Xperia 5 Vのカメラモードで、倍率を選ぶ様子。
続いて、各倍率で撮った女性の写真が順に映される。

(AUXOUT)
この1倍と2倍が、新しいメインカメラのセンサーを使ってるんですよ。2倍を選ぶと、1.7倍に大型化した50メガピクセルのセンサーの、ピクセルピニングを解除して、センサーの中央部分だけをこうクロップして撮影することで、48mm相当のカメラとなって、それが実質、今回の3つ目のカメラとなってるんですよ。

夜の繁華街を背にこちらを見ている、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO800 F1.9 1/100

(AUXOUT)
しかも画質面では、前のモデルの望遠カメラのセンサーが1/3.5インチだったってこともあって、これクロップしても新しいセンサーでは画質が実は向上してます。
木々を背にこちらを見て微笑む、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO40 F1.9 1/125

(AUXOUT)
ただし、この2倍のカメラでは、一部他のカメラではできるスローモーションの動画撮影だったりだとか、あとフレームレートも4K120pではなくて4K60pまでとなっています。

Xperiaを操作し、スローモーションやフレームレートを選択する様子。

(テロップ)
BOKEH EFFECT
ボケエフェクト

(AUXOUT)
もちろんこれまでも、背景をぼかした写真を撮ることはできたんですけれども、基本的にスマートフォンの背景ボケ機能って、ソフトウェアの処理によって背景をぼかしてるわけじゃないですか。

木々を背にこちらを見て微笑む、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO50 F1.9 1/100

(AUXOUT)
なのでそこのアルゴリズムが、すごく背景ボケの綺麗さを左右するんですけど、今回のアップデートではそれがものすごく自然に。「やっぱりソニーはカメラメーカーだな」って思いましたね。

夜の大通りを背に、斜め上を見上げる女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
24mm ISO1250 F1.9 1/100

夜の繁華街を背に壁にもたれる、女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO200 F1.9 1/50

(テロップ)
ボケ玉が自然で境界線の処理もかなり良好

(AUXOUT)
すごく、僕が普段撮ってるミラーレスカメラと近しいような、自然なボケ感のある写真を撮ることができるようになりました。

昼の公園で緑を背にたたずむ女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO50 F1.9 1/250

(テロップ)
逆光でも髪の毛の境界線は結構自然に見えます

(AUXOUT)
しかもソフトウェア制御してるんで、結構明暗の差がないとその背景ボケ機能を使うことができないケースもあったんですけど、今回から昼夜問わず、背景ボケを使った写真を撮ることができるようになりました。

夜の大通りを背に、こちらを見る女性の写真。
(テロップ)
Taken with Xperia 5 V
48mm ISO1000 F1.9 1/100

(AUXOUT)
ちなみに、こっちのXperia 1 Vの方にも、今回アップグレードされたボケ機能っていうのが、今後アップデートで対応していく予定だそうです。

あとはクリエイティブルックも搭載されているので、本当に自分の好みの色で撮影することもできるので、いやほんと、かなり僕が普段使っているαと、いよいよこう遜色なくなってきたな、っていう感じがすごくしました。

Xperiaでクリエイティブルックを選択し、色味を選択する様子。

続いて、夜の繁華街で手すりにもたれる、女性の写真。
(テロップ)
Shot on Xperia 5 V
クリエイティブルック:FL

(テロップ)
VIDEO
動画性能

(AUXOUT)
もちろん、これで撮る動画もめちゃくちゃ綺麗で、今ご覧いただいているのは、僕がXperia 1 Vの方で撮影したものなんですけど、ただこれと同じセンサーを搭載しているので、全く同じ動画がこれでも撮れます。

車から降りた男女が防波堤に腰掛け、男性が女性にキャンディーを渡す動画。

(AUXOUT)
で、これ撮影時にS-Cinetone for mobileっていう色味を使用して撮ったんですけど、どうです?めちゃくちゃ綺麗でしょ?

男女が海辺まで降りて歩く様子を撮った動画。
(テロップ)
Shot on XPERIA
S-Cinetone for mobile

(AUXOUT)
ちなみにこの動画は、こっちの5 Vの方にプリインストールされているので、ぜひ、手に入れたっていう方は、じっくり見てほしいなというふうに思います。作例では、4K120pのスローモーションを結構使ってるんですけど、5 VからはVideo ProではなくPhoto Proのベーシックモードでも、120pやスローモーションの撮影ができるようになったので、より気軽にスローでクリエイティブな撮影、動画っていうのが楽しめるんじゃないかなと思います。

Xperiaの画面を操作する様子。
(テロップ)
ベーシックモードでの120スローモーション対応はXperia 1 Vでもアップデート対応予定だそうです

(AUXOUT)
新しくVideo Creatorという動画編集アプリがプリインストールされたので、120pで撮影した動画の編集にも、そちらの方は対応してます。

Video Creatorのアイコンをタップし、機能を使う様子。

(AUXOUT)
スマホの動画編集ソフトで120pに対応してるものが、そこまで多くないので、スローモーションを使った映像を撮影後すぐに編集して、SNSにアップロードすることもできます。

(テロップ)
おまけ程度かなと思ってたんですが、なかなか使い勝手が良かったです。
Video CreatorアプリもXperia 1 Vでアップデート対応予定だそうです

(テロップ)
IMPRESSION
使ってみた感想

(AUXOUT)
もう5分経った?経ってるよね(笑)。5分なんて無理ですよ。もうこんだけ進化したポイントがあれば。しかも、ほぼまだカメラの話しか僕してないですからね。まだ細かい部分の進化っていうのも見ればいろいろとあるので、ぜひ公式情報の方を追っていただければなというふうに思います。で、僕はこのXperia 1 Vと5 V、両方使ってみたカメラマン視点から言えば、カメラ性能を重視する方は、正直もうどちらを選んでも全く遜色ないと思います。

歩道橋の上でXperiaを操作し、動画を撮るAUXOUTさんの様子。

(AUXOUT)
カメラやビデオ撮影機能の細かい部分も見ても、Xperiaは本当にこれは、クリエイターのほうを向いているカメラ…カメラじゃないな、スマートフォンですね(笑)。スマートフォンだなあと思います。

両手に1台ずつ、Xperiaを持って見せるAUXOUTさん。

(AUXOUT)
ただ現時点では僕も価格がわかんないんですけど、前のモデルの1 IVと5 IVの価格差がだいたい5万5000円ぐらいなので、おそらくいくらか値上げはあっても、十分コスパの良いモデルになるんじゃないかなと思います。

さまざまな場面でXperiaを使う、手元の様子。

(AUXOUT)
なので、4Kディスプレイなどもりもりのフラッグシップの1 Vに行くのか、お財布に優しくてコンパクトな5 Vに行くのか。それはもう皆さん次第かなと。そんなこと言われても決められないという方は、ぜひ店頭の方に足を運んで、実際にその違いを体験してもらえればなというふうに思います。はい、というわけで本日の動画は以上となります。それではまた、次の動画でお会いしましょう。ピース。

08:14~08:22
画面が暗転し、画面左と中央に関連動画のリンク、右にAUXOUTさんのチャンネル登録ボタンが表示される。