要求の厳しいバーチャルプロダクションによる映像制作向けに
最適化したCrystal LED VERONA。
高水準の黒レベル、低反射、高輝度、広色域、高リフレッシュレートに加え、
高い設置性やメンテナンス性により、クリエイターの創造欲求に応えると同時に、
映像制作のさらなる効率化に貢献します。
バーチャルプロダクションを用いた映像制作において、クリエイターからの要求が高まっています。
ソニーは映像やコンテンツ制作にかかわるクリエイターと連携することで、
バーチャルプロダクションにおける課題を抽出し、制作に求められる性能を進化させました。
映像リアリティを実現する高性能、柔軟で効率的なワークフロー、
さらにランニングコストの低減まで配慮することで、
理想的なバーチャルプロダクションを提供します。
バーチャルプロダクションでの映像制作において、LEDウォールの最も大きな課題は、
ロケーション撮影と同じ撮影環境を再現することです。
Crystal LED VERONAは、独自のコーティング技術や高画質技術により、
クリエイターが求めるリアルな仮想空間を実現しました。
ディープブラックコーティングと低反射コーティングの特性を併せ持つ、
「ディープブラック&低反射コーティング技術」を新開発。
深く引き締まった黒の表現と照明の影響を抑えた低反射を両立しています。
ディープブラック&低反射コーティングなし
VERONA
新開発のコーティング技術により、隣接するLEDディスプレイやスタジオの照明機材からの
外光によるコントラスト低下を大幅に抑え、リアリティの高い撮影が可能です。
そのためポストプロダクションでの修正作業が低減します。
リフレッシュレートの低いLED
Crystal LED VERONA
高性能ドライバーICの採用により、7,680Hzの高リフレッシュレートを実現しました。スキャンライン（水平方向の黒い線）を回避して、撮影することができます。
1,500cd/㎡の高輝度と、デジタルシネマ向け規格DCI-P3を98%以上カバーする広色域を実現。臨場感と没入感のある映像で、リアルな仮想空間を創り出します。
映像制作現場が求める性能を実現するため、
新たに設計したディスプレイキャビネットをはじめ、
業界で広く使われているディスプレイコントローラーを使用可能とすることで、
使い慣れた操作性と高い作業効率を可能にします。
新設計したディスプレイキャビネットは、専用の工具を使わなくてもディスプレイキャビネット同士をロックできるレバー式ロック機構や、正確な位置合わせが容易にできる位置決めピンなどの新しい機構を採用しています。
新設計のキャビネット構造により、高い強度を実現しました。また、専用の角度調整ブロック*を使用した機構を新たに採用し、高精細なカーブ設置が可能です。
新たに「Z軸調整機構」を搭載し、段差が気になる部分を簡単に修正できます。高精度に調整されたディスプレイにより、リアルで美しい映像を映し出します。
映像ソースを受信し複数のディスプレイキャビネットに映像を分配するディスプレイコントローラーには、業界で広く使われているBrompton社の『Tessera SX40』と、Megapixel社の『HELIOS』を使用可能です。追加のトレーニングが不要なため作業効率の維持が可能です。
バーチャルプロダクションにおいて、制作コスト削減は大きな課題となっています。
Crystal LED VERONAは、イニシャルコストだけではなく、ランニングコストを抑え、
LEDモジュール設置時の破損リスク低減や高いメンテナンス性、低消費電力設計など
映像制作のさらなる効率化を実現します。
LEDモジュールの表面をコーティングで保護しており、かつLEDキャビネットにエッジプロテクションやスライドイン機構を搭載しているため、設置時の破損リスクを低減します。
ディスプレイを組み上げた状態のまま、すべてのLEDモジュールを前面および背面から交換することができる「クイックモジュール交換機能」を搭載しています。
高効率の微細なLEDチップとソニーの電力制御技術を組み合わせることで、低消費電力化を実現しています。従来のLEDと比較し、最大輝度で算出した単位輝度当たりの電力効率を約32%*向上させています。
リアルな映像を再現し、クリエイターのビジョンを実現するバーチャルプロダクションモデル
