法人のお客様業務用ディスプレイ・テレビ[法人向け] ブラビア 導入事例 NUPKA Hanare

業務用ディスプレイ・テレビ[法人向け] ブラビア

導入事例

良質な客室映像空間を提供するホテル

法人向けブラビアが地域の魅力を発信

NUPKA Hanare
暮らしたくなる部屋の拡張として、
スマートシティの構想を描き続ける

NUPKA Hanare
NUPKA Hanare

https://www.nupka.jp/nupka-hanare/

NUPKA Hanareは、帯広駅近くにある第一生命保険所有の1974年築6階建てのオフィスビルの大規模改修に伴い、帯広市、第一生命保険株式会社、十勝シティデザイン株式会社の三者による『ワーケーション推進連携協定』のもとに誕生した。建物の2・3階がホテルの客室となっており、1階の「Hanare Lounge」ではカフェのような仕事環境、オンライン会議用個室ブース、「暮らし」に特化した情報ライブラリーを提供。ホテルのゲストだけでなく、地域の人々、旅の途中で立ち寄った人々など、誰でも無償で使える場所として機能している。

十勝を南北に走る広域基幹サイクリングルート「トカプチ400」を楽しんでもらえるように、自転車を格納できるスペースも客室内に用意

十勝シティデザイン(株)創業者 柏尾哲哉 氏十勝シティデザイン(株)
創業者
柏尾哲哉

十勝シティデザイン(株)代表取締役支配人 坂口琴美氏十勝シティデザイン(株)
代表取締役支配人
坂口琴美

北海道の十勝地方に位置する帯広市に、2016年3月1日に開業した「HOTEL NUPKA(ホテル ヌプカ)」と、2021年4月15日にその別館として開業した「NUPKA Hanare(ヌプカ ハナレ)」は、「ホテルアーバニズム」という独自の考え方に基づいた分散型社会の実現に向けた取り組みを推進している。NUPKAを経営・運営する十勝シティデザイン株式会社は「ホテルのゲストルームから始まる『スマートシティづくり』」を掲げ、地元の人々や自治体とともにホテルを軸にした街づくりを目指している。ホテルアーバニズムが定義する「ホテルができる役割」の要素は、①宿泊用の客室を提供して、宿泊料を受け取る ②ローカルフードを楽しめる飲食施設を併設 ③旅の拠点としてコンシェルジュ機能を提供 ④旅行者と地元の人が交流するコミュニティ拠点 ⑤街づくりを主導し、地域課題に取り組む事業主体の五つ。NUPKAを拠点に進められる十勝シティデザインの活動が、ソニーマーケティングが提案するホテル・旅館を中心とした施策「まちじゅうホテル」と連携し、完成している。

地元の人々と旅人たちが交流することで
都市性が生まれ、街を拡張していく

農業や酪農によって食の生産が大規模に行われ、豊かな食体験ができる十勝。その主要駅である帯広駅近くに「NUPKA」と「NUPKA Hanare」はある。
 帯広はかつて駅前に多くの住居や商業施設が存在していたが、車社会が地域の生活や経済活動を変化させたことで、中心市街地が衰退してしまった。この街の未来を見据えたとき、地域の人々とエリア外から訪れる人々との接点となる玄関口のような場所を創る必要がある。十勝シティデザインの創業者、柏尾哲哉氏はその信念に基づいてNUPKA のプロジェクトを立ち上げた 。

柏尾氏の活動の原点は、2013年に十勝を舞台にした短編映画「my little guidebook」を自主製作したことから始まる。その後、自主製作メンバーの一人だった坂口琴美氏と共同でホテル事業を開始。米国オレゴン州ポートランド市のACE HOTELから着想を得たHOTEL NUPKAは、旅人と地元の人が集まり、出会いが生まれる場として誕生した。

「人々の多種多様なアイデアが集積し、そこから新しい行動やプロジェクトが生まれていくことが、都市が都市たる所以と言えます。NUPKAにおいても日々宿泊している人が入れ替わりながら、地元の人々と旅人たちが交流することで都市性が生まれ、街を拡張していく。そこから発生する新しいアイデアやプロジェクトが経済を刺激し、都市を持続的に活性化させると私たちは考えています」(柏尾氏)

帯広の街の魅力を伝えるために、十勝地方における農業生産などの強みを活かした美食都市の構想「ガストロシティ 帯広」が打ち出された。その構想の中で、NUPKAのゲストに提供するオリジナルのクラフトビールとして、十勝産大麦100%麦芽を材料とする「旅のはじまりのビール」が開発された。

さらに、ホテルアーバリズムに基づいて街づくりを図る活動を進めるため、2018年には(一社)日本まちやど協会に加盟。2019年、十勝の地域資源を全国・全世界に発信・販売する「地域商社事業」に着手した。

十勝のローカルフードを楽しみながら、夜の帯広のグルメタウンを巡る「馬車 BAR」ツアーの情報も客室のブラビアで紹介十勝のローカルフードを楽しみながら、夜の帯広のグルメタウンを巡る「馬車BAR」ツアーの情報も客室のブラビアで紹介

旅先の滞在拠点となるホテルの客室内大型テレビで、地域の魅力やおすすめ情報を発信している旅先の滞在拠点となるホテルの客室内大型テレビで、地域の魅力やおすすめ情報を発信している

「暮らしたくなるゲストルーム」の中で
ソニーの法人向けブラビアが地域の魅力を発信

NUPKAを軸にしたホテルアーバニズムの取り組みが順調な軌道を描いてきた2020年、新型コロナウイルスによる混乱が始まった。飲食業、宿泊業が大打撃を受けるなか、NUPKAも厳しい状況を迎えることになった。

その一方で、新しい働き方、暮らし方の可能性も広がりを見せてきた。リモートワークをベースとした暮らしを模索する機運が静かな高まりを見せ始め、帯広はワーケーションの聖地となるべく、いち早く活動をスタート。帯広市、第一生命保険、十勝シティデザインの三者による『ワーケーション推進連携協定』が締結され、改修工事が決まっていた第一生命帯広営業所の建物の中に、ワーケーションによる地方分散のニーズを取り込む施設としてNUPKA Hanareが開業した。

NUPKA Hanareの1階エントランスにある「Hanare LOUNGE」では、カフェのような仕事環境、オンライン会議用個室ブース、「暮らし」に特化した情報ライブラリーを提供。ホテルのゲストだけでなく、地域の人々、旅の途中で立ち寄った人々など、誰でも無償で使える場所として機能させている。

情報ライブラリーでは、「QRマガジン」が展示され、QRコードを通じて地域情報に関するネットコンテンツに簡単にアクセスできるようになっている。現在約40コンテンツが掲示されており、今後も地域の情報発信の可能性を広げていく予定だ。

客室は、ラグジュアリー感のある「暮らしたくなるゲストルーム」をコンセプトに創り上げた。ホテル、街、十勝の情報を見ることができる大型ディスプレイとして、ソニーの法人向けブラビアの中でもチューナーレスモデルとなるFWシリーズ(液晶モニター)を全客室に導入。
 旅先の滞在拠点となるホテルの客室内大型テレビに、地域の魅力やおすすめ情報を知る情報ディスプレイの役割を与えている。

NUPKA オリジナルのクラフトビールの紹介。本館内にあるカフェ・BARのテイクアウトメニューをQRコードを通じてスマートフォンなどから注文・決済を行うことができるNUPKA オリジナルのクラフトビールの紹介。本館内にあるカフェ・BARのテイクアウトメニューをQRコードを通じてスマートフォンなどから注文・決済を行うことができる

「オススメ動画」では、ドリップバッグを提供する地元のロースター「カシオペア」のコーヒーにまつわるストーリーなどを観ることができる「オススメ動画」では、ドリップバッグを提供する地元のロースター「カシオペア」のコーヒーにまつわるストーリーなどを観ることができる

大型ディスプレイの機能が
「ホテルアーバニズム構想」を飛躍させた

法人向けブラビアを活用した客室インフォメーションのメニューに、「オススメ動画」「イベント・カレンダー」「フォトシェア」がある。これら三つが加わることで、客室インフォメーションは情報ツールとしてよりパワフルに機能している。

「オススメ動画」は現在8本が導入済みで、間もなく16本まで増やす予定だ。たとえばNUPKA Hanareの客室内でドリップバッグを提供する地元のロースター「カシオペア」のコーヒーにまつわるストーリーを動画で観ることができる。近々の構想としては動画をeコマース機能に連結し、地元企業の商品販売につなげていく計画もある。

「イベント・カレンダー」は、カレンダー&システム手帳アプリ「ジョルテ」のシステムを活用したコンテンツ。宿泊当日のホテル周辺のイベント情報を大型テレビ画面にカレンダー表示し、街への誘客や体験をより充実させる。

「フォトシェア」は、インスタグラムに「#nupka」ハッシュタグでアップされた写真と、テレビ画面上のQRコードでスマートフォンから直接アップロードされた写真をクラウドシステムからテレビ画面上に自動的に読み込んでスライドショー的に表示する。ホテルの近くで実際に撮影された写真が次々と画面上に映り、さまざまなゲストの旅体験が共有されるのは圧巻だ。

このほかにも、客室テレビの画面からホテルのカフェメニューを、QRコードを通してスマホで注文、決済できる機能もある。将来的にはこのシステムを拡張することで、ホテル近隣の飲食店のメニューもオーダー、決済できるようにバージョンアップ。テイクアウトや客室へのデリバリーにつなげる展開も視野に入っている。

十勝シティデザインの「ホテルアーバニズム構想」とソニーマーケティングの「まちじゅうホテル構想」が連動し、アイデアを出し合うことで、また、法人向けブラビアと連携するクロスバリューのソリューションによって、「ホテルアーバニズム構想」は当初描いていたよりもさらに高いレベルへと飛躍した。

コロナ禍によって各地で進む「ワーケーション」や「スマートシティ構想」。ソニーマーケティングは、ホテル運営事業主や自治体と一緒に地域課題に取り組み、ホテル・旅館を対象とした ①フロント業務のスマート化 ②客室のスマート化 ③ワーケーションによる集客拡大をテーマに「まちじゅうホテル」の提案を行っている。

旅の写真などをスライドショー的に表示できる「フォトシェア」旅の写真などをスライドショー的に表示できる「フォトシェア」

「イベント・カレンダー」は、カレンダー&システム手帳アプリ「ジョルテ」のシステムを活用したコンテンツ。宿泊当日のホテル周辺のイベント情報を大型テレビ画面に表示し、街への誘客や体験をより充実させる「イベント・カレンダー」は、カレンダー&システム手帳アプリ「ジョルテ」のシステムを活用したコンテンツ。宿泊当日のホテル周辺のイベント情報を大型テレビ画面に表示し、街への誘客や体験をより充実させる

エントランスラウンジは、大型ソファのあるリビング空間。Wi-Fiを飛ばしてテレワークができる拠点を創出。安心してオンライン会議ができる使い勝手のいい空間を地域に生み出すことで、人々が継続的に訪れる場所を目指すエントランスラウンジは、大型ソファのあるリビング空間。Wi-Fiを飛ばしてテレワークができる拠点を創出。安心してオンライン会議ができる使い勝手のいい空間を地域に生み出すことで、人々が継続的に訪れる場所を目指す

ゲストが自由に利用できる個室型ワークブースもあり、ワーケーション滞在にも最適ゲストが自由に利用できる個室型ワークブースもあり、ワーケーション滞在にも最適

ラウンジでは、十勝での旅や暮らしを紹介するイラストマップと約40コンテンツが掲示されているQRコードライブラリーで地域の情報も収集できるラウンジでは、十勝での旅や暮らしを紹介するイラストマップと約40コンテンツが掲示されているQRコードライブラリーで地域の情報も収集できる

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