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プレスリリース

2008年11月5日

新商品

 

音楽の心地良い再生を目指した3ウェイ・スピーカーシステム『SS-AR2』発売

〜厳選した木材と日本の木工職人の技を生かした筐体を採用〜

3ウェイ・スピーカーシステム『SS-AR2』

SONY3ウェイ・スピーカーシステム『SS-AR2』(左:正面、右:側面)

ソニーは、音楽を上質に楽しめる当社最高クラスのAR(アコースティックリファレンス)シリーズに、同シリーズでは中型サイズ(W280×H980×D410mm)となる3ウェイ・スピーカーシステム『SS-AR2』を発売します。これにより、高品位な音質を追求するお客様に対応してきたARシリーズは、既発売の『SS-AR1』(W320×H1080×D490mm)と合わせて2機種となり、設置スペースの制約に合わせた機種選びも可能になります。

型 名 発売日 希望小売価格
3ウェイ・スピーカーシステム『SS-AR2』 12月20日 630,000円(税抜価格600,000円)(1台)

本機は、トゥイーターとミッドレンジに『SS-AR1』と共通のユニット、ウーファーにはミドルサイズの本機に合わせて新開発した165mmアルミコーン型ウーファー(ダブル ドライブ方式)を採用することで、伸びやかで艶のある中・高域と、立ち上がりが速く豊かな音色の低域再生を可能にしました。また、ARシリーズとしてはコンパクトな本体設計を実現しており、設置性の良さに加え、サイズからくる緻密な音のフォーカス感を実現しています。
加えて、同シリーズの特長である筐体への厳選した木材の使用に関しても、前面バッフル板は厚さ40mmの北海道産の楓材、側面部は曲げ板加工を施した北欧産の樺材を使用し、筐体の剛性確保と心地良い音の響きを作り出しています。

主な特長

  1. 『SS-AR1』と共通のトゥイーター、ミッドレンジ

音楽情報の核となる中・高域。ここを担うトゥイーターとミッドレンジには、『SS-AR1』と同じユニットを採用しました。直径25mmのソフトドームトゥイーターは、ユニット背面の空気の流れを最適化することで不要な共振や共鳴を除去し、クリアで伸びやかな高域を実現します。振動板との接着方法やエッジ一体振動板形状さらに磁気回路の最適設計により、60kHzの高域再生を実現します。直径130mmのスライスペーパーコーン型 ミッドレンジは、振動板を一度切ってから再度接着することにより、不要な共振を抑えています。さらに磁気回路に銅リングを採用することにより、低ひずみ化を実現。クリアで艶やかな中域を再現します。また、ユニットに掛かる不要な背圧を抑えることにより、豊かな音場空間を実現します。

  1. 新開発165mmアルミコーン型ウーファー(ダブルドライブ方式)

設置性に優れた本体サイズを実現するために、既発売の『SS-AR1』よりもひとまわり コンパクトな165mmウーファーを新開発しました。自然な音色と同時に、スピード感あふれる低域再生を実現しています。また、強力な磁気回路には銅リングを採用。ひずみを低減し、レスポンスの良さと自然な音色を両立しました。さらに、2つのウーファーにかかる背圧が等しくなるように配置したミッドマウント・バスレフポートを採用。それぞれのウーファー間の干渉を抑え、豊かな低音を再生します。

  1. 厳選した木材の使用

スピーカーの筐体の中で最も重要な前面バッフル板には北海道産の40mm厚の楓材を採用。楽器にも使われるほどの美しく豊かな響きと不要な振動を抑える強固さを兼ね備えた、前面バッフル板に最適な素材です。伐採時期も木の成長がある程度止まり引き締まる11月に限定し、素材の持つポテンシャルを最大限に引き出す工夫を行っています。また、曲げ板加工を施した側板には北欧産の樺材を採用。強固な楓材に比べ柔らかいため、スピーカー全体の音質バランスを整える効果があります。この楓材と樺材の組み合わせは、様々な木材の組み合わせを繰り返し試聴し、最適なものを選びました。

  1. 徹底した響きのコントロール

寒冷地で育った木素材ならではの豊かな響きに加え、側板の曲げ板加工や内部補強材の最適配置などにより定在波と音の回折による波面の乱れを低減しました。また、 ウーファーからの強力な背圧の影響を排除するために筐体の上部1/3を独立構造とし、ここにトゥイーター、ミッドレンジを設置。これらの入念な響きのコントロールにより、例えばコンサートホールのステージの奥行き感も表現します。

  1. こだわりのデザインと木工職人による伝統技術

スピーカーは、その設置場所やサイズから見て、音楽を聴くためのツールであると同時にインテリアとしての一面も持っていると言えます。リビングルームに置いたときに違和感のない上質なデザインを目指し、シンプルでエレガントなフォルムとピアノ塗装を採用しました。ピアノ塗装には、高温多湿の日本での使用を念頭に、木材を湿度から守る役割も持っています。また、デザインを製品にかたちづくるために、本体デザインの筐体加工などには、日本が誇る卓越した技巧を持つ木工職人の匠の技を生かしました。ソニーの最先端技術と木工職人の伝統技術の融合が、本機ならではの心地よく心に響く豊かな音を実現しています。

  1. 高音質ネットワーク回路

各ドライバーに最適なスロープを与えるマルチスロープ構成とし、音色や音楽全体のバランスを重視しました。各ドライバーそれぞれに別のネットワーク基板を用いることにより、不要な干渉を除去しました。

  1. 安定度の高いスパイク

真鍮削りだしの極太スパイクを採用。エンクロージャー底面は鉄板で補強を施し、その板にスパイクを取り付けることにより、優れた安定性を確保しました。

 

『SS-AR2』の主な仕様

型名 『SS-AR2』
形式 バスレフ型3ウェイ4スピーカーシステム
使用ユニット トゥイーター 25mmソフトドーム型×1
ミッドレンジ 130mmスライスペーパーコーン型×1
ウーファー 165mmアルミコーン型×2
再生周波数帯域 42〜60,000Hz
クロスオーバー周波数 400Hz、4,000Hz(マルチスロープ・ネットワーク)
出力音圧レベル 89dB(2.83V/m)
インピーダンス 4オーム
最大入力 100W
外形寸法 W280×H980×D410mm(グリルフレーム・突起部含む)
質量 約38kg
生産地 日本

関連情報

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