<報道資料>	プレスリリース 目次 2003年 4月 10日
新商品 省スペースに大容量データの保存が可能 "S-AIT"搭載型超大容量テープライブラリ "PetaSite S60/S100/S200シリーズ"発売 〜ラック1本のスペースに１００ＴＢ（テラバイト）のデータ保存が可能〜 　 　 PetaSite S60/S100/S200シリーズ本体（ベーシックストレージシステム） 幅約680mm×高さ約1980mm×奥行き約950mm 　ソニーマーケティング株式会社は、企業や大学、官公庁、放送局、研究所等で使われるバックアップサーバー、データアーカイブサーバーなどの大容量ストレージに適した、19インチラック１本分のスペースで最大100TB（テラバイト）の保存が可能な大容量テープライブラリ"PetaSite S60/S100/S200シリーズ"６機種を発売します。 型 名 発売日 希望小売価格 (税別) <デジタルマスストレージシステム PetaSite S60/S100/S200 シリーズ> ベーシックストレージシステムS（FC）『CSM-60BF』(最大容量30TB) ベーシックストレージシステムM（FC）『CSM-100BF』(最大容量54TB) ベーシックストレージシステムL（FC）『CSM-200BF』（最大容量108TB） ベーシックストレージシステムS（SCSI）『CSM-60BS』(最大容量30TB) ベーシックストレージシステムM（SCSI）『CSM-100BS』(最大容量54TB) ベーシックストレージシステムL（SCSI）『CSM-200BS』（最大容量108TB） 〔S-AITテープドライブ2台標準搭載〕 6月10日 1,000万円 1,500万円 2,000万円 940万円 1,440万円 1,940万円 ※S-AITテープカートリッジは別売りです。 　 型 名 発売日 希望小売価格(税別) <PetaSite S200シリーズ用オプション> カートリッジコンソール『CSM-200C』(198TB) ドライブコンソール『CSM-200D』(174TB) リダンダントコンソール『CSM-200R』 6月10日 　 300万円 450万円 10月 1,000万円 <PetaSite S60/S100/S200シリーズ用オプション> 増設FCドライブ『CSMA-DR130F』 増設SCSIドライブ『CSMA-DR100S』 6月10日 　 300万円 270万円 　"PetaSite S60/S100/S200シリーズ"は、1巻500GB(ギガバイト)の大容量で転送レート30MB(メガバイト)/秒の高速転送レートを持つテープフォーマット"S-AIT"を採用することにより、ラック１本分のスペースに最大108TB、最大拡張時にはコンソールを８台連結することにより1.49PB(ペタバイト)と省スペース*1に大容量を効率的に保存することが可能です。 *1 最大拡張時1m2あたり289TB 　 ※本文中の容量およびデータ転送速度の標記は特に但し書きがない限り非圧縮時のものです。 ●"PetaSite S60/S100/S200シリーズ"の主な特長 　 1．"S-AIT"テープフォーマットを採用し高密度記録を実現   2002年末に生産を開始した高性能テープフォーマット"S-AIT"を採用。"S-AIT"は、1巻あたり500GB、転送レートが30MB/秒の高性能を実現、これにより１ラックあたり最大108TBと高密度ストレージが可能になりました。ドライブインターフェースはSCSIのほか2Gbpsファイバーチャネルにも対応しており、SAN(Storage Area Network)を用いた大規模なストレージシステムの構築が可能です。 2．最小30TBから最大1.49PBまで拡張が可能   PetaSite S200シリーズは基本モジュールであるベーシックストレージシステムにドライブコンソールまたはカートリッジコンソールを最大7台まで連結が可能で、108TB（216巻）の最小構成から最大1.49PBまで容量を拡張することができます。　また、PetaSite S60/S100シリーズはオプションによりPetaSite S200シリーズへとアップグレードが可能なため、30TBの容量で初期導入を行い、将来は1.49PBまで拡張するなど柔軟性に富んだ拡張計画の実現が可能です。 3．１コンソールあたり最大毎時約１.３ＴＢの高速データ転送が可能   PetaSite S60/S100/S200シリーズは30MB/sの転送速度を持つS-AITテープドライブを1コンソールに最大で12台まで搭載可能なため（標準では2台搭載）、1コンソールあたり最大毎時約1.3TB（360MB/s）の高速なデータ転送が可能です。また、S200シリーズでは拡張コンソールを接続した場合最大96台までドライブを搭載可能で毎時約10TB（2.88GB/s）という高速なデータ転送を実現します。 4．高信頼性の実現 PetaSite S60/S100/S200シリーズは内蔵ドライブ本体のホットスワップ（本体の電源を落とさずに動作させた状態で、部品交換を行うこと）に対応しています。　また、ドライブ及びライブラリの重要部品の二重化が可能で、高信頼性を実現しています。　PetaSite S200シリーズではオプションのリダンダントコンソールを接続することによりカセット搬送部および制御部そのものの二重化も可能です。 　 ※オプションにより二重化可能な部品 〔ドライブ電源/ライブラリ電源/ライブラリコントロールユニット/ドライブインターフェース部〕 5．優れたメンテナンス性 電子メールによりシステム管理者に対し定期的なシステム情報の通知や障害発生時の自動通知が可能です。また、GUIを用いたリモートメンテナンスにも対応し遠隔地からの状況監視や保守作業が可能です。 6．ソフトウェアをプリインストール ライブラリコントロールユニットには、ソニーのHSM（階層型ストレージ管理）ソフトウェア「PetaServe」およびバックアップソフトウェア「PetaBack」の試用版※があらかじめインストールされています。 ※別売のソフトウェアライセンスをご購入いただくことにより製品として使用可能です。 　 ※S-AITについて ソニーが開発した高速・大容量テープフォーマットで高密度記録技術を1／2インチ幅のシングルリールテープカートリッジに適用することで、1本500GB（非圧縮時）の大容量を実現しています。将来的に第4世代（非圧縮時：4TB）までのロードマップを掲げ更なる高容量化に向けた開発に取り組みます。 ※単位： TB（テラ） 1012。G(ギガ)の1,000倍。 PB(ペタ) 1015（兆）。 T(テラ)の1,000倍、G(ギガ)の1,000,000倍。 ●PetaSite S60/S100シリーズの主な仕様 PetaSite S60シリーズ PetaSite S100シリーズ ベーシックストレージシステム 『CSM-60BS』 『CSM-60BF』 『CSM-100BS』 『CSM-100BF』 ドライブ搭載台数（標準） 2台 ドライブ搭載台数（最大） 12台 カセット搭載巻数 （ドライブ台数により異なる） 60巻 84〜108巻 最大記憶容量 30TB 54TB カセット交換時間 平均360巻/時間 ドライブインターフェース Ultra160 LVD/SE SCSI 2Gbps ファイバー チャネル Ultra160 LVD/SE SCSI 2Gbps ファイバー チャネル 外形寸法（突起部をのぞく） 約680(W)×1980(H)×950(D)mm 質量 約350kg 電源 AC100V-240V (ただし付属の電源ケーブルはAC100V 50/60Hz用) 消費電力 370VA（標準構成時）/650VA（ドライブ12台搭載時） 　 ●PetaSite S200シリーズの主な仕様 PetaSite S200シリーズ ベーシックストレージシステム 拡張コンソール リダンダント コンソール ドライブ コンソール カートリッジ コンソール 『CSM-200BS』 『CSM-200BF』 『CSM-200R』 『CSM-200D』 『CSM-200C』 ドライブ搭載台数（標準） 2 ― ドライブ搭載台数（最大） 12 ― カセット搭載巻数 （ドライブ台数により異なる） 192〜216巻 約200巻※1 324〜348巻 396巻 最大記憶容量 108TB 約100TB※1 174TB 198TB 拡張コンソール接続台数 7台まで※2 ― 最大拡張時記憶容量 1.49PB （CSM-200B×1＋CSM-200C×7） ― 最大拡張時ドライブ搭載台数 96台（CSM-200B×1＋CSM-200D×7） ― カセット交換時間 平均360巻/時間（最大拡張時は平均300巻/時間） ドライブインターフェース Ultra160 LVD/SE SCSI 2Gbps ファイバーチャネル ― 外形寸法（突起部をのぞく） 約680(W)×1980(H)×950(D)mm 質量 約350kg 約300kg 電源 AC100V-240V (ただし付属の電源ケーブルはAC100V 50/60Hz用) ― 消費電力 370VA（標準構成時）/650VA （ドライブ12台構成時） ― ※1：暫定仕様のため予告無く変更する場合があります。 ※2：ドライブコンソールまたはカートリッジコンソールを最大7台まで接続可能。リダンダントコンソールは1システムあたり1台のみ接続可能 　 ●内蔵S-AITテープドライブの主な仕様 記録フォーマット SAIT-1フォーマット 記憶容量 500GB（非圧縮時） 1.3TB（2.6:1圧縮時） データ転送速度 30MB/s（非圧縮時） インターフェース Ultra160 LVD/SE SCSIまたはファイバーチャネル 2Gbps データ圧縮方式 ALDC方式 消費電力 28VA 　 　 ●S-AITテープカートリッジの主な仕様 型番 SAIT1-500 記憶容量 500GB（非圧縮時） 1.3TB（2.6:1圧縮時） テープ長 600m 外形寸法 約105.4（W）×21.5(H)×102.0（D）mm 質量 約200g（ケース含まず） 価格 オープン価格 ソニーマーケティング株式会社は本製品を下記展示会に出展いたします。 展示会名：　Business Solutions 2003 主催： ソニーマーケティング株式会社 日時： 5月15日（木）10:00〜19:00　／ 5月16日(金)10:00〜17:00 場所： 東京ドームシティ内プリズムホール 概要： 様々なビジネスシーンにおけるソニーの最新ソリューションをシーンごとの展示や事例紹介のセミナーなどを交えご紹介いたします。 詳細： 下記URLを参照ください。 http://www.sony.co.jp/BS2003/ 　 ※お客様からのお問い合わせ先 ：ソニーマーケティング株式会社　／ 　ソニーブロードバンドソリューション株式会社　03-5792-3458 ※ソニードライブURL　http://www.sony.co.jp/SonyDrive ※ソニーデータストレージ製品ＵＲＬ　http://www.sony.co.jp/STORAGE/