商品情報・ストア My Sony Feature 単に商品を売る場ではなく、ワクワクを体験し共有できる場を作りたい#002

想いをカタチに

SHIKAKU(シカク)イメージ
#クリエイティビティを高めあう

単に商品を売る場ではなく、
ワクワクを体験し
共有できる場を作りたい
#002

第2回目の“My Sony STORY”は、2024年にスタートしたソニーストア 銀座のエンターテインメントシアター「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバーたちのストーリーです。
ソニーの“コンテンツ×最新エレクトロニクス技術”を体感できる部屋「SHIKAKU」が誕生するきっかけや、縦横高さ2.4mの立方体というカタチに至るまでの紆余曲折、そして実際のイベント運営まで、メンバー5人の想いに迫りました。

ソニーストア銀座「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバーフォト

ソニーストア銀座「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバー/ソニーストア担当:左から佐藤、藤井(プロジェクトリーダー)、久次米、普門、尾垣(デザイナー)

ソニーストアでしかできない
商品の先にある新しい価値を提供できないか?

新商品をいち早く体験できるだけではなく、心踊る体験を常に模索してきたソニーストア。お客さまと直接コミュニケーションできるこの貴重な場でもっと新しい価値を提供できないか? 商品体験の場を超えてもっとワクワクする場にできないか? という想いを担当メンバーたちは抱いていました。

大阪、名古屋、福岡天神と3つのソニーストアのスタイリストとして接客をしていた藤井はとくにその思いが強かったと話します。
「これまでのストアはエンタメをスポットでしか楽しめなかったんです。たとえば4月は映画、5月は音楽、6月はアニメとか、年間通して継続的な楽しみをお客さまにご提供できたらもっとストアが楽しい場所になるのでは?とずっと考えていました」(藤井)

そんなある日、社内のテレビ(ブラビア)チームとの何気ない会話のなかで「ソニーストアにおうち映画館があったら楽しいんじゃない?」という言葉が発せられました。その言葉にピンときたメンバーたち。ここが「SHIKAKU」の出発点でした。
ソニーストア銀座「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバーフォト

ソニーストア銀座「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバー/ソニーストア担当:
左から佐藤、藤井(プロジェクトリーダー)、久次米、普門、尾垣(デザイナー)

クリスマスマーケットのような
ひと目でわかるワクワク感を表現したい

スタート時は“おうち映画館”という言葉がキーになっていたため、当初のデザイン案は真っ黒のボックス型でした。
「映画館という意味ではイメージ通りでしたが、ストア店舗内で真っ黒の箱を見たときワクワクするのかな?という疑問も残りました。たとえば冬になると公園などにクリスマスマーケットが出ますよね。パッと見ただけでお祭り感があって、見ているだけでも気分がワクワクする。そんな風にこの箱もエンタメコンテンツを楽しむ場であることをもっとわかりやすく表現したほうがいいんじゃないかと」(藤井)
SHIKAKU初期構想資料フォト

SHIKAKU初期構想資料

日頃からメンバー同士、個人で体験したイベントやプレゼンテーションの情報を共有していましたが、とくにこの時期はメンバーが集まって最新の展示会やショールームを見学するなどイベントの手法を勉強。そのなかで体感した臨場感あふれる映像や音響、VRなど、新感覚の体験が大きな転機になったとデザイナーの尾垣は振り返ります。
「みんなで一緒に見たショールームはとくに刺激になって、あの感動を今回の箱に詰め込みたい!という共通認識がみんなの中にうまれ、そこに“クリスマスマーケット”とか“推し活部屋”みたいなキーワードが上がって、この箱に来た瞬間に気分が上がるものにするという方向性が見えてきました」
そんな尾垣が描いた案は、箱の外側全面をコンテンツのビジュアルでラッピングするという大胆なもの。
「見た瞬間に“コレだ!”と思いました。元は大きなポスターを貼るくらいのイメージだったんですが、やるならとことんやったほうがいい。ここから映画だけではなく、あらゆるエンタメコンテンツを楽しむ場所にしようと方向性も変化してきました」(藤井)
SHIKAKU初期デザイン案資料フォト

SHIKAKU初期デザイン案資料

それまでチーム内では“キューブ”と呼ばれていましたが、“コンテンツでラッピングする”という方向に決まった段階で正式名称を付けることに。メンバーで“100本ノック”と言われたほど案を出し合い、最終的に採用されたのが「SHIKAKU(シカク)」でした。
「ダジャレみたいなんですけど、見る視覚とカタチの四角を合わせて。あと、どこまでチャレンジできるかわかりませんが、聴覚・嗅覚・触覚もあわせた4つの感覚を体験できたらという気持ちも込めました」(佐藤)
ソニーストア銀座「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバー取材イメージ

自分たちの想いが届いた時、
SHIKAKUは
お客さまと一緒に作っていくものと感じた

記念すべき第1弾は、映画公開日とブラビア新商品の発売日が奇跡的に一致した映画『キングダム 大将軍の帰還』に決定。映画のシーンでラッピングされたSHIKAKU内部には撮影で使用された仮面や弓矢などの小道具を展示。そして最新のブラビアとサウンドバー、リアスピーカーで迫力の映像・音響環境に。
SHIKAKUの施工イメージ

ソニーストア銀座閉店後、急ピッチで第1弾 映画『キングダム 大将軍の帰還』用SHIKAKUの施工が行われた

担当した佐藤はもともとキングダムの大ファンでした。「担当者でありつつ、そこにファン目線も加わって映画会社に“このシーン借りられますか?”とか“小道具を展示させてもらえますか?”など、好きだからこそできる提案も行いました。実際にイベントが始まると、ソニーストアにあまり足を運ばれたことのなかった若い女性たちがたくさん来てくださって驚きました。ラッピングがされたSHIKAKUとノベルティのステッカーとで一緒に写真を撮ったり、推しのコンテンツをソニー商品で体験して感動してくださる光景を目の当たりにして、私たちの想いがお客さまとつながったように感じてうれしかったです」
久次米も予想しない反応が次々に起こることに驚いたそう。
「ストアのスタイリストが“小道具を生で見られるのはここだけです”とお客さまに伝えてくれたので、お客さまがSNSで“ここでしか見られないよ、絶対に見て”とツイートしてくれて、最終日までたくさんの人に来ていただきました。SHIKAKUはお客さまといっしょに作っていくものなのだと実感しました。コンテンツを通してソニー商品の良さを知ってくださって、“気に入って買っちゃいました!”みたいなSNSも見かけて、自分たちの思っている方向+αで物事が進んでいると感じています」
映画『キングダム 大将軍の帰還』とのコラボイベント風景

映画『キングダム 大将軍の帰還』とのコラボイベント

© 原泰久/集英社 © 2024映画「キングダム」製作委員会

第2弾は活動再開と新譜リリースを記念して行われた西野カナさんとのコラボレーション。開催期間中、西野カナさんご本人がSHIKAKUに訪れるというミラクルが起こります。
「ラッピングや部屋のデザインを見て、カナさんご本人がぜひ実際に見てみたいと来店してくださいました。SHIKAKUを体験する様子をSNSにもあげてくださって。その後、カナさんが座った椅子に座りたい!とファンの方にたくさん来ていただけて感激しました。私自身、日頃からイマーシブ体験やイベントのような自分が実際に体験することに価値を感じていたので、推しを応援するお客さまの気持ちにとても共感しました」(久次米)

その後も、東京国際映画祭、キタニタツヤさん、櫻坂46、オープンワールドRPG『インフィニティニキ』、映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』などさまざまなコンテンツとコラボレーション。藤井はこの1年間の変化を人一倍感じています。
「SHIKAKUができたことでお客さまとの関係性が変わってきたと実感しています。今まではお客さまとお話する際には商品の機能説明が多かったのですが、今はコンテンツにまつわるお話や推しの話題で盛り上がることが増えました。たとえばXperiaと櫻坂46のコラボレーションのときは、ファンを指す言葉を使って“Buddies(バディーズ)ですか?”とお客さまにお声がけすることで、お客さまとの距離がグッと縮まったように感じます」
オープンワールドRPG『インフィニティニキ』とのコラボイベント風景

オープンワールドRPG『インフィニティニキ』とのコラボイベント
SHIKAKUで初めて「香り」も連動した感動体験をお届けした

© INFOLDGAMES
映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』とのコラボイベント風景

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』とのコラボイベント

© 2024 Columbia Pictures Industries, Inc. and TSG Entertainment II LLC. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © & ™ 2025 Marvel

ソニーストアを推し活やエンタメの聖地へ。
SHIKAKUをお客さまとともに育てていきたい

藤井はSHIKAKUの未来、可能性を強く感じる1年だったと振り返ります。
「ソニーストアという場だからこそ提供できるワクワクや感動体験があると実感した1年でした。この1年を通してお客さまからたくさんのコメントをいただきましたので、これからも商品を通じたその先にある感動体験を共有していきたいと思います。お客さまと同じ目線に立っていっしょにSHIKAKUを育てていきながら、将来的にはソニーストアを推し活やエンタメの聖地にしていけたらと思っています」
ソニーストア銀座「SHIKAKU(シカク)」を企画・運営するメンバー取材イメージ
関連記事
ソニーストア 銀座のエンターテインメント シアター「SHIKAKU(シカク)」イメージ

このコンテンツはいかがでしたか?
ワンクリックで教えてください

この記事をSNSでシェアする