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ソニーマーケティング学生ボランティアファンド

トップ過去の助成対象一覧第11回 助成対象グループ発表講評

講評

全体的な応募の状況

第11回「ソニーマーケティング学生ボランティアファンド」では、全部で72件の応募がありました。大学別には、国立大学 10大学・公立大学 7大学・私立大学 35大学、合計 52の大学から応募がありました。

審査方法

予備審査、次いで本審査を経て、対象団体活動Aコース(25万円を上限)17件、Bコース(10万円を上限)6件、合計23件決定しました。

<予備審査>

 次の3つの評価基準に基づき書類審査を行い、対象を絞りました。


  1)応募要項の「応募資格」に合致しているか
  2)応募要項の「応募活動」の活動実施期日、報告会への参加条件を満たしているか
  3)費用明細が記されているか、また明細が適切か


<本審査>

 予備審査で選出された団体につき、今回、次の6つの項目を評価基準とし、A=3点、B=2点、C=1点で採点しました。5名の審査員による評価合計点を基準に、総合的な評価を加え21団体の活動をファンドの対象として決定しました。


  1)学生ならではの企画であるか
  2)企画が自己満足に終わっていないか、プログラムに社会性はあるか
  3)活動のユニークさ、チャレンジ性
  4)企画内容に計画性はあるか
  5)これまでにないような新規性はあるか
  6)ファンドが有効に生かされるか

応募企画に関する講評

2011年は東日本大震災に襲われるという歴史に残る大変に悲しい年になりました。これほど多くの人たちが人目もはばからず滂沱の涙を流したことはなかったでしょう。また、津波で家を流され、家族を失った人たちのために、これほど多くの人たちが現地に駆け付けたこともなかったでしょう。ボランティアも大活躍でした。ボランティアという言葉は、このところ、敬遠されていたような気がします。その重要性が強調されればされるほど、ちょっと偽善っぽい、上から目線、敷居が高い・・などと若者から冷たい視線を浴びていました。本来、他人のためという「利他主義」のはずですが、自分のためにもなるんだという「自己実現」が、ボランティアの動機として注目されていたほどです。そんな私たちに、「3・11」は、他者のためにという、ボランティアの原点を思い起こさせてくれました。お互いに助け合うことなしに社会は存在しえない、そんな当たり前の心理に、多くの人たちが気付いた年でもありました。

今回11回目を迎え、ますます注目されているソニーマーケティング学生ボランティアファンドは、「次の10年」に向け、新たな一歩を踏み出しています。
今回の応募総数は、昨年の64件から増加、72件(Aコース66件、Bコース6件)となりました。応募は首都圏だけでなく、京都、大阪などを含め、全国に広がっているのは喜ばしいことです。これまで一度も応募のなかった3県(島根、福井、和歌山)のうち。島根から初めて応募がありました。残りの2県の学生さん、頑張って仲間に加わってください。

応募内容を詳しく見てみると、分野別では、一貫して「国際支援」が1位を維持してきましたが、さすがに今年は、「東日本大震災」がこれを上回り、1位となりました。次いで「障がい者支援」「教育」「子ども」の順となっています。一時、関心が薄れていた「環境」が盛り返しているのも特徴です。
「新規」が減り、「継続」が増加しています。安定しているのは結構ですが、マンネリ化しないためにも、意欲を持った学生の新たなチャレンジ、ユニークな企画を待っています。また、最近、注目を集めている社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)的な活動も歓迎したいと思います。

大震災で盛り上がったボランティア・ブーム≠ェ一過性ではなく、継続され、様々な形で発展し、日本を変えるほどの力になってくれることを心から願ってやみません。


2011年12月26日 審査委員長 原田勝広

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