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法人のお客様向け製品導入提案

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導入事例 VAIO

ブリヂストンスポーツ株式会社様 写真

ブリヂストンスポーツ株式会社様

モバイルならではの機動力! さまざまな部署でバイオノートをフル活用!

ブリヂストンスポーツ株式会社は、ゴルフ、テニスをはじめとする各種スポーツ用品の製造・仕入れ・販売をはじめ、イベントやスクールなどの企画・運営、そして各種スポーツ施設の設計・施工・運営などを、多岐に渡って展開する企業です。今回は、同社の本社や工場をはじめ、系列の販売会社や、ゴルフのプロサポートカー、そしてゴルフレッスンといったさまざまな部署における、バイオノートの活用事例をご紹介します。特にプロサポートカーやゴルフレッスンでの活用例は、他に類を見ないようなモバイルならではの機動力を活かしたユニークなもの。各担当者の方々に詳しいお話を伺いました。

話し手
ITネットワーク企画部 IT企画推進グループマネージャー 井上敏彦さん 他

オフィスに戻らず全国各地で仕事をする営業マンをサポート バイオノート505による本格的なモバイル利用!

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ブリヂストンスポーツ様では、本社をはじめ、さまざまな部門でバイオノートをお使いいただいているそうですね。


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井上

本格的にバイオの導入を開始したのは2002年8月からです。それ以来、すでに70台以上を導入しました。毎月8〜10台ぐらいの割合で導入している計算になります。使っているのは、仕事で外出することが多いスタッフです。具体的にいうと、本社や販売会社の営業マン、工場で開発を担当しているスタッフ、それからゴルフのプロサポートカーや、ゴルファーズドックの仕事をしているスタッフなどです。

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なるほど。社員の中でもモバイルの必要がある方を対象に、バイオノートを導入されているわけですね。


井上

外出しないスタッフは現在もデスクトップPCを使っています。営業マンや出張の多いスタッフの場合は、外出先でもパソコンを使いたいわけですが、デスクトップとノートの両方を買い与えるのはコスト面で無駄になるので、希望者から順に古いPCをバイオノートに切り替えています。ノートPCにすれば、オフィスで使っているマシンを、そのまま持って出かけることが可能ですから。



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お使いのバイオノートは、どの機種が多いのでしょうか。


井上

導入しているのはバイオノート505が多いです。持ち歩いて出先で使うことだけを考えればバイオC1や、バイオノートSR、バイオUなどもあるわけですが、オフィスでも使うことを考えると、画面が大きくて見やすく、キーボードも打ちやすいバイオノート505がベストだと思います。


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営業マンの方を中心にモバイルの需要が急速に出てきた背景には、どのような理由があるのでしょう?


井上

一番の理由は、社内の基幹システムを従来のホストからクライアント/サーバーに転換したことでしょうね。それによって、2001年にイントラの仕組みが出来た。その結果、インターネット経由で業務に必要なことは何でもできるようになったので、「出先からアクセスしてイントラを使いたい」というニーズが高まりました。外からアクセスすれば、在庫の確認などがいつでも出来るから便利なわけです。出張自体は以前からありましたが、以前はそれに応えられるシステムがなかった。モバイルの用途が急激に出てきたのは、以上のような理由からです。


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実際に、販売を担当されている営業マンの方は、どのような感じでモバイルをされているのですか。


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井上

ブリヂストンスポーツという会社は、ゴルフやテニスなどの用具を作っているメーカーですが、本社の系列として北海道から九州まで全国7ヵ所の販売会社があり、そこに担当者(営業マン)がいます。東京地区は、百貨店などの近場を回るので毎日朝出ていって夕方帰って来るというパターンですが、地方の担当者は、かなり広い地域を受け持っているので、毎日会社に帰ってこないスタッフの方が多いんですね。たとえば、九州だと福岡に販売会社があるんですが、担当者は鹿児島や宮崎までクルマで回って仕事をしている。月曜日に会社に出てくると、ホテルに泊まりながら1週間ずっと帰ってこないこともある。そういうスタッフにバイオノートとPHSの通信カードを持たせて、営業日報やメールのやりとり、イントラの掲示板を見たり、といった業務に使っているわけです。



出張の多いスタッフにはバイオノート505に切り替え メインマシンを持ち出してPHSでリモートアクセス!

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モバイルにもいろいろな形態がありますが、お話を伺っていると実に本格的な使い方をされているのですね。


井上

本社の例でいうと、商品企画を担当しているスタッフなどで、国内出張や海外出張のあるスタッフが、やはり「出張先でメールを見たい」ということで、どんどんデスクトップPCからバイオノートに換えている状態です。


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工場の開発スタッフの方はどのようにお使いでしょうか。


井上

秩父の工場では、ゴルフボールやクラブなどの生産に加えて、いわゆる研究開発の仕事を行っているのですが、そこの開発スタッフも海外出張が多いんです。アメリカ、マレーシア、中国に子会社があって、頻繁に行き来しています。弊社にはアメリカ向けで「プリセプト」というブランドがあるのですが、製品を開発するときは現地に行って、海外のプロにボールを打ってもらい意見を聞くというようなこともやっている。そういう人達もバイオノートに換えています。


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ゴルファーズドックというサービスでは、キャラバンを組んで全国を回られているそうですね。


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井上

ゴルファーズドックは「サイエンス・アイ・フィールド」というシステムを使って、お客様のインパクトの解析を行い、最適のクラブを選ぶためのアドバイスを行うサービスで、キャラバンを組んでゴルフ練習場やショップを回っています。システムと特注クラブを作るための部品を積んだサービスカーが、各営業所ごとに1台ずつあって各地を回っています。お客様に来ていただくので土・日がメインですから、月曜日にもオフィスに戻れないときもある。日常業務の連絡用などをはじめ、このスタッフもバイオノートを使っています。



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実にさまざまなスタッフの方が、多様な業務の中で活用されているわけですが、バイオノートの評判はいかがでしょうか。


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井上

バイオは誰もが知っているパソコンですし、以前から社員の間でも人気が高かった。デザインもいいし、ソニーのパソコンだと使っていてウレシイ感じがする。実際に、好きな機械だとスタッフも大事に使ってくれます。弊社で導入しているのはすべてWindows 2000を搭載したバイオノートですが、フリーズしたり、リソース不足で調子が悪くなるということもありません。実際の使い勝手や性能もいいし、ビジネスでも問題なく使えるマシンだと思います。すぐに調子が悪くなるような機種では、全国を動き回って仕事をしている営業マンにも安心して使ってもらえませんからね。



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最後に、今後取り組まれたいことがあればお聞かせください。


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井上

社内インフラの無線LAN対応をどうするかという問題があるんですが、いまのところ保留にしています。IEEE 802.11bだと速度が遅いし、用意しなければならないアクセスポイントの数が意外に多かったり、コスト面での問題もある。セキュリティー面での不安もありますし。より高速な通信速度のIEEE 802.11aとIEEE 802.11gという規格が登場して来ましたが、どっちが主流になるのか見極めながら、コストやセキュリティーの問題がスマートに解決されるのを待ちたいと思っています。



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パソコン以外にPDAなどの使用はご検討ですか?


塩川

営業マンが回る先には、PHSの電波が届かない場所が結構あるんですよ。ゴルフ場や練習場などで。そういう場所にノートパソコンを抱えて行くのは、ちょっと重いので、クリエのようなPDAに必要なデータを入れて、ポケットに入れて持ち歩いてもらうのがいいかも知れないなと考えています。この辺は、今後検討したいことのひとつです。


プロツアーを支援するプロサポートカーから情報発信 バイオノートGRとサイバーショットでホームページを更新!

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ブリヂストンスポーツのプロサポートカーでバイオノートをお使いいただいているということで、本日は『東建ホームメイトカップ』大会が開催されている、三重県の東建多度カントリークラブ名古屋にお邪魔しています。まず最初に、プロサポートカーの活動について伺えますか?


嶋崎

プロサポートカーというのは、ブリヂストンスポーツの契約プロのサポートをするサービスです。大型トラックをベースにしたサポートカーに、プロの担当者、クラフトマン、運搬スタッフなどが乗り込んで、男子ツアーの場合は火曜から金曜まで、女子ツアー3日試合の場合は水曜から金曜まで、プロゴルフツアーに出動しています。サポートカーの中には、クラブのメンテナンス用の工具が装備されていて本格的な工房になっています。ここで契約プロのクラブの製作をしたり、天候などのコンディションにあわせてクラブの調整や修理をするわけです。その他には、ボールやシューズ、グローブ、キャップ、レインウェアなどのゴルフ用品の供給も行っています。3月から12月まで男女あわせて35試合をサポートしています。


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そうした本来の活動を行いながら、こちらのサポートカーでは「サポートカー日記」というホームページまで作られているそうですね。しかも、大会中の現場からドンドン生の情報を発信されている。そのような業務にバイオノートをお使いいただいているということで、うれしい驚きを感じています。


高岡

バイオノートGRとサイバーショットを使って、我々のスタッフが取材・執筆、撮影・ホームページ作成・サイト更新までのすべての作業を行っています。基本的には、今日の出来事をその日のうちにまとめて翌日にアップするというスケジュールです。実をいうと、最初は我々もこんな感じで全部を現場でやるつもりはなかったんです(笑)。契約プロの○○選手がこうでしたというようなレポートと、後はデジタルスチルカメラで写真を撮るぐらいにしようと思っていた。こちらからは素材だけ送って、後はコンテンツ制作のプロに依頼してホームページを更新してもらうつもりだったんです。ですが、スタッフの中にパソコンのスキルを持っている人間がいて、「どうせなら全部現場で作って更新までやりたい」ということになったんです。


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テレビ中継やスポーツ紙だけではわからないような、生の情報が翌日には更新されるということで、非常に臨場感があって面白い試みだと思うのですが、実際の反響はいかがですか?


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高岡

3年前にスタートしたんですが、予想以上の反響をいただいています。ゴルフ雑誌やスポーツ紙といった、他のメディアで読めるような情報を載せても仕方がないので、我々が持っている情報を載せているのが好評なようです。いまこうして取材を受けている横でも、さっきから契約プロが入れ替わりやって来て、クラブの調整に来たりといった光景が展開されているわけですが、そういう生の情報を送ろうというのが狙いです。「サポートカー日記のホームページを見てからテレビを見ると面白い」といった声をいただきます。ご自分でもゴルフをされて、弊社の製品のユーザーであるという、コアな層に喜んでいただいているようです。契約プロからも「オフに見たけど面白いね」といった感想をもらっています。



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大会中は毎日情報が更新されているのが素晴らしいですね。「○○選手のクラブのシャフトをいくつに調整した」とか、臨場感あふれるレポートが写真入りで毎日更新されるので、読む側からすると自分も参加しているようなライブ感を味わえます。


嶋崎

現場にスキルのある人間がいて、なおかつ情熱がないと続かないですよね。朝から夕方まではサポートカー自体の業務があるので、その合間を縫うようにして取材をして、夜になってほかのスタッフが、「さあ終わった」と後片付けをしているところからホームページを作るわけですから。夜中の1時半までやったとか、そういう日もあるみたいですけど、やっぱり常に新しい情報が更新されていないと面白くないですからね。記者兼編集者兼発行人兼カメラマンみたいに何役もこなせるのは、スキルと情熱の両方を持った人間がいて、なおかつそれをサポートしてくれる、バイオやサイバーショットなどの便利なデジタル機器があってのことですよ。この時代だからこそ出来ることですよね。


画面が大きく処理能力の高いバイオノートGR “メモリースティック”でサイバーショットとのデータ交換も

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日本中のゴルフ場を回って、大会中は毎日のように取材をしてモバイルでホームページを更新するということをしているのは、他に例のないことだと思いますが、どんな点で苦労されていますか?


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山本

一番苦労しているのは、やはり通信ですね。現在は、PHS、携帯電話、DOPAの3種類を使っているのですが、ゴルフ場というのは電波が届かない場所も多いので。電波状況が悪いところでは、最後にホテルに戻ってからつなぐとか、夜中にパソコンを抱えて電波がつながるところまでクルマで走って、そこからホームページを更新するようなこともあります。

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バイオノートやサイバーショットの使い心地はいかがですか?

山本

バイオノートに切り替えたのは去年からで、A4サイズでオールインワン型のバイオノートGRを「サポートカー日記」のために導入しました。選んだ理由は、以前からスタッフの間でバイオC1を使っている者がいたことと、ソニー製品の愛好者が多かったということですね。それから、デジタルカメラでサイバーショットF717とF505を1台ずつ、P2を1台、U10を1台導入しているので、バイオノートだと相性がいいということもあります。使い勝手については、私よりも担当者の望月から説明いたします。



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モバイルでホームページの更新をされていると伺っていたので、バイオノート505やバイオノートSRなどの小さなサイズの機種をお使いなのかなと思っていたのですが。


望月

ホームページを作成するために、サイバーショットで撮影した写真を画像処理したり、HTMLを作成したり、アップロードをしたりといった一連の作業を行うために、大きな画面と大きなキーボードで快適に使えて、処理性能も高い機種が欲しかったんです。そうすると、B5サイズでは小さいんですよね。モバイルといっても、作業はほとんどサポートカーの中で行いますし。快適に作業ができるということを考えると、A4サイズでCD-ROMドライブ内蔵のオールインワンの機種がいい。それでバイオノートGRを選んだわけです。


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バイオノートGRの使い勝手はいかがですか?


望月

大きい画面と大きいキーボードが使いやすいし、処理速度も速いので快適ですね。一番便利だ思うのは、“メモリースティック”ですね。サイバーショットと画像データを直接やりとりできるのは非常に便利です。サイバーショットも4台ぐらいありますが、“メモリースティック”もたくさんの枚数を購入して使っていますよ。画像やそのほかのデータでも手軽にファイルの交換ができるのが便利なので、一度この便利さを知ってしまうとソニー以外の製品は使えなくなってしまいますね。


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サイバーショットは、どのような点がよいでしょうか。


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望月

サイバーショットP2やサイバーショットU10はスナップ撮影用です。いつでも持ち歩いて、何かあったらサッと撮るという感じで使っています。大きな方のサイバーショットF717/F505は、シッカリした写真を撮りたいときに使っています。この2台は望遠レンズがいいですよね。画素数が同じでもっと小さい機種もあるわけですが、望遠レンズがないとこういう目的にはダメですね。それとバッテリーが長持ちしてくれるのがいい。レンズが回転するので、露骨にカメラを構えて撮影できないような雰囲気でも、目立たずに撮ることができる。それからサイバーショット全体に共通していることですが、起動が早いのと、シャッターを押してから次を撮影できるようになるまでの間隔が短いので、使っていてストレスが少ないですね。「サポートカー日記」の更新で、今後も大いに活用していきたいと思います。



バイオノートGRとDVカメラで専用システムを開発 スイング撮影で動作解析、画期的なレッスンを実現!

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森さんは、プロのライセンスに加えて、文部科学大臣認定の上級ゴルフ教師の資格もお持ちという異色の会社員ですよね。


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ええ(笑)。現在は、ブリヂストンスポーツのクラブ事業部に籍を置いています。今日お越しいただいた葛西臨海公園にある、「ロッテ葛西ゴルフ練習場」などで、主に上級者やプロのレッスンを担当しています。

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そのレッスンにバイオノートが使われているということで非常に驚きました。具体的にはどのように活用されているのでしょう?


バイオノートGRとDVカメラをi.LINKで接続しまして、横と後の2方向からスイングを撮影します。撮影した動画を、専用に開発した動作解析用ソフトで読み込み、スイングのチェックを行うというものです。画面に、現在のスイングと過去のスイングを同時に表示することで、調子のいいときのスイングと比較したり、プロと自分のスイングを比較するといったことができます。



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テレビのゴルフ番組などで、ビデオカメラで撮影した動画をモニター画面で再生するというのは見たことがありますが、こういうシステムは初めて見ました。


ビデオカメラで撮ってモニターで見せる例はいままでにもあったんですが、パソコンに取り込んだ画像を解析して、データ管理までできるようにしたシステムは、日本では初めてだと思います。タイガー・ウッズやデビッド・デュバルといった世界のトッププロも、これと同じようなシステムを使っていますが、彼らのはデータ管理ができないそうです。このシステムは、レッスンを受ける生徒やプロごとに、ビデオで撮影した動画にコメントをつけて保存ができる点が、パソコンならではの便利な点なんですよ。「あのときのいいスイングを見たい」と思っても普通は見られないので。


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パソコンならではの便利な点というのを、もう少し詳しくお願いします。


実際にこのシステムを使うのは、上級者の生徒やプロが多いんです。当然ですが、レベルが高くなると細かいアドバイスや、言葉でいい表せないことが多い。それを細かいデータを元に具体的なアドバイスができる。単に「腕が曲がった、体が開いた」ということではなく、どの程度ズレているとか、システムが正確に解析して表現してくれる。それを私がプロの目で見ながら、いろいろな角度で撮影するとか、調子がよいときのスイングと比較するとか、プロのスイングと比べるといった感じでどんどん追求して行くことで、ひと目でわかる結果が出てくるわけです。こうして解析した結果は、クラブや用具へのフィードバックにもなるので、一石二鳥なんですよ。


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ゴルフ練習場という場所なのでサイズの小さな機種をお使いなのかと思っていました。バイオノートGRをお選びになった理由は?


A4サイズで画面が大きくて見やすいということですね。それと、データをCD-R/RWに記録できる機能が必要だったんです。生徒にデータを記録したCD を渡せば、自宅のパソコンで動画を再生して自分で復習できる。スローでも再生できますから、細かいところも、いろいろ再生して何回もイメージトレーニングできるのが便利ですね。それに、次のレッスンにCDを持ってきてもらえれば、データを追記できます。多いときは、1時間で5人ぐらいの生徒をレッスンするのですが、どうしても時間が足りない。そんなときでも、動画を撮りながらレッスンすると効率的なんです。


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最後に、将来こんなことに挑戦してみたいということがあればお聞かせください。


ブロードバンドの普及が凄いですが、モバイルを含めた高速なネットワーク環境が整えば、違う練習場にいる生徒を見たりといったことが可能になるかも知れませんね。ゆくゆくはインターネット経由で、離れた場所にいる生徒のスイングを撮りながらレッスンしたり、プロから「あのときのデータが見たい」と依頼された場合に、ネットワーク経由でサッと送ってあげるとか、そんなことができると素晴らしいと思います。


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