テープA面 {声の取扱説明書} ソニーステレオカセットデッキ TC-WE505 このたびは、ソニーステレオカセットデッキ TC-WE505 をお買上げ頂き、ありがとう ございます。 このカセットデッキは、ステレオ弟録音再生ができる、据え置きタイプのダブルカセット デッキです。デッキが二つついており、テープからテープへの ダビングが簡単にできます。 この製品についてのご質問、お問い合わせは,お客様ご相談センター 東京03-5448-3311 名古屋052-232-2611 大阪06-6539-5111 までお願い致します。 はじめに、この「声の取扱説明書」の使い方についてです。 このテープはカセットデッキの基本的な取扱を説明しています。この他の項目については 付属の取扱説明書をお役立ていただくか、お客様ご相談センター、またはお買上げ店 までお尋ね下さい。 A面では次の2項目について説明しています。 1;ボタンとコネクタの位置と働き 2;録音する 以上がA面です。 B面では次の5項目について説明しています。 3;再生する 4;ダビングする 5;聞きたい音を探す(マルチAMS) 6;オートプレイ 7;保証書とアフターサービス 以上がB面です。 このテープには、説明の区切りごとに信号が入っています。 この音を目安に聞きたいところの頭だしができます。 1;ボタンとコネクタの位置と働き ・本体の操作ボタンやつまみの位置と、その主な働きを説明します。 操作ボタンは全て本体の前面パネル上に三つのブロックに分かれて配置されています。 前面パネルには左側に再生時用のAデッキ、右側に録音再生用Bデッキがあります。 操作ボタンのあるブロックは、Aデッキの左側二つのデッキの間つまり中央そして右側の 3ヶ所になります。 それでは、左からのブロックから説明します。 一番上にあるの長方形の押しボタンがパワースイッチです。軽く押し込まれた状態が 電源オンの状態です。もう一度押すと少し出っ張ってオフになります。 パワースイッチの下に、小さなスライドスイッチがあります。これはテープ走行モード スイッチ(Direction Modeスイッチ)です。このスイッチを左側にすると片面ずつの 録音・再生中央にすると両面続けて録音・再生です。右側にするとAデッキからBデッキへ のリレー再生となります。 その下には、ピッチコントロールです。右に回すと細大+30%まで再生スピードが早くなり、 左に回すと-30%まで再生スピードが遅くなります。 中央のプラスマイナス・ゼロの位置でクリックしますが、使用しないときはピッチ コントロール・オン/オフスイッチをオフにしておくのが確実です。 このピッチコントロールはAデッキの再生時、及び定速ダビング時のみに働きます。 Bデッキの再生や高速ダビング時には働きません。 続いて、中央のブロックの操作ボタンを説明します。 中央のブロックの一番上には、小さな押しボタンが横に4つ並んでいます。 これらのボタンでテープカウンターのメモリーをセットまたはリセットします。 この操作は、表示窓のディスプレイと組合わせで使用します。 この下のツルっとした部分はテープカウンターや、テープの走行状態などがディスプレー される表示窓です。その下が色々な操作ボタン類の並ぶブロックです。 上から順に説明していきます。 表示窓のすぐ下には横長のボタンが横に6つ並んでいます。 左の4つは、「RMS/ARART」,「SET」,「CHECCK」,「DISUPLAY」となっています。 これらのボタンを使用する事によって、好きな曲を好きな順番で再生することができる ようになります。この操作には、表示窓のディスプレイの確認が必要なので、この 「声の取扱説明書」では省略します。 この右のボタンは、「オートキャリプレーション」ボタンです。録音用のカセットを Bデッキに入れた後、このボタンに続いてポーズボタンを押すと、入れたカセットに 最適となる用に録音特性が自動的に調整されます。 この例の、一番右側のボタンは「ダビング」ボタンです。これを一度押した後にポーズ ボタンを押すと、普通のテープスピードでのダビングが始まります。 このボタンを2回押してからポーズボタンを押すと、高速でのダビングが始まります。 この横長の6つのボタンの下のブロックは、更に左右に分かれています。 左側にはAデッキ用の操作ボタンが、そして右側にはBデッキ用の操作ボタンが並んでいます。 これらの操作ボタンはAデッキ用、Bデッキ用がほとんど同じ形で配置されていますので、 左側のあデッキのボタンを例に説明します。 まず一番上に左右に間覧でいる横長の2つのボタンは、左が早送りボタン、右が巻き戻し ボタンです。その下には、四角いボタンが横に3つ並んでいます。左から順に「停止」 ボタン「反対面再生」ボタン「手前面再生」ボタンです。 これらの再生ボタンは、Bデッキでは録音時のテープ走行方向の選択にも使われます。 Aデッキ用操作ボタンの下の列には、小さなスライドスイッチが2つ並んでいます。 この小さなスライドスイッチは、「DOLBYノイズリダクション」関係のスイッチです。 左側のスライドスイッチには3つのポジションがあり、左から順にオン、オフ、オン フィルタとなっています。これらは、AデッキBデッキに共通に働きます。 「オンフィルター」の位置は、FM放送を録音していて、音質が損なわれる感じがした時に 使用するポジションです。 右側のスライドスイッチは、DOLBYーノイズリダクションの"タイプ選択用"です。 左に位置がBタイプ、右の位置がCタイプのポジションです。 一方Bデッキ用の操作ボタンの下には、横長のボタンが3つ並んでいます。 一番左は「PAUSE」ボタンです。これを押すとテープの走行がポーズ状態になります。 このボタンをもう一度押すか、右向きか左向きの再生ボタンをもう一度押すと、 再びテープが走り出します。 真ん中のボタンは「録音ミューティング」ボタンです。録音中または録音一時停止中の このボタンを押すと、約4秒間の無録音部分が自動的につくられ、再生時にAMS機能を使った 選曲ができるようになります。 一番左は「録音」ボタンです。このボタンを押した後、再生ボタンかポーズボタンを押すと 録音が始まります。 これらのスイッチの下にあるのが、カセット取り出しボタンです。Aデッキ用はカセット 蓋の右斜め下にあります。これを押すと、デッキのカセットの蓋が手前に開いて、 カセットの出し入れができるようになります。 次に一番右側のブロックのある操作ボタンえお説明します。 一番上のつまみは、録音ボリュームを調整する「REC LEVEL」つまみです。右に回すと ボリュームが大きくなります。 その下には横長のボタンが2つ上下に並んでいます。上は録音時にフェードインフェード アウトするための「FADER」ボタンです。その下は自動録音レベル機能をオフするとき などに使用する「ARL」オートレコーディングレベルのボタンです。 これらの録音時のボリュームに関するボタンつまみを一説使わなくても、このカセット デッキは自動的に録音ボリュームを調整する、サウンド・オート・フォーカス機能を 備えています。 一番下にあるのはヘッドホンジャックです。 ・次に、テープデッキの後ろ面にあるコネクタの説明をします。 テープデッキの後ろ面を手前にしたとき、右の方から電源コードがでています。 左の方には、4つのピンジャックが上下に2つずつ並んでいます。このうち左側の上下2つが カセットデッキへの入力用で、右側の上下2つはカセットデッキからの出力用です。 それぞれ、上側が左チャンネル用、下側が右チャンネル用です。 普通は、アンプの録音出力端子に接続します。 2;録音する (一番基本的な録音方法だけを説明します。ドルビーNRや録音レベルを手動で調節する場合は 1;ボタンとコネクタの位置と働き をお聞き下さい。) アンプから入力した音をテープに録音します。このカセットデッキにはデッキが2つ ありますが録音できるのは右側のBデッキです。 1・アンプの電池を入れ、録音したい音を演奏します。 2・カセットデッキ、前面左上にあるPAWERスイッチを押して電源を入れます。 右側のBデッキ左下にあるカセット取り出しボタンを押して、カセットを入れます。 このボタンを押すと、Bデッキのカセット蓋が手前に開きます。 カセットを録音したい面を手前に、ヘッドに当たる面を下にして入れます。 カセット蓋をカチッというまでおして、蓋を閉めます。 3・カセットデッキ左上のPOWERスイッチの下にある__モードスイッチで、録音する 面をカセットの片面か両面かを選びます。 カセット片面だけに録音したい場合は一番左側に合わせます。 カセット両面に続けて録音したい場合は、真ん中に合わせます。 真中にすると、カセットが、反対側の面の終わりまで進むと、録音は止まります。 録音時には、一番右側は使いまさんので、ご注意下さい。 4・Bデッキのカセット取り出しボタンのすぐ上にある録音ボタンを押して下さい。 録音ボタンを押すと、自動的に録音レベルの調整が始まります。 録音レベルの調整には約10秒かかります。 調整が終わったら、録音したい音の頭だしをします。 5・録音を始めるには、再生ボタン、またはポーズボタンを押し、次に録音したい音の 演奏を始めて下さい。 テープの走行中にはカセット取り出しボタンやPOWERスイッチを押さないで下さい。 テープを傷める恐れがあります。 録音を止める時は、Bデッキの停止ボタンを押して下さい。 一時停止する時は、Bデッキの録音ボタンの2つ隣のポーズボタンを押して下さい。 カセットを取り出す時は、停止ボタンを押してから、カセット取り出しボタンを 押して下さい。 テープB面 3;再生する。 録音してあるテープを再生します。 このカセットデッキにはデッキが2つあり、どちらのデッキでも再生できます。 左側が、Aデッキ右側が、Bデッキです。 また、AデッキとBデッキを続けて再生することもできます。 ここでの説明は左側のAデッキに入れたカセットを再生する手順を説明します。 右側のBデッキについても同様の手順で再生できます。 1)POWERスイッチを押して電源を入れます。 2)アンプの電源を入れ、アンプの入力切替でカセットを選んで下さい。 Aデッキのカセットを取り出しボタンを押してカセットを入れます。 3)ディレクション モード スイッチで、片面か両面かを選びます。 片面だけで再生をしたい場合は、真ん中にします。 真ん中にすると、再生を5回繰り返した後、自動的に止まります。 AデッキとBデッキを続けて再生したい場合は一番右にします。 この機能を使う場合は、デッキBにカセットを入れて下さい。 この場合も際デイを5回繰り返すと、自動的に止まります。 4)再生を始めるにはAデッキの右下にある手前面再生ボタンを押して下さい。 アンプで音量を調節します。 反対面を聞くときは、その左側にある反対面再生ボタンを押して下さい。 再生を止める時はAデッキの停止ボタンを押して下さい。 一時停止するときは、Aデッキの停止ボタンを押して下さい。 再生を始める時は、もう一度ポーズボタンを押すか、 手前の再生ボタンを押して下さい。 早送りや巻き戻しするときは、停止ボタンを押してから、 早送り、巻き戻しボタンを押して下さい。 このカセットデッキは、再生時に、Aデッキのテープ再生スピードを変える事ができます。 これを、ピッチコントロール機能といいます。 但し、RMS再生またはRMS再生ダビング時には、変えることが出来ません。 ピッチは約プラスマイナス30%の範囲で変える事ができます。 この機能を使う場合は、まず左側にある ピッチコントロール オンオフ ボタン を 押し込んだ状態にします。 再生スピードを速くする時はピッチコントロールつまみを右に回します。 再生スピードを遅くする時はピッチコントロールつまみを左に回します。 このつまみは、途中にクリックがあります。 これはこの機能をオフしたときのスピード、つまり、標準のスピードポジションです。 この機能を使い終わったら、ピッチコントロール オンオフ ボタンをもう一度押して、 出っ張った状態にして機能を解除して下さい。 この機能を解除しないと再生中ドルビーNRが適切に働かなくなります。 4;ダビングする (AデッキからBデッキへ低速又は高速で録音します。) 1)Aデッキに再生するカセットを入れ、Bデッキに録音するカセットを入れます。 両方のカセットとも再生及び録音する面を手前にして入れます。 Bデッキのカセットは、爪が折れていないか確認してから入れます。 2)ディレクション モード スイッチで片面ダビングか両面ダビングかを選びます。 片面だけにダビングする場合は一番左側にします。 両面に続けてダビングする場合は以下の2つの方法があります。 各デッキの手前面の終わりまで進めて別々に反転する場合は、真ん中にします。 両デッキを同時に反転する場合は、一番右側にします。 3)ダビング速度を選びます。 表示窓の下の列の一番右にあるダビングボタンで、ダビング速度を選びます。 定速でダビングする場合は、1回押します。 高速でダビングする場合は、2回押します。 低速ダビングから高速ダビングに切り換えると、モーター音がやや大きくなります。 これを目安にモードを確認して下さい。 4)ダビングを始める時は、Bデッキの左側にあるPAUSEポーズボタンを押します。 ダビングを途中で止めるときは、Bデッキの停止ボタンを押します。 尚、高速ダビング中の場合は、Aデッキの停止ボタンを押しても止まります。 高速ダビング中は、停止ポーズボタンのみが働きます。 他のボタンを押しても反応しませんので、ご注意下さい。 ダビングの時には、録音レベルやドルビーNRシステムを設定する必要はありません。 低速ダビング時には、デッキAの再生スピードを微調整することができません。 但し、RMS再生ダビング時には、変える事ができません。 定速ダビング中、次の方法で好きな曲を選んでダビングできることができます。 1・定速ダビング中に、不要な部分の前で、Aデッキの停止ボタンを押します。 このとき、Bデッキは自動的に一時停止します。 2・Aデッキで、次にダビングしたい部分の頭だしをしてから、Aデッキの停止ボタン を押します。 3・Bデッキのポーズボタンを押して、再びダビングを始めます。 5)聴きたい曲を探す マルチAMS (聴きたい曲を30曲まで頭だしできます。) 1・次の曲、またはそれより先の曲の頭だしをする場合 次の今日の場合は、再生中に早送りボタンを押します。押した回数分だけ曲が進みます。 このとき表示窓には押した回数が表示されています。 *使っているデッキが反対面再生の時は、巻き戻しを繰り返し押します。 2・再生中の曲、又はそれより以前の曲の頭出しをする場合 再生中の場合は、再生中に巻き戻しボタンを押します。 それより以前の場合は、再生中に巻きの戻しボタンを繰り返し押します。 このとき表示窓には押した回数が表示されています。 *反対面再生の時は、巻き戻しの変わりに早送りボタンを繰り返し押します。 次の時はマルチAMSが正しく動かない場合があります。 1・曲間の無音部分が4秒以下の時 2・非常に小さい音や、バスサクソホーンのような低い音が続く時 3・左右チャンネルに、録音レベルに大きな差のある時 例えば、カラオケテープの歌と伴奏。英会話テープなどの場合です。 マルチAMSはもう一方のでっきが再生中、録音中、一時停止中には働きません。 ディレクション モード スイッチで、両面に合わせていても、マルチAMS機能は テープの再生中の片面の範囲でのみ働きます。 6)オートプレイ(テープの最初から聴く場合に使います。) 1・手前面再生ボタンを押しながら、巻き戻しボタンを押します。 2・もし、テープの巻き戻し終了後に少し待っていてもオートプレイにならない場合は、 メモリー機能になっている可能性があります。 電源スイッチを入れ治してから、もう一度行って下さい。 7)保証書とアフターサービス この製品には保証書がついています。お買上げの際にお受け取り下さい。 所定事項の記入及び記載内容を、お確かめの上、大切に保管して下さい。 保証の期間はお買上げ日から、1年間です。 この製品の調子が悪い時はお買上げ店ソニーサービス窓口、又はお客様ご相談センターに お問い合わせ下さい。 保証期間中は、保証書の記載内容に基づいて修理させて頂きます。 保証期間がすぎた後も、修理により機能が維持できる場合は、ご要望により有料修理 させて頂きます。 当社ではカセットデッキの補修用性能部品を、製造打切り後、最低6年保有しています。 この期間を修理可能な期間とし、故障個所によって修理可能な場合がありますので、 お買上げ端またはソニーサービス窓口にご相談下さい。 以上でソニーステレオカセットデッキ TC-WE505 声の取扱説明書を終わります