商品情報・ストア Feature 特集記事 コンパクトサイズでDolby Atmos®に対応 3.1chで実現した“音に包まれる”ような立体感 ワイヤレスでリアル5.1chも実現 サウンドバー『HT-Z9F』
コンパクトサイズでDolby Atmosに対応 3.1chで実現した“音に包まれる”ような立体感 ワイヤレスでリアル5.1chも実現 サウンドバー『HT-Z9F』
Spider-Man™: Homecoming now available on 4K Ultra HD™ * 別売りの専用リアスピーカーが必要になります

薄型テレビのベストパートナーとして、近年、人気急上昇のサウンドバー。2017年には立体音響技術「Dolby Atmos®」に対応したフラッグシップ機『HT-ST5000』が登場しました。そして、それをよりコンパクトなボディで実現した新モデル『HT-Z9F』がデビューします。ここでは、その発売に先駆け、国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員としても知られる、気鋭のAV評論家・折原一也氏に、『HT-Z9F』の新機軸を披露。本機の開発を担ったエンジニアたちが、“専門家”であり、“ユーザー代表”である折原氏にそのこだわりを語ります。

SONY HT-Z9F開発陣
AV評論家 折原一也さん

折原一也(おりはらかずや) AV評論家/オーディオビジュアルライター。AV機器の専門家として、大画面テレビやデジタルアンプなど、画質・音質評価を必要とする製品レビュー、最新テクノロジー・トレンドの解説記事などを各種メディアに提供。2009年より、音元出版主催アワード「VGP」審査員もつとめる。

新開発「Vertical Surround Engine」で
ドルビーアトモス対応を実現

『HT-Z9F』を実際に試聴して、どのように感じられましたか?折原先生の第一印象を聞かせてください。

折原:一言で言うと「非常に良い」。特に別売のリアスピーカーを追加した5.1ch構成の臨場感が反則級に良かったです。意外だったのが、それによって高さ方向の表現力が向上していること。前方左右の音のつながりも、より自然になりました。リアル7.1.2ch環境でも、かなりきちんとセッティングしなければここまでの音にはならないんじゃないでしょうか。もちろん、リアスピーカーなしでも高さ感をしっかり感じられます。

音質について、もう少し詳しくお話を聞かせていただけますか?

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
V&S事業部
商品設計部門
北戸 英理
折原:大前提として思ったのが、素の音が優れているなということ。今回はUltra HDブルーレイ版『ブレードランナー』を視聴させていただいたんですが、そこに収録されている細かい音がしっかりと再現されているんです。たとえば、雨の降っているシーンでは、雨粒1つひとつがセパレートして聞こえてきます。もちろん、さまざまなデジタル処理が施されているのでしょうが、アコースティックの部分からしっかり作り込んでいるのはソニーならでは、だなと感心しました。右から左へ、そして上に抜けていくような音の移動感もこれまでにない水準で実現されています。
音響設計 北戸:素の音質を褒めていただけたのはとてもうれしいですね。『HT-Z9F』はハイレゾ対応も高いレベルで実現したかったので、とりわけディテールの再現性は大事にしていたんですよ。ツイーターを使用せず、フルレンジでハイレゾ再生を実現するため『HT-MT500』で採用した発泡マイカ製振動板を今回も採用するなど、ユニットやメカにもとことんこだわっています。
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
V&S事業部
商品設計部門
植村 司
電気設計 植村:ハイレゾ対応については、これまでソニーが培ってきた多くの技術とノウハウを投入。ビスや線材など部品も徹底的に選び抜き、高音質を追求しています。また、サウンドバーとしては『HT-ST5000』で初めて使った「高音質はんだ」も適材適所で使用。素の音の良さというのはこういうところからも実現しているんですよ。
折原:同じ基板上でも場所によってビスが違っているのは、やっぱりそれで音が変わってくるからなんですか?
植村:その通りです。全てを最高品質のものにすれば良いというわけではなく、バランスが大事なんです。そこで、『HT-Z9F』では、地道にさまざまなパターンを聞き比べて、組みあわせの中で最高のものを見つけだしています。
折原:高級AVアンプではなく、サウンドバーでそれをやるというのがすごいですね(笑)。

そのような『HT-Z9F』の企画意図についても教えてください。

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
V&S事業部
企画ブランディング部門
鈴木 真樹

商品企画 鈴木:2017年にドルビーアトモス イネーブルドスピーカーを内蔵した、ソニー初のドルビーアトモス対応サウンドバー『HT-ST5000』を市場に投入しましたが、より多くのお客さまに使っていただくことを考えると、よりコンパクトかつ価格も抑えた選択肢が必要です。そこで、今回はバーチャル技術を駆使して、よりコンパクトでありながら、サイズからは想像できない包まれ感を体験できる製品を作ってほしいと開発チームにリクエストしました。

折原:ここで素朴な疑問なのですが、既存のドルビーアトモス対応製品サウンドバーでは、天井から音を反射させる「ドルビーアトモス イネーブルドスピーカー」を採用していましたね。この、ドルビーアトモス イネーブルドスピーカーなしで「ドルビーアトモス対応」をアピールする製品を作ることについて、ドルビーラボラトリーズから「待った」がかかるということはなかったのでしょうか?

鈴木:はい、もちろんそこは両社で合意のもと進めてきました。非常に挑戦的な取り組みではあったのですが、かなり早い段階からドルビーラボラトリーズと共同で開発を行ってきたおかげで、こうした製品を生み出すことができました。

DOLBY ATMOS

折原:音作りに関して、ドルビーラボラトリーズからはどういったリクエストがあるものなんですか?

ソフトウェア開発 大森:内部で行う音の処理などを詳しくヒアリングされ、そこに対する彼らの意向が細かく伝えられました。もちろん、ソニーとしても譲れない部分がありますので、お互いに技術とノウハウを尊重しながら徹底的にディスカッションし、最適な落としどころを見つけだしています。もちろんソフトウェアだけでは完結できませんから、最終的にはチーム全体で一丸となって取り組んでいったんですよ。

折原:本当によく3ユニットでドルビーアトモス対応を実現できたなと感心しています。そこにはどんな「秘密」があるんですか?

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
V&S事業部
商品設計部門
椋木 祥悟

メカ設計 椋木:「秘密」と言えるかはわかりませんが、実は『HT-Z9F』では、スピーカーユニットだけでなく、ボディ全体を震わせて音を出すというようなことをやっています。本来は好ましくないボディの「鳴き」を締めすぎないようにして空間表現を行っているんです。

北戸:ボディを締めて「鳴き(振動)」を殺してしまうと、音の広がりが小さくこじんまりしてしまう側面もあるんですよ。今回は音の広がり感を最大限に引き出すため、底面のゴム足の位置や数なども工夫しています。

植村:その上で、本機では独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force Pro Front Surround」と、今回新開発した高さ方向の音場を実現する「Vertical Surround Engine」を組み合わせることによって、立体感を生み出しました。

折原:『HT-Z9F』で新搭載された「Vertical Surround Engine」とは、いったいどういった技術なのでしょうか?

鈴木:これまでソニーが取り組んできた「S-Force」テクノロジーは横方向の音場を生み出す技術だったのですが、これに縦方向の音の広がりを切れ目なく広げ、自然につなぎ合わせる技術が「Vertical Surround Engine」です。ドルビーアトモス イネーブルドスピーカーと異なり、フロントの真正面を向いたスピーカーだけで上下方向の音を仮想的に作り出します。

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
V&S事業部
ソフトウェア技術部門
大森 耕介

大森:……と、いうと簡単なように聞こえますが(笑)、実際にはこれまで「S-Force」で培ってきたノウハウや知見を総動員させ、膨大なパターンのアルゴリズムを作成することで、これを実現しています。

折原:「Vertical Surround Engine」は今後、他機種でも実現できるのでしょうか?

大森:はい、コアのアルゴリズムは流用可能な設計になっているので、基本的には実現可能です。実際、同時発表された『HT-X9000F』でもドルビーアトモスをお楽しみいただけます。

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「ドルビーアトモス」はもはや
劇場だけのものではない

そもそもの疑問なのですが、「ドルビーアトモス」対応にはどのような意義があるのでしょうか?

折原:映画のサラウンド技術って劇場では1970年代からあって、家庭にもDVDの時代から入ってきているのですが、一般の人はその存在をほとんど意識することがありません。そんな中、最新のドルビーアトモスは別格に認知度が高い。一つのサラウンドフォーマットでここまでの知名度を得たものって、これまでなかったのではないでしょうか。認知されるようになったのは、ここ10年で劇的に数を増やしたシネコンの存在が大きいですね。シネコンの上映作品情報を見ると、上映スクリーンの横に「IMAX」や「ドルビーアトモス」なんていう設備情報が書いてあって、それで詳しくない人でも、いつの間にか「ドルビーアトモスってすごいんでしょう?」ってすり込まれてしまうんです。『HT-Z9F』は、そういったライトな層でも手が届く製品で、ドルビーアトモス対応を果たしたのが素晴らしいと思っています。

鈴木:我々は、製品を通じて「作り手の思いを正確に再現した」世界観を、お客様に提供したいと考えています。ドルビーアトモスは、それをより実現しやすくしてくれる技術。『HT-Z9F』があれば、劇場に行かずとも、自宅に居ながらにして手軽に非日常のシアター空間を楽しんでいただけます。

今、自宅に居ながらにしてという話がありましたが、ドルビーアトモス対応コンテンツは、現在どのようなかたちで楽しむことができるのでしょうか?

折原:4K映像を高画質に収録できるUltra HD ブルーレイ作品では、すでに多くのタイトルでドルビーアトモスが使われています。また、オンライン動画サービスのNetflixなどもドルビーアトモス対応コンテンツを積極的に拡充中。現在は大作・新作が中心なのですが、今後は、より小規模な作品や、過去の傑作のリマスター版などでも使われるようになっていくはず。あと数年もしたらほとんどの作品で採用されているかもしれません。それほどのポテンシャルを持った技術なんですよ。

では、映画ファンなら導入しておいて損はないということですね。

折原:はい、それは間違いなく言えます。これだけ映画館がドルビーアトモス対応になってきている中、その立体音響を家で楽しまない理由はありません。

鈴木:また、そうしたドルビーアトモス対応コンテンツに加え、リモコン中央部の「VERTICAL S.」ボタンを押すと、テレビでやっている映画など、通常のコンテンツでも立体音響による空間の広がりを体験できるようになります。お手持ちの映画作品などでも、ぜひこの機能で改めて楽しんでいただきたいですね。

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奥行き約10cmに込められた
音質への徹底したこだわり

ここまで語っていただいた『HT-Z9F』の魅力をどのようにして実現したのか。開発に際して、どういった点に苦労しましたか?

植村:やはりこのサイズを実現するのが大変でした。先ほど「コンパクト」だと言いましたが、本機の奥行きはわずか9.9cm。このクラスの製品ではこれまでにないサイズになっています。

椋木:サウンドバーは当初より、テレビ台の上、テレビの前に置いて使うことを想定してきたのですが、近年、そのテレビ台の奥行きがどんどん狭くなってきているんです。結果、商品企画の鈴木から何としても奥行きを10cm以下にしてくれと言われまして……。当初、私は技術面から12.5cmを提案したのですが、それではだめだと(笑)。

折原:奥行きを短くするというのは、サウンドバーの製品ではあまりなかった発想ですよね。どうやって音質等を損なうことなく実現したのでしょうか?

椋木:過去モデルでは最大4層仕様だったメイン基板を、6層仕様にしました。また、メイン基板とアンプ基板を2階建て構造になるような配置にすることで、何とか奥行き10cm未満を達成しています。ただ、基板をミルフィーユのように重ねてしまうと、排熱ができなくなってしまいますから、それを解決するため、本体背面に大きなアルミのヒートシンクを追加し、積極的に熱を外に出すようにしました。これも、ソニーのサウンドバーとしては初の試みです。

植村:この奥行きは、ドルビーアトモス イネーブルドスピーカーを内蔵した『HT-ST5000』(奥行き14.5cm)では到底、実現できません。バーチャル技術でドルビーアトモス イネーブルド スピーカーの役割を果たすことで、ドルビーアトモスに対応する『HT-Z9F』なればこそ、なんですよ。

折原:ただ、ここまでコンパクトにしてしまうと、音響面での無理が大きくなりますよね。どのような工夫でその壁を乗り越えたのでしょうか?

北戸:ご覧いただいたように、中身がギチギチに詰まっており、内部に全く余裕がなかったのですが、スピーカーボックスの容積はきちんと確保しています。また、構造が複雑化すると剛性も弱くなりがちなのですが、音質のキーになる構造部分には、しっかり剛性を担保するための工夫が入っています。

折原:確かに思ったよりもボックス容量をしっかり確保していて驚きました。ここは妥協できないポイントだったんですね。

植村:はい、そこは北戸が一切譲ってくれませんでした(笑)。特にセンタースピーカーのボックスを大きく確保するのが大変でしたね。基板が2階建て構造になってしまったのもそれが原因ですから。でも、そのおかげで映画以外のバラエティー番組やドラマなどでしっかりと人の声を聞き取れるようになったと思っています。

折原:確かに人の声はとても聞き取りやすかったですね。映画以外の、一般的なテレビ番組を視聴する際には、そこがとても大事。その上で、音に厚みもあるので、普段使いでも十分な満足度を得られそうです。

鈴木:『HT-Z9F』を購入するお客さまは、映画だけを見ているわけではありませんから、普段のテレビ番組視聴時の快適さも大事にしています。音の厚みに関しても、サブウーファーの構造を改善することで、バランスを取りながら向上させているんですよ。

北戸:たとえば今回、サブウーファーのコーンのエッジ部分に“特殊なパターンの溝”を入れています。何の意味があるのかと思われそうですが、これによってひずみのない、クリアな低音がでるようになるんです。

折原:そういった工夫って、Hi-Fiオーディオ向けのフルレンジユニットではまれに見かけるのですが、これ、サブウーファーですよね。そこまでやるんですか?(笑)

北戸:やります(笑)。実は本機の音質向上には、サブウーファーの存在が外せないんです。『HT-Z9F』はバースピーカーのサイズが小さいため、それだけでは下の方の周波数を出し切れないところがあるんですが、そこをサブウーファーで補うようにしています。「サブ」なんですけど、その貢献度は計り知れないんですよ。

折原:ソニーのサウンドバーは中域の厚みを出すのにサブウーファーを使っているイメージがあるんですが、この製品でもそのノウハウがしっかり活かされているんですね。

音響面では「シネマモード」の新設も大きな進化の1つです。これはどういったものなのでしょうか?

鈴木:これまでも「ムービーモード」という映画専用のモードを用意していたのですが、これを新たに「シネマモード」に生まれ変わらせました。このモードを作るに際しては、北戸と植村が米国のソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)を訪れ、映画制作の最前線で活躍するクリエイターがどういう意図を込めて音作りをしているのかを実際に我々の製品を持参し、試聴しながら確認しています。

北戸:彼らがとにかくこだわっていたのがダイアログ(会話)の聞き取りやすさ。サラウンド感も大切なんだけど、とても大事なのは声だって言うんです。

植村:また、ドルビーアトモスについても、上から音が聞こえるということよりも、自然な音のつながりや、包まれる感じが大事なのだとはっきり伝えられました。今回の音作りは、そうした点をかなり反映したものになっています。

折原:SPEの主張はとてもよく分かります。

北戸:そして、リモコンの中央にこのシネマモードなどを直接呼び出せるボタンを新設しました。リモコン上部に「シネマ」「ミュージック」「ゲーム」「ニュース」「スポーツ」「スタンダード」「オートサウンド」のボタンを用意し、一発でモードを切り換えられるようにしています。

折原:これは便利ですね! 既存のリモコンだとモードの切り換えがトグル式になっているので、求めるモードにするのに何度もボタンを押さねばなりませんでしたが、これならワンボタンですみます。

鈴木:ちなみに、「シネマ」のほか、「ニュース」モードも今回からの新モード。報道番組では人の音声をより聞き取りやすく調整しています。

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『HT-Z9F』で始める
サラウンド生活

『HT-Z9F』は別売のリアスピーカーを追加することで、リアル5.1ch環境を実現できるということですが、これはどういうことなのでしょうか?

鈴木:今回、別売オプションとして、本体とワイヤレスで手軽に接続できる専用リアスピーカーを用意しました。これを導入することで、3.1ch環境が、リアル5.1ch環境にアップグレードされます。もちろん、単体でもしっかりとしたサラウンドを楽しんでいただけるのですが、5.1ch化することで、より一層サラウンド感を強化し没入感を向上することができます。

折原:個人的には『HT-Z9F』を購入する際には是非検討してほしいですね! リアスピーカーをポンと追加するだけで、ここまで変わるものなのかと驚かされました。

鈴木:ここはこだわりのポイントで、ただ単純に音の出所を増やしただけではありません。

植村:リアがある場合とない場合では、それぞれに最適な別物の音場をセッティングしなければなりません。これは2つの別のモデルをそれぞれ開発するようなものなんですよ。同じ開発日程の中、まるで2種類の製品を同時に詰めていくというような大変さがありました。

北戸:たとえば、フロントとリアは別のスピーカーユニットを使っているのですが、その中で可能な限り、音色を近づけるようにしています。そうすることで、前後の音のつながりがより自然になるんです。リアの方がフロントより低い周波数まで出せるとしても、そこは欲張らず、フロントにあわせた音に調整しています。

植村:電気的にはそれを実現するために、アンプのICを揃えるなどといった工夫をしています。

椋木:一見するとリアスピーカーはサイズに余裕があるように見えるのですが、スピーカーユニットのほか、アンプや電源、無線機能も組み込まれているため、中身には思ったほどの余裕がありません。特にアンテナの配置には苦心しましたね。

大森:ソフト面は、同じ仕組みを使いながら、リアスピーカーのありとなしとで全く別の振る舞いをさせなければならなかったので、そこが大変でした。また、無線ならではの処理遅延への対応にも苦労させられました。

リアスピーカーは、どういった人におすすめでしょうか?

折原:このクラスのサウンドバーを買う人は、基本的には「映画」を楽しみたい人。そう考えると、全員にリアスピーカーの追加をおすすめしたいですね(笑)。すぐには無理だとしても、あとで増設できますから、おこづかいを貯めて、ぜひ買い増してください。特にハリウッドのアクション映画とか、今回視聴した『ブレードランナー』のようにしっかり音の作られた作品が映えます。約3万円という価格以上の価値は絶対にありますよ。

そして、なにより、この手軽さが気に入りました。ゼロからきちんとしたサラウンド環境を作るのって本当に大変なんです。それがここまで手軽にできるというのが素晴らしいですね。テレビの前に本体を設置して、後はワイヤレススピーカーを後方におくだけで済んでしまう。それ以外の面倒は一切ない。リアル5.1ch環境としては最高の手軽さだと思います。

もちろん、リアル5.1chは必要ないというなら、本体だけでも十分に楽しめます。でも、サラウンド環境に興味があってサウンドバーを買う人なら、いつかきっとリアスピーカーが欲しくなりますよ(笑)。

最後にこの記事を読んでいる読者にメッセージをお願いします。

折原:『HT-Z9F』は、Dolby Atmosを自宅で体験できる、最も手軽な選択肢。映画好き、テレビ好きの人はもちろん、ハイレゾ対応なので音楽好きの人にもおすすめです。サブウーファーの迫力ある重低音でゲームをプレイするのも楽しそう。サイズもコンパクトですし、将来的な拡張性もある懐の広い製品ですから、ファミリー層だけでなく、一人暮らしの方にも試してみていただきたいですね。

『HT-Z9F』で始めるサラウンド生活 にいいね

サウンドバー HT-Z9F 開発者トークショー&
試聴会 in ソニーストア 開催決定

コンパクトサイズで「Dolby ATMOS®」に対応したHT-Z9F開発者による製品のこだわりや楽しみ方を解説。
映画だけではなく音楽の楽しみ方もご提案いたします。
最新のサラウンド技術をぜひご体感ください。


製品紹介

サウンドバー

NEW
サウンドバー
HT-Z9F
「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(R)」に対応。3次元の立体音響を臨場感あるサウンドで体感できる、ハイレゾモデル
オープン価格
NEW
リアスピーカー
SA-Z9R
リアルサラウンドにカスタマイズできるHT-Z9F専用のリアスピーカー
オープン価格
NEW
サウンドバー
HT-X9000F
ブラビア「X9000F」シリーズとスペシャルマッチング。「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(R)」対応サウンドバー
オープン価格

テレビ ブラビア

NEW
4K有機ELテレビ
A8Fシリーズ
漆黒の美しさと、画面そのものから生まれる高音質。空間に調和するスリムなデザインの4K有機ELテレビ
オープン価格
NEW
4K液晶テレビ
X9000Fシリーズ
光を巧みに操り、上質な輝きを実現。動きの速い映像もなめらかに、くっきりと描く、直下型LED部分駆動搭載の4K液晶テレビ
オープン価格

ソニーショールーム・
直営店舗ソニーストアでの展示紹介

ソニーの直営店舗・ソニーストアのシアタールームでは、実際に製品を体感いただけます。

ソニーストア 店舗のご案内

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