いつもヘッドホンで聞いている”音楽”。歌声の細かなニュアンス、緻密な音も正確に再現されていることでしょう。
けれど、コンサートホールや会場などでのリアルな音楽体験とは音の”聞こえ方”が少し違っていると思ったことはありませんか。
みなさんが何気なく聞いている楽曲には、演奏されたスタジオ・会場などの空間の広がりや、演奏者の位置など、”こんな風に聞こえてほしい”というアーティストやサウンドエンジニアの意図が込められています。
これを音楽リスニングでは、”音場”と”音像定位”と呼び、多くの場合「左右2つのスピーカーで聞くこと」を前提に調整されています。
音楽が空間のなかで広がる音場、そしてステージ上の位置感を表す音像定位の再現は、こだわるほどに音の臨場感が増し、あたかも目の前で演奏しているかのようなリアルなリスニング体験を与えてくれるでしょう。
AV評論家の折原さんが、
スピーカーによる音楽リスニングの魅力を解説
お気に入りの音楽が詰まった、愛用中のウォークマンやスマートフォン。
普段のヘッドホン・イヤホンの音楽リスニングから一歩踏み出して、
スピーカーによる音楽リスニングを始めてみると、
新しい音楽体験の世界が広がります。音楽をより深く理解し、
仲間や家族と共有する—。
そんな新たなリスニング体験を紹介します。
折原 一也(オーディオビジュアルライター/AV評論家)
PC系版元編集職を経て、専門誌やWeb、モノ雑誌で活動する1979年生まれのオーディオビジュアルライター/評論家。ホームシアターやヘッドホンも専門。オーディオ・ビジュアルアワードVGP審査員。一般社団法人ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員。
PC系版元編集職を経て、専門誌やWeb、モノ雑誌で活動する1979年生まれのオーディオビジュアルライター/評論家。ホームシアターやヘッドホンも専門。オーディオ・ビジュアルアワードVGP審査員。一般社団法人ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員。
音の“聞こえ方”が違うから、音楽の広がりが違う
しかしながらヘッドホンは、細かなディテールの表現がわかりやすい反面、空間の広がりや音像の定位があまり得意ではありません。本来、自分よりも前方から聞こえるべき音の位置が、その構造上、すべて頭の中に感じられる現象”頭内定位”が起こるので、結果としてリアルな音の広がりになりにくいのです。音楽の音場と音像定位を正しく再現するためには、やはり、実際に空間のなかで音楽を再生し、空気を震わせて左右の耳で聞く、ということが不可欠とも言えますね。
音楽を本来の空間に開放して、音場と音像定位までも追求するのが、スピーカーによる音楽リスニング。小型スピーカーであっても、見た目のサイズ以上に音場の広がりと空間に浮かび上がるアーティストの存在(音像定位)を再現できます。音楽を愛する人にこそ、スピーカーを活用したリアリティーのある音楽体験を味わっていただきたいですね。
自宅で一人でも、仲間や家族とも気軽に楽しめる
ヘッドホンでの音楽リスニングは、周りの音もシャットアウトされ音楽のみに没入できます。これは究極にパーソナルな音楽体験と呼べるかもしれません。けれど、もっとリラックスして音楽を聞きたいシーンもありますよね。
例えば、自宅のソファーでゆったりと音楽を聞くなら、ヘッドホンのケーブルを気にするよりも、自由な姿勢で音楽を聞けるスピーカーの方がゆったりと音楽を楽しむことができます。そんな、集中した音楽リスニングから少し外したシーンもスピーカーの得意分野です。
また、仲間が集まった時にBGMを流したり、家族それぞれのスマホからお気に入りの曲を流したり、みんなの音楽体験をつなげ、音楽の感動を共有する、といったこともスピーカーにしかできない楽しみ方です。
ヘッドホンで聞いている音楽を、そのままお部屋でも流したいけれど、楽しむ方法がよくわからない、という話をよく聞きます。
以前ならば、自宅で音楽を聞くためのオーディオ製品といえば、音楽CDを再生できるコンポやラジカセ、こだわりのHi-Fiオーディオシステムが主流でしたが、音楽データの配信・再生が主流になりつつある現代では、「ワイヤレススピーカー」の活用がおすすめです。
コンパクトなサイズながら音質は十分。最新の音響技術がふんだんに盛り込まれており、サイズを超えた音質を再現してくれます。しかも、その名の通りワイヤレスでつなげられ、お持ちのウォークマンやスマホに保存されている大切な音楽を、かんたんに好きな場所で聞くことができます。
家庭内から屋外にまで持ち出せるバッテリー内蔵の利便性も注目したいポイント。
自室に置いてゆったり楽しむのはもちろん、仲間や家族と音楽を楽しむときにはリビングでBGMを流したりと、あらゆるシーンで活躍してくれるでしょう。さらに、防水モデルであれば、浴室やキッチンなど活躍のシーンはもっと広がりますよ。
LDAC対応でハイレゾ級の
高音質を楽しむ
普段からウォークマンで音楽を聞いている”音質こだわり派”の方に注目していただきたい機能が、ソニーが開発したBluetoothのワイヤレス接続を高音質化するLDACコーデックへの対応です。
Bluetoothのワイヤレスによる音楽の伝送には、一般的に圧縮コーデックSBCが用いられ、性質上、どうしても音質が劣化してしまいます。LDACコーデックはこの劣化を最小限に抑えてくれます。LDACコーデックではSBCの最大約3倍となる990kbpsのビットレートで伝送し、高い圧縮効率と再現性により音の明瞭さと密度感を維持。伝送する音楽フォーマットも最大96/48kHzで、ハイレゾ級の高音質を実現しています。
LDACコーデックの利用条件はプレーヤー(スマホ)とスピーカーの両方が対応していること。ウォークマンとソニー製のスピーカーには、LDACコーデックをサポートする高音質モデルが用意されていますので、ワンランク上の音質を求めるこだわり派の方は、LDACへの対応も検討してみてはいかがでしょうか。
ワイヤレスポータブルスピーカーSRS-XB22
迫力の重低音と臨場感が特長のワイヤレススピーカー。
ライブ会場のような臨場感が楽しめるライブサウンドモード搭載。
お部屋でも、リビングでも、大迫力で音楽を流したい人にピッタリです。
- 電池持続時間
約12時間* - 最大外形寸法
(幅×高さ×奥行)
約201×72×68mm
*Bluetooth®接続時。Standard modeでLighting Off時。周囲の温度や使用状態により、記載の時間と異なる場合があります。
IP67*に対応
防水対応だから
お風呂やキッチン、アウトドアでも
音楽を楽しめます。
*IP6X相当:防じん試験用粉じんが本製品内部に入らないように保護されています。
*IPX7相当:防水保護等級IPX7は、水深1mの水中にスピーカーを最大30分間入れても浸水しないと定義されています。
ワイヤレスポータブルスピーカーSRS-HG10
ハイレゾ音源の持つ繊細な音情報を精緻に再現する、LDACコーデックにも対応したハイレゾ対応ワイヤレススピーカー。
今までにないアーティストの息遣いや、楽器の音を空間に浮かび上がらせます。
DSEE HX対応で定額音楽配信サービス等の圧縮音源もハイレゾ相当の高音質に。
自宅で音楽をより深く味わいたい人にオススメです。
- 電池持続時間
約12時間* - 最大外形寸法
(幅×高さ×奥行)
約204×62×60mm
*Bluetooth®接続時。周囲の温度や使用状態により、記載の時間と異なる場合があります。
ライフスタイルに溶け込む
ミディアムトーンの
多彩なカラーバリエーション
サウンドバーHT-X8500
リビングルームのリスニング環境を充実させるならば、テレビと組み合わせて使う「サウンドバー」という選択もいかがでしょうか。
テレビの前に設置して、テレビ番組や映画の音声を明瞭かつ臨場感豊かに再現するための製品ですが、
Bluetoothに対応し、ウォークマンやスマホともワイヤレス接続できます。
コンパクトなサイズながらサブウーファーを内蔵しパワフルな低音を再現。
原音に忠実なサウンドを実現するデジタルアンプ「S-Master」も搭載。
左右に幅のあるサウンドバーは音の広がりと音像の表現力にも優れ、テレビの音声も音楽も一台二役で大活躍してくれるでしょう。
- 最大外形寸法
(幅×高さ×奥行)
890x64x96mm
グラスサウンドスピーカーLSPX-S2
インテリアやライフスタイルに強いこだわりをお持ちの方に、ぜひおすすめしたいのが「グラスサウンドスピーカー」です。
日々の暮らしに、”音”というエッセンスを加えるためには、空間に溶け込むインテリア性も重要。
有機ガラス管型トゥイーターから奏でるリアルでクリアな音で360度に広がるハイレゾサウンドと、インテリアになじむLEDライトとしてのデザインを融合。
ずっと聞いていたくなるような心地よい音楽と、キャンドルのように揺らぐ光で、お部屋をおしゃれに演出してくれるでしょう。
- 電池持続時間
約8時間* - 最大外形寸法
(外径×高さ)
約Φ90×277mm
*Bluetooth®接続時。イルミネーション輝度最大時。音量は約半分で使用の場合。音量や再生楽曲、周囲の温度や使用状態により、記載の時間と異なる場合があります。