リモートカメラシステム

株式会社ジュピターテレコム 様

教育

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関西エリアの3つの拠点(神戸・芦屋、東大阪、豊中・池田)にBRC-H800とRM-IP500を導入。省人化と効率的な運用を実現し、ニュース番組や週末の情報番組に活用中。

お客様のプロフィール

コミュニティチャンネル「J:COMチャンネル(地デジ11ch)」を展開するジュピターテレコム様では、関西エリアの3拠点(神戸・芦屋、東大阪、豊中・池田)に旋回型HDカラービデオカメラBRC-H800とリモートコントローラーRM-IP500を導入し、生放送のニュース番組制作におけるスタジオオペレーションの省人化と効率的な運用を実現されています。
芦屋のスタジオには、BRC-H800×2式とリモートコントローラーRM-IP500×1式を導入。従来から運用しているBRC-H900と合わせて3カメのリモートカメラシステムを構築し、月〜金曜日夕方放送のニュース番組『デイリーニュース』と、毎週土曜日に関西全域のJ:COMチャンネルで生放送している地域情報番組『ジモト満載 えぇ街でおま!』の制作に、このシステムが活躍しています。
今回の導入を担当された株式会社ジュピターテレコム コミュニティチャンネル部 関西メディアセンター 芦屋事務所の新垣典秀 様に、導入の背景や、導入後の成果、ご感想についてお伺いしました。


コミュニティチャンネル部
関西メディアセンター 芦屋事務所
新垣典秀 様

導入の背景

もともと日常の番組制作の省人化・効率化による残業時間削減や制作パフォーマンスの向上が会社の取り組みとして掲げられており、その一環として、先行してBRC-H900を試験的に導入し、運用ノウハウの蓄積や、評価などに取り組んでいました。さらに、昨今の「働き方改革」の流れも後押しをして、リモートカメラの導入を本格的に広げようという流れが加速しました。

それまでスタジオフロアに配置していたのは、ENGカメラのPXW-X400やPDW-700を計3〜4台。平日の『デイリーニュース』ではカメラ固定の1カメ無人運用や、カメラマン1名でオペレーションを行い、週末の番組では複数人のカメラマンを配置して放送していました。

導入のメリット

BRC-H900を先行で導入してみたところ、リモートカメラによる番組制作が省人化の助けになることが実感できました。今回さらにBRC-H800を2台追加導入し、ENGカメラと置き換えました。平日の『デイリーニュース』はリモートカメラのみで運用できるようになり、多数の出演者がスタジオに入る週末の番組でも出演者を追いかけるENGカメラとカメラマンだけをフロアに入れる形で対応できるようになりました。スタジオの広さにも限りがありますので、ENGカメラを減らして小型のリモートカメラで運用できることは、大きなメリットの1つです。

スタジオサブにおける操作は、平日の『デイリーニュース』では、ディレクターがスイッチャーとリモートカメラのコントロールを1人で兼務しています。週末の情報番組では3台のリモートカメラをフル活用しているため、リモートカメラ専任のオペレーターを追加しています。リモートカメラの導入前と比較して、全体としては、平均して2〜3人/週程度の作業が削減できています。

先行導入したBRC-H900は、当時スタジオ制作に使えるクオリティのリモートカメラが、ソニーのBRC-H900ぐらいだったことから選定しました。今回の追加導入にあたっては、BRC-H900同様の旋回性能と画質の良さ、コントローラーの互換性などから、最新機種であるBRC-H800に決めました。感度はBRC-H900よりもやや暗いですが、高精細でノイズの少ない高画質な映像に満足しています。

週末の番組では、BRC-H800のテレコンバート機能を活用しています。デジタルズームのような画質劣化がなく、ワンボタンで2倍拡大することができるため、セット奥の雛壇に並ぶ出演者をクローズアップするときに便利です。

リモートコントローラーRM-IP500は細かくスピード調整ができるので、パン・チルト・ズーム操作がやりやすく、出演者を追いかけやすい。また、BRC-H800との組み合わせでは、最大100個のプリセットメモリーが使えることも便利です。100個も使うことはありませんが、押しやすい番号を選んで登録・呼出ができるため、時間に余裕のない生放送では助かっています。

今後について

当社の関西地域における拠点は7カ所ありますが、この神戸・芦屋での導入の成果を受けて、すでに東大阪と池田・豊中にもBRC-H800を導入しました。残る拠点にも順次導入を図り、番組制作の省人化を進めていきたいと考えています。特に私たちのようなケーブルテレビの場合、1人でさまざまな業務を担当しているため、省人化・省力化できた分、新たな仕事に取り組むことができ、全体サービスの向上を推進することができます。

固定カメラだったときには、出演者の位置が少しズレてしまっても追えなかったり、放送前のセットアップにもサブとフロアの行き来が必要だったり、という手間も時間もかかっていました。リモートカメラについては、もちろん割り切りが求められる部分もありますが、逆にリモートカメラだからこそできるようになった部分も多いことを実感しています。

ソニーには、これからもリモートカメラのさらなる画質、感度の向上や、ライブ制作用途で便利に使えるコントロール機能の充実など、引き続き優れた製品やバージョンアップを期待しています。


東大阪、池田・豊中のスタジオに設置されているBRC-H800