活用事例

ゲームを軸に、アニメ放送やプロモーションを同期展開

商業施設などで、アーケードゲームやクレーンゲームなどの筐体が並ぶアミューズメントエリアがあります。　その中で、キッズアミューズメント筐体を当社でもいくつか展開しており、その一つが「ひみつのアイプリ」です。きれいな衣装を着て、かわいくダンスをしながら歌うアイドルキャラクターたちが支持されてきた「プリティーシリーズ」の最新作です。これを原作に制作・放送されているTVアニメのストーリーなど当社でプロデュースし、ゲーム・アニメ・プロモーションを同期させて事業展開しています。2024年4月にリリースされ、順調に人気を伸ばしており、多種多様な関連商品も好調です。

もともとゲームのプロモーションにと、商業施設でゲーム大会やデビューイベントなどを催してきました。今回は少し趣向を変え、都心にある大型アトラクション施設の会場を借りて「アイプリワールド2025」というイベントを開催しました。

イベントではキャラクターショー、作品に登場する空間を再現したコーナー、カードや特大キャラクターオブジェの展示などを実施。そして98V型の法人向けブラビアを使った2つのコーナーを設けました。1つは法人向けブラビアにアニメのライブシーンを大画面で流すアイプリCGライブコーナー。もう1つは人の動きをセンシングして画面内のキャラクターが同じ動きをするフォトスポットで法人向けブラビアを縦置きで設置しました。

実は、イベント開催前はこの2つのコーナーは実施をあきらめかけていました。その理由は、まさにディスプレイの問題です。特に、作品のいちばんの魅力であるライブシーンの上映では、実際のライブ会場にいるような感覚を醸成したいため、大画面で見せたい。当初プロジェクターの利用を検討したものの、お子様向けのイベントなので会場内を暗くできない。フォトスポットも、等身大の主人公を映したいと考えていました。

しかし、当社で所有していたディスプレイは大きめとはいっても、今では家庭でも普及しているサイズです。少々の大きさでは驚きが薄く効果的でないと考え、過去のイベントでも告知や宣伝を表示させるだけでした。そこへタイミングよく98V型法人向けブラビアのお話をいただき、活用してみることになりました。

まず98V型という特大の画面は広い会場の中でとても目立ち、この2つのコーナーは多くの関心を引くものになりました。日常では目にしない大きなサイズだからこそ非日常的な演出ができ、エンターテインメントの場では、これくらいの大きさで没入感を出すべきだと改めて感じました。

また、明るい環境の中でも、映し出した映像がしっかりと見えていたことは大きなポイントでした。法人向けブラビアは照明などの反射による映り込みが少なく、画質も精細。キラキラとしたコントラストや色調の強い映像でも、鮮やかな色がしっかりと再現され、遠目からも映像内容がよくわかりました。ベゼル幅もすごく細いので、まるで映像を空間に合成したかのように感じましたし、浮かび上がって見える画面は、とても存在感があり驚きました。もちろん来場者のかたがたにも大変好評で、ライブシーンを上映したコーナーではコスプレをしたお子様が夢中で踊る微笑ましい光景が見られ、見物客も絶えませんでした。

そして98V型という大きなサイズにも関わらず、取り回しがよいのは驚きでした。以前からイベントで利用してきた他社製の60V型くらいのディスプレイは、大変重くて設置作業に苦労していました。それに比べ、法人向けブラビアは98V型でも軽く感じます。スタンドへ設置する際には高い位置まで持ち上げるのですが、ディスプレイの重さが軽いとその労力が軽減されます。設置の負担を軽減できることは、結構重要なポイントで、作業時間の短縮にもつながりました。