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教育ソリューションフォーラム2013 (東京、大阪) レポート
〜大学におけるデジタルペーパーの効用とその期待について〜

11月8日(金)、15日(金)、東京、大阪にて「教育ソリューションフォーラム2013」を開催しました。本フォーラムでは、12月3日(火)発売のデジタルペーパーの商品紹介をはじめ、2013年後期よりデジタルペーパーの実証実験にご参画いただいている3大学の先生方による講演を中心に行われました。 教育ご関係者の方をはじめ、非常に多くのお客様にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。

基調講演の模様

『デジタルペーパーがもたらす新たな教育手法の提案』(東京会場、大阪会場)
法政大学 情報メディア教育研究センター
常盤 祐司教授
法政大学では、ファカルティデベロップメント推進の一環として、組織的にICTを活用した教育改善に取り組まれております。本講演では、デジタルペーパーと他のデバイスを比較し、その特性を踏まえたユースケースをご紹介いただきました。
デジタルペーパー端末を実際の演習で使っている様子に加え、レポート配布から回収、添削に至る具体的なオペレーション方法等を通じながら、新たな教育手法の在り方を提案されました。
『デジタルペーパーの教育分野への応用と今後の課題』(東京会場)
早稲田大学 人間科学学術院
畠山 卓朗 教授
実証実験を通じて教育分野におけるデジタルペーパーの有用性を紹介いたしました。デジタルペーパーを「手元に引き寄せ、書き込みが可能なデバイス」と位置付け、文章の校正作業における紙との相違点を掘り下げるとともに、具体的な活用事例を通して、学生や教員の実体験を交えながら、今後の様々な分野で期待される活用用途や、運用に伴う諸課題について触れられました。
『デジタルペーパーの教育における可能性』(大阪会場)
早稲田大学 人間科学学術院
向後 千春 教授
早稲田大学では、紙もインクも消費しないノートの代替品としてデジタルペーパーを活用し、配布資料への手書きコ メントの利便性や、資料作成者へのコメントフィードバック等による知的生産活動への有用性に焦点をあて、大学院生を対象とした実証実験を行っています。
本講演では、論文添削・グループ討議・研究構想時のアイデア想起等のシーンをもとに、ゼミや講演者自身のユースケースを交えながら、今後のデジタルペーパーの可能性を掘り下げていきました。
『手書きデジタル化による教育イノベーション』(東京会場、大阪会場)
立命館大学 政策科学部
重森 臣広 教授 (大阪会場)
森 隆知 准教授 (東京会場、大阪会場)
立命館大学では、デジタルペーパー実証実験の開始に際し、学部の学生を対象とした専門授業を新規に開設し、デジタルペーパーの導入による教育効果の検証を行っています。
本講演では、紙媒体と電子媒体の双方の利点を活かしたデジタルペーパー端末の「メモ機能」に着目し、実際の教育現場における様々な「手書き演習」の事例を紹介されました。ICT教育の普及により失われつつある「手書き」による教育への効用を、デジタルペーパーの活用により再認識するとともに、今後のICTを活用した教育の在り方へ一石を投じました。

デジタルペーパー体験会、懇親会

講演会終了後も多くのお客様に、デジタルペーパーを実際に触れていただき、ご感想や今後の可能性等についてたくさんのご意見を伺わせていただきました。

開催概要

東京
  • 日時:2013年11月8日(金) 14:30〜19:00
  • 会場:コクヨホール(JR品川駅港南口 徒歩5分)
  • 参加費:無料(事前登録制)
大阪
  • 日時:2013年11月15日(金) 14:00〜19:00
  • 会場:立命館大学 大阪梅田キャンパス(JR大阪駅南口 徒歩5分)
  • 参加費:無料(事前登録制)
主催 ソニービジネスソリューション株式会社