ISSリアライズの本社ビル地下1階に、『カオス』というコミュニケーションスペースを設けています。カオスは本来「混沌」、「無秩序」などを表す言葉ですが、この名称には「制約のない空間で部署や拠点の垣根を越えて社員同士が互いに触れ合い、新たなシナジーを生み出してほしい」という思いが込められています。組織活性化を目的に設けられたエリアで、お酒やソフトドリンクも提供しており、仕事終わりなどに自由に交流を深められる空間となっています。

コロナ禍でしばらく利用を制限していましたが、アフターコロナを機に再開を決定。それに合わせてリニューアルを実施し、より多くの社員に利用してもらえるように社内シアターを設置することにしました。スポーツ観戦や映画鑑賞といったイベントの実施も組織を活性化させます。せっかくなら一番いいものを導入したいと考え、さまざまなディスプレイを比較検討。その結果、ふさわしいと判断したのが、ソニーの『Crystal LED』でした。この場所は、社員に使ってもらうことで価値が上がります。Crystal LEDを導入し、さらに魅力的な空間とすることで、より多くの人が集まり、場を有効利用できます。

本社ビル地下1階のコミュニケーションスペース『カオス』

『カオス』には以前にもプロジェクターとスクリーンを設置していましたが、使用するたびに室内の照明を落とさなければなりませんし、映像が粗く、見づらさを感じていました。このCrystal LEDは、明るい空間でも黒が引き締まった高精細な映像が楽しめるところが採用の大きなポイントです。導入後、社員に向けてお披露目するパーティーを数回に分けて実施しましたが、思わず画面に手を伸ばそうとするほどのリアルな映像が、社員たちからも非常に好評です。まだ導入して日が浅いですが、いろいろな映像を映し出して皆で楽しみたいという計画が進行しています。

『カオス』に導入されたCrystal LED

私たちの支店や営業所は、主要駅から徒歩数分と利便性の高い場所にあることが多いのですが、この本社ビルはそれらと比べるとややアクセスしづらい立地となっています。今回『カオス』にCrystal LEDを導入したのは、就職活動で訪れた学生に対して「面白いものがある本社」とアピールする狙いもありました。

『カオス』は社外の人との利用は認めておらず、また会議や打ち合わせなどの業務ではほとんど使用していませんので、Crystal LEDの導入は、社員に楽しんでもらうための福利厚生の一環ということになります。私が企業運営を行う上でのテーマの一つに、「自分が入社したいと思える会社を創る」というものがあります。これからも『カオス』のCrystal LEDを活用したさまざまな取り組みを通して、仕事以外に遊びの要素もある会社をめざしていきたいと考えています。

Crystal LED導入後の社内懇親会の様子