液晶テレビ BRAVIA ブラビア

〈ブラビア〉×Twitter ハッシュタグプロジェクト第1弾レポート

2011年6月7日(火) 日本代表×チェコ共和国代表 in 日産スタジアム

みんなのつぶやきでテレビはもっと楽しくなる

「あのアイドル、雰囲気が変わったなぁ…。あ!ひょっとして髪型を変えた!?」。テレビ番組を見ていて、そんなことに気がついた。
ささいなことだけど、誰かに伝えたい…。あるいは、ひとりでスポーツ中継を見ていて、興奮や感動を誰かと分かち合いたくなった…。
そんな経験って誰しもあるよね?
そこで役立つのが、ふとした感情やちょっとした情報を"つぶやき"として投稿し、みんなと共有することができるインターネットツール「Twitter」だ。
〈ブラビア〉には、このTwitterを画面の右側に表示する機能が搭載されている。そのため、例えばあるテーマに関する#タグ(ハッシュタグ)を入力すると、そのテーマに関するみんなの"つぶやき"を読みながら、テレビ番組を視聴することができるのだ。
当連載特集の第1回では、そんな〈ブラビア〉×Twitterで広がる、インターネットテレビのあたらしい楽しみ方を、紹介していこう。

中継を見ながらTwitterで語りあえ!セルジオ越後さんが提唱するサッカー日本代表強化策

テレビ中継を見ながら解説ツイート。サッカー観戦の方法を変える新しい試み

ハッシュタグプロジェクト第1弾実施風景

2011年6月7日。日本中のサッカーファンの熱い視線が、日産スタジアムに注がれていた。サッカー日本代表の注目の一戦が開催されるのだ。 欧州で活躍し、凱旋帰国となった海外組のプレイ。また監督が、4-3-3の新しいフォーメーションに再度挑戦すると報じられるなど、話題に事欠かない。 そんな注目の試合の裏で、あるプロジェクトが行われようとしていた。それが「〈ブラビア〉ハッシュタグプロジェクト」だ。サッカー解説者のセルジオ越後さんをゲストに迎え、テレビ中継を見ながら、〈ブラビア〉×Twitterでサッカー日本代表に熱いエールを送ろうというのである。

TV×Twitterで届くみんなの想い。リビングが熱気溢れるスタジアムに

ハッシュタグプロジェクト第1弾実施風景

試合開始の30分前。"つぶやき"会場として用意された銀座・ソニーショールームにあるコンシェルジュルームに到着すると、すでにセルジオ越後さんがスタンバイしていた。コンシェルジュルームには、自宅のリビングや書斎にソニー商品を配置したときのイメージが実感できるようにと、家具や照明が備え付けられてある。
〈ブラビア〉の前に配置されたソファーに、どっかりと腰を下ろすセルジオ越後さん。
その姿は、まるで自宅でくつろぐお父さんだ…。いや、失礼。
試合前から「同じ画面で試合の映像とTwitter画面が見られると、スポーツバーなどで観戦すると盛り上がりそうだね」とセルジオ越後さんがツイートすると、そんなツイートに触発されたのか、試合開始前にも関わらずTwitter上にはサッカーに関する皆のつぶやきが溢れ出す。発表されたスタメンを速報するツイートや、チェコ代表の注目選手をあげる人など、観戦に役立つ有益な情報を手に入れられるのも、サッカー中継を見ながらTwitterする楽しさのひとつだ。

つぶやきを通じて、リアルタイムでみんなと意見交換をする楽しみ

ハッシュタグプロジェクト第1弾実施風景

そして試合開始のホイッスルとともに、セルジオ越後さんのツイートもペースアップ。「縦の動きだけでは、崩れないね。横の動きが欲しい」「チェコが引いてるから、スペースが狭いね」などと、プレイを解説しながら、日本代表の問題点をあぶり出していく。
スマートフォンを使えば、音声入力でスピーディにツイートすることも可能なのだ。その後も、思わず「おおぉ〜、惜しい!」と仕事を忘れて、声を上げる僕ら取材陣を横目に、ツイートで選手を叱咤激励するセルジオ越後さん。しかし、応援むなしく、試合はあと一歩のところでチェコのゴールを割ることができず、スコアレスのドローに終わったのだった。
試合後、〈ブラビア〉×Twitterを初めて体験した感想をセルジオ越後さんはこう語った。
「画面右のTwitterではいろんな意見が飛び交っていて、テレビを見ているはずなのに、見知らぬ人とサッカー談義に花が咲くイギリスのパブにいるみたいだったね。日本代表を強くしていくためには、ただ応援するんじゃなくて、不甲斐ないプレイだと思ったらブーイングしたり、悪い采配は批判したり、議論することが大切なんだよ。お気に入りの選手に黄色い声援を送ってるだけだったら、アイドルのコンサートと変わらないからね。それにテレビでTwitterができたら、リビングに集まって家族みんなで見られる。スタジアムに行けば、熱狂と興奮が味わえるかもしれないけど、それはチケットが取れた幸運な人だけ。
でも、テレビでTwitterができたら、もっとたくさんの人が時間を共有して、一緒に盛り上がれる可能性もある。そこで知らない人同士が熱く語り合えば、サッカーが文化として根付き、日本のサッカーはもっともっと強くなっていくと思うんだよ。」

ハッシュタグプロジェクト第1弾実施風景

スマートフォンやPCがあるし、別にテレビでTwitterができなくても…、といった意見もある。確かにこれまでTwitterはそんなパーソナルな使われ方をされてきた。
でも、リビングにあるテレビでTwitterができれば、世の中の“今の声”を、放送と一緒に見ることができる情報として、より気軽に楽しむことができるようになるだろう。
スマートフォン、パソコンを持っていなくても、情報を見る、共有することでTwitterに参加できる、それがこれからの時代のテレビであり、Twitterの楽しみ方になっていくに違いない。
大画面の〈ブラビア〉でサッカー中継を映しながら、Twitterでみんなの声援を眺めていると、ふとパブリックビューイングにいるような不思議な感覚に襲われる。リビングでひとりで見ているはずなのに、強い連帯感を感じるのだ。
〈ブラビア〉+Twitterでサッカー観戦は確実に盛り上がる。そんな現場に立ち会った興奮と、インターネットテレビの可能性を垣間見た気がして、なかなか寝付けない夜となったのである。

〈ブラビア〉×Twitter サッカー中継と一緒にTwitterが楽しめる!