商品情報・ストア Sony's feature Hi-Res 10 songs vol.5 [前編] : ハイレゾ10曲
 

2018.7.24Hi-Res 10 songsvol.5 : Licaxxx
[前編]
_DJ

ハイレゾで、聴きたかった10曲

DJを主軸としながら、ラジオパーソナリティーやウェブメディアの編集長を務めるなど、さまざまな活動を続けるLicaxxx(リカックス)さん。多岐にわたる発信は、一貫して、いい音楽を届けるためのアプローチであり、いつも挑戦。今回はハイレゾ音源の中から、電子音楽の可能性を広げる10曲をセレクト。デジタルでしか表現できない世界を追究した音楽を紹介してくれました。

音のもつ意味合いや、つくり手の人間味も鮮明になる

01/10

Four Tet
「Planet」

from 『New Energy』

「フォー・テットは、もちろん大好きなアーティストのひとり。生っぽい楽器の音や、キックの音が粒立った感じで混在している曲が特徴的で。そういう音の要素によって再構築していくテンションが気持ちよくて、気に入っています。ハイレゾでは、そうした音色がよりはっきりと聴こえてくる印象がありました。空気感の異なる音が面白い感じでミックスされていることが、よくわかりますね。民族楽器とか、サンプリングのパートも生き生きと聴こえてきて、その音のもつ意味合いや人間味といったものまで、しっかり伝わってくる。キックもビートも、めちゃくちゃきれいに聴こえてきました」

02/10

Alva Noto
「Uni Chord」

from 『UNIEQAV』

「まさに、電子音楽のど真ん中。こういう曲こそ、いい音質で聴かないと、本当の楽しさがわからないというか。メロディーがはっきりしているわけでもないので、耳や体全体で体験してみて、はじめて楽しいと感じられる音楽だと思います。実際にハイレゾで聴いてみると、一つひとつの音がきれいに配置されていて、その感触まで感じられて、すごくよかった。ノイズのような音も、音楽として聴けるようになると、そこに広がる世界を立体的に楽しめるようになってくる。私自身、耳がそう切り替わることで、こうしたミニマルな電子音楽が、かっこよく聴こえるようになりました。自分のDJのプレイスタイルにとっても、歌メロに引っ張られないところでの解体や再構築が、ひとつのテーマになっています」

03/10

ショーン レノン コーネリアス
「Heart Grenade」

from 『攻殻機動隊 新劇場版 O.S.T. by Cornelius』

「『攻殻機動隊』のシリーズがもともと大好きで、あの世界観とコーネリアスの組み合わせもすごく好き。なかでもこの曲は、ボーカルに加えて、ドラムの生っぽい音も入っているうえに、きらびやかな電子音が飛び回っていたり、すべてが融合していてとても気持ちいい。ショーン・レノンの声も、本当にちょうどいい塩梅で。メロディーラインとしてしっかり歌っていながら、楽器的なノリがあって、その心地よさが絶妙にマッチしています。もって生まれた声に、倍音が多く含まれているのかもしれないですね。コーネリアスは変わらず、空間を楽しむ音楽を提示していて、解像度の高いハイレゾで聴くと、そういった音楽の可能性がよりわかりやすいと思います」

04/10

くるり
「Liberty & Gravity -Madegg remix-」

from 『There is (always light) /
Liberty & Gravity Special Edition』

「Madegg(マッドエッグ:小松千倫によるソロ・プロジェクト)が手がけた、くるりの曲のリミックス。ほとんど原型がわからないくらいにアレンジされていて、音の処理が自分流になっていたり、空間のつくり方にしっかり特徴があってうまい。こういうつくり手の音楽は間違いなく、ハイレゾで聴いたほうが、その感覚の面白さがわかると思います。本人が18歳の頃から知っているのですが、当時からすでに、すごい感覚をもって音づくりをしていましたね。自然に身についているセンスが、とにかく抜群によくて。電子音楽はひとりでつくれるところが大きい、という創作上の条件も、かなり関係しているのかもしれません」

ひとりでつくれる電子音楽は、センスにより直結しやすい

05/10

Jon Hopkins
「Emerald Rush」

from 『Singularity』

「ジョン・ホプキンスの約5年ぶりに発表されたアルバムは、アンビエントな音が積極的に取り入れられて、その広大な響きが印象的でした。この曲は、前半がまさしくアンビエントそのもので、後半にかけてビートが力強く入ってくる。そうした曲の構成に加えて、音響の面においても面白いダンスミュージックだったので、ハイレゾで聴くのに向いているかなと。宇宙っぽいというか、果てしなく広がりが感じられる音色で、しかも、そうした音に俗っぽい嫌みが感じられない。自分の作品として表現したい世界観があるからこそ、より遠くまで広がっていく、こういう音がつくれるのだと思います」

moraでのハイレゾ商品の試聴再生はAAC-LC 320kbpsとなります。
試聴再生は実際のハイレゾ音質とは異なります。

取材時にはハイレゾ対応のウォークマン「NW-A45」、ヘッドホン「WH-1000XM2」で試聴しました。

ウォークマン「NW-A45」についてはこちら

ヘッドホン「WH-1000XM2」についてはこちら

音楽配信サイト「mora」で配信されている曲の中から選曲をしています。

ハイレゾで聴く場合は「mora」で購入する必要があります。

本ページに掲載している情報は2018年7月24日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。

PROFILE

Licaxxx(リカックス) 1991年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。DJを本業としながら、トラックメーカー、ラジオパーソナリティー、エディターなど、音楽に関わるさまざまな活動を並行。2016年、所属するASOBISYSTEMにて、ウェブメディア『シグマファット』を立ち上げ、編集長を務める。2017年にはフジロック・フェスティバルに初出演。現在、J-WAVE「SONAR MUSIC」(月曜〜木曜 21:00〜24:00放送)で、水曜日のミュージックレシーバーを担当。BS スカパー!「BAZOOKA!!!」(月曜 21:00〜22:00放送)にも出演中。

ASOBISYSTEM オフィシャルサイト
https://asobisystem.com/talent/licaxxx/

Edit by EATer / Photography by Kiyotaka Hatanaka(UM) / Design by BROWN:DESIGN


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