BRAVIA Theatre Trio
テレビ画面の大型化が世界的な潮流となる中、ソニーのホームシアターシステムラインアップに『BRAVIA Theatre Trio』が加わります。従来のサウンドバーとは大きく異なる新たなフォームファクターを採用し、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントとの2年以上にわたる協業を経て完成した、全く新しいフラッグシップモデルです。目指したのは、大画面テレビの魅力を引き出す、まるで映画館のような音体験。そこに込められた意志とこだわりを、開発チームの中核メンバーたちが語ります。
Index
大きな画面には、空間を満たす音が要る。
65V型は当たり前、80V型を超えるテレビも珍しくなくなった、今。ホームシアターシステムに求められるかたちも変わろうとしています。大画面に負けない大迫力サウンドを楽しみたいが、大がかりな音響システムは置きたくない。そんな悩みから生まれたのが3体のワイヤレススピーカーからなる『BRAVIA Theatre Trio』の新スタイル。どんな大きさのテレビでも最高の映画体験を楽しめる、空間を満たすサウンドを、3体のスピーカーが大迫力かつ明瞭に響かせます。
『BRAVIA Theatre Trio』サウンドの新スタイルとは?
反響音が醸し出す、映画館のワクワク感。
映画館の音にある、あの独特の「気配」。音が壁を跳ね、天井に広がり、客席全体を包み込むことで醸し出される、あの特別な「空気感」。『BRAVIA Theatre Trio』の開発チームは、その感覚を再現するため、遠くハリウッドへと飛びました。世界最高峰の映画クリエイターたちが最後に音を仕上げるスタジオに立ち、その響きを丸ごと持ち帰ってくるために。そうして到達したのが、ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Surround Mapping(以下、360SSM)」の新境地。倍増させたファントムスピーカーが生み出す反響音が、映画館のリアルな「ワクワク感」をリビングにもたらしてくれます。
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信号処理開発
リーダー
萱嶋 これまでの360SSMは直接音の再現に主眼を置いていましたが、映画館ならではの「らしさ」や「臨場感」は、実は反響音からも生まれています。そこで新しい360SSMでは直接音の品位はキープしながら、追加されたファントムスピーカーで反射音のニュアンスを付加し、まるで映画館にいるかのような空間全体を満たす高密度な音場の再現を目指しました。
ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Surround Mapping」とは?
好みに合わせて音体験を自在に拡張
3体のスピーカーで無二の映画館体験を生み出す『BRAVIA Theatre Trio』ですが、その体験には「先」があります。リアスピーカーを追加すれば、よりリアルな立体音響を、サブウーファーを追加すれば、さらなる迫力体験を。最初からフルセットを揃えても良いですし、まずは3体で始めて、少しずつシステムアップしていくこともできます。また、これが初めてのホームシアター製品という方もSony|BRAVIA Connectアプリを使うことでセットアップの案内や普段の操作・設定変更などを迷わずかんたんに。『BRAVIA Theatre Trio』は、あらゆる環境、あらゆる使い方、あらゆる人にフィットします。
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プロジェクト
リーダー
樋口 『BRAVIA Theatre Trio』単体でも十分なサラウンド感を味わっていただけますが、必要に応じて別売のリアスピーカー『BRAVIA Theatre Rear 9』と、サブウーファー『BRAVIA Theatre Sub 9』あるいは『BRAVIA Theatre Sub 8』を追加していただくことで、よりハイレベルな映画館体験を楽しんでいただけるようになります。
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UX設計
リーダー
別所 『BRAVIA Theatre Trio』では、ホームシアター入門者だけでなく、視覚障がいのある方に向けたアクセシビリティ対応も強化しています。「インクルーシブデザイン」という取り組みを行っており、本体やパッケージ、アプリのUIに当事者ならではの声を盛り込みました。
あらゆる環境、あらゆる使い方、あらゆる人への音体験
Interview
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プロジェクト
リーダー
樋口 -

商品企画担当
諸野 -

音響設計
リーダー
國方 -

機構設計
リーダー
田中 -

信号処理開発
リーダー
萱嶋 -

UX設計
リーダー
別所
『BRAVIA Theatre Trio』は大画面テレビのための
全く新しいホームシアターシステム
まずはホームシアター市場に対するソニー最新の取り組みと、『BRAVIA Theatre Trio』開発の背景を聞かせてください。
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商品企画担当
諸野 私たちはこれまで、グローバル市場において「Cinema is Coming Home」というスローガンを掲げ、映画館での感動体験をご自宅へお届けすることを目指してさまざまなホームシアター機器を提案してきました。クリエイターが映画に込めたこだわりや熱意、すなわち「Creator's Intent」をお客さまに届けることが私たちの目的です。『BRAVIA Theatre Trio』は、そのコンセプトをさらに加速させるべく開発した、ホームシアターシステムの次世代フラグシップモデルとなります。

今回、その開発にあたって、新たにテーマとしたことはありますか?
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商品企画担当
諸野 大きく2つあります。1つは、映画制作現場やクリエイターへのより深い理解です。映画館での体験とは、クリエイターたちのこだわりや情熱が結実したものですよね。その真意を正しく理解することが、新しい製品コンセプトや技術開発のヒントになると考えました。
2つ目はテレビの大画面化への対応です。企画当初、中国などで85V型を超える大画面モデルが人気を集めているという情報が入ってきていたものの、正直なところあまりリアリティを感じられずにいました。しかし、実際に市場調査を進めていくうちに、テレビのさらなる大画面化が世界的に加速していくと確信するようになりました。このことは「テレビが大画面化したとき、ホームシアターシステムはどう進化しなければならないか」という新たな視点を与えてくれました。

それらを踏まえて、『BRAVIA Theatre Trio』がどのように作り込まれていったのかを教えてください。
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プロジェクト
リーダー
樋口 クリエイターのこだわりを製品に反映するべく、ソニーグループの映画部門であるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(以下、SPE)との協業を行いました。SPE協力のもと、映画制作現場でどのような音づくりが行われているかを学ぶところからスタートし、その知見を商品企画や技術開発に取り入れています。また、開発の初期段階からSPEの音響クリエイターに参画してもらい、そのフィードバックをもとに製品の完成度を高めるといったことにも挑戦しました。

諸野さんのお話にあった「大画面化」への対応についても聞かせていただけますか?
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プロジェクト
リーダー
樋口 テレビが大画面化すると、それに見合った広がり感のある音を実現する必要が出てきます。従来はAVレシーバー(AVアンプ)と多数のスピーカーを組み合わせた本格的なサラウンド環境を用意する必要がありましたが、それには設置場所の確保やインテリアとの調和といった問題を解決せねばなりません。そこで今回は、テレビ画面の下に配置するアンプ内蔵の薄型センタースピーカーとイネーブルドスピーカーを内蔵した2基のフロントL/Rスピーカーからなる3体のワイヤレススピーカーで構成されるシステムを設計しました。

「3体」すなわち「Trio」というわけですね。このフォームファクターの狙いについて、音響観点からもう少し詳しく教えていただけますか?
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音響設計
リーダー
國方 テレビが大画面になればなるほどテレビの周辺空間は広くなっていきます。100V型クラスともなるとなおさらで、空間全体を音で満たすことがかなり難しくなります。その点、このフォームファクターであれば、センタースピーカーが映画体験で特に重要なセリフを含むセンター成分を、フロントL/Rスピーカーが縦横方向の音の広がりを生み出し、大画面テレビにふさわしいサウンドを実現できます。

それら3つのスピーカーについて、もう少し詳しく教えてください。
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音響設計
リーダー
國方 テレビ周りの空間を満たすために重要なのは、単にフロントL/Rとセンタースピーカーの3体構成にすることではなく、それぞれのスピーカー自体を高品位かつパワフルにすることです。具体的には、フロントL/Rスピーカーに大口径100mmウーファーとハイレゾ対応の20mmトゥイーター、そして80mmのイネーブルドスピーカーを搭載しました。スピーカーユニットの大口径化により、大画面にふさわしいスケール感ある音像再現を実現しています。

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音響設計
リーダー
國方 一方、センタースピーカーには45×108mmウーファー2基とハイレゾ対応の25mmトゥイーターを搭載。低域から高域までバランス良く表現できるようにすることで、音体験で重要なセリフ表現などのセンター成分をより豊かに再現しています。

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音響設計
リーダー
國方 また、すべてのユニットに銅キャップやアルミリングなどの低歪施策を導入し、さらにアルミ振動板を採用することで、解像度が高くきめ細やかな音色再生も可能にしました。また、オプションスピーカーを含むシステム全体として統一した素材と設計を採用することで、音色に一体感が生まれ、そのことが圧倒的に広大な音場と密度感の再現につながっています。

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機構設計
リーダー
田中 ユニットだけでなく、ユニット周囲の空間についても音響設計と連携して作り込みました。例えば、音の出口となるスロープやグリルの形状については何種類も試作、検証して現在の形に決定しています。また、お客さまには見えない部位ですが、トゥイーター前面グリルを金属製とすることで、素直な軸上特性と良好な角度特性を実現し、より音場の再現性を高めることにも成功しています。

そのほか、スピーカー設計においてこだわったことはありますか?
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機構設計
リーダー
田中 一般のご家庭で使っていただく製品として、本体サイズの小型化にはかなり力を入れました。大画面への対応は、大きなスピーカーであるほど有利ですが、開発中にお客さまのお宅を訪問して実際の設置環境を確認させていただく中で、お客さまの設置環境に適したサイズの重要性を実感し、新開発のスピーカーユニットや、ダクト・レイアウトの最適化などを行うことで、当初必要と考えていた容積の半分程度にまで小型化しています。
半分はすごいですね!
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機構設計
リーダー
田中 しかも、各スピーカーにはアンプや無線機能のためのアンテナなどを内蔵する必要があります。中でもコントロールボックスの機能も内蔵しなければならないセンタースピーカーはとりわけ難易度が高く、音響メンバーと議論しながら構造を詰めていく必要がありました。例えばダクトやフレア形状は3Dプリンターで何パターンも作成。最適な空間、形状など構造に関しても何種も検討することで、サイズや形状の要求を満たしつつ、國方ら音響チームの要求する基準をクリアすることができました。
映画作りのプロたちと作りあげた360SSMが
映画館ならではの「らしさ」や「臨場感」を再現
ソニーのホームシアターシステムの大きな売りのひとつに、少ないスピーカーで「バーチャル」ではない、「リアル」な立体音響を再現する「360 Spatial Surround Mapping(以下、360SSM)」があります。今回、これが大きく進化したとのことですが、どのように変わったのでしょうか?
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信号処理開発
リーダー
萱嶋 360SSMは、スピーカー間の距離や天井までの高さを測定する技術と、物理的な音場再現技術を組み合わせた、ソニー独自の立体音響技術です。ユーザーを取り囲むように「ファントムスピーカー」と呼ばれる仮想音源を配置し、ファントムスピーカーが作り出す音の波面を現実のスピーカーで再現する信号処理技術によって、部屋の外にまで広がって感じられるような立体音響体験を生み出します。『BRAVIA Theatre Trio』では、従来の直接音を生成するファントムスピーカーに加え、反射音を生成するファントムスピーカーが追加されました。これによりファントムスピーカーの数が、最大12個から最大24個に倍増しています。


反射音のファントムスピーカーを生成すると体験はどのように変わりますか?
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信号処理開発
リーダー
萱嶋 『BRAVIA Theatre Trio』では、お客さまのご家庭で、より映画館らしい音体験を楽しんでいただくことを目指しています。今回、新たに追加した最大12個のファントムスピーカーは、音が映画館の壁や天井に反射して発生する反射音を再現するためのものです。これまでの360SSMは直接音の再現に主眼を置いていましたが、映画館ならではの「らしさ」や「臨場感」は、実は反響音からも生まれています。そこで新しい360SSMでは直接音の品位はキープしながら、追加されたファントムスピーカーで反射音のニュアンスを付加し、まるで映画館にいるかのような空間全体を満たす高密度な音場の再現を目指しました。
また、ファントムスピーカーの生成位置に関しても、スタジオのスピーカー位置とクリエーターの座席の位置を再現するような配置にすることで、劇場を感じさせる音像定位や音場を再現しています。

一口に映画館と言っても、大型シネコンから町の小さな劇場までさまざまなものがありますよね。『BRAVIA Theatre Trio』ではどんな映画館の再現を目指したのでしょうか?
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信号処理開発
リーダー
萱嶋 米国カリフォルニア州カルバーシティにあるSPE本社のサウンドミックス施設に赴き、映画クリエイターが最終的な音を仕上げるスタジオがどのような音響特性を持っているかを詳細に分析しました。SPEの映画クリエイターたちはこのスタジオでの作業時、作りあげた音が映画館でどう再現されるかを意識して最終調整を行っています。つまり、その音を正しく再現できれば、それは映画館の音を再現することに等しいということです。今回、SPEの協力を得て、彼らが実際にコンテンツを制作している現場を参照できたことは、映画制作会社をグループ内に持つソニーならではの取り組みであり、この製品開発において大きな強みとなりました。
また、これらの信号処理により実現される最終的な音体験については、プロトタイプの初期段階から、試作機をSPEに持ち込んで、SPEのクリエイターたちと何度も試聴を繰り返しました。それにより得られたクリエイターからのフィードバックをもとに信号処理アルゴリズムの改良や調整を行い、クリエイターも納得できる仕上がりを実現しています。
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プロジェクト
リーダー
樋口 開発は2年以上にわたりましたが、苦労した甲斐あって、最後にはチューニングの完成度についてのお墨付きをいただくことができました。
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音響設計
リーダー
國方 後ほどお話しするオプションスピーカー含めたフルシステムでは、クリエイターの思いを忠実に再現した、映画館さながらの広大で迫力のある音体験をお楽しみいただけます。もちろん『BRAVIA Theatre Trio』単体でもそのエッセンスを用いた臨場感のある音場再現が可能です。

そのほか、『BRAVIA Theatre Trio』の立体音響体験における進化点がありましたら教えてください。
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信号処理開発
リーダー
萱嶋 360SSMを支える重要技術である「サウンドフィールド最適化」をさらに高度化しています。これには大きく2つの役割があります。1つ目は、スピーカーの設置場所や天井までの高さ、ユーザーの視聴位置などを正確に測定し、適切な位置にファントムスピーカーを配置すること。2つ目は音の反射状況の違いなどを考慮し、お客さまのさまざまなお部屋の環境に対して体験を最適化することです。『BRAVIA Theatre Trio』では、この2つ目の機能を大きく進化させました。
もう少し詳しく教えてください。
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信号処理開発
リーダー
萱嶋 従来のモデルでは、スマートフォンの内蔵マイクを使って視聴環境の測定を行っていました。しかしスマートフォン内蔵マイクには測定の精度(ばらつき)に制約があり、限定的な周波数帯域しか補正処理ができない課題があります。そこで『BRAVIA Theatre Trio』では、新たに開発した測定専用のキャリブレーションマイクを同梱。この専用マイクをスマートフォンに装着することで、低域から高域まで広い周波数帯域を安定して測定できるようになりました。さらに、補正フィルタの計算アルゴリズムも改良し、補正対象もすべてのスピーカーチャンネルに拡張することで、従来モデルと比べて補正精度が大幅に向上しています。

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UX設計
リーダー
別所 あわせて測定をガイドするスマートフォンアプリ『Sony|BRVAIA Connect』のUXも大幅にアップデートしました。ステップ・バイ・ステップでやるべきことを案内し、マイクを使うシーンではアニメーションも交えて分かりやすく説明しますので、これがはじめてのホームシアター機器という方でも迷うことなくセットアップしていただけるはずです。測定ではスピーカーの位置を自動で測定するパートと手動で設定するパートがあります。手動で設定するパートにおいても、初めての方には選択式でわかりやすくしていますし、こだわりのある方に対しては、1cm単位でスピーカー位置を手動で入力いただけるようにしています。


リアスピーカー、サブウーファーの追加で
より没入感の高い映画館体験を実現
『BRAVIA Theatre Bar 9』(2024年6月発売)など、過去のホームシアター機器群は、好みに応じてリアスピーカーやサブウーファーといったオプションスピーカーを追加できる拡張性も高く評価されていました。『BRAVIA Theatre Trio』の拡張性はどのようになっていますか?
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プロジェクト
リーダー
樋口 先ほどもお話ししたように、『BRAVIA Theatre Trio』単体でも十分なサラウンド感を味わっていただけますが、必要に応じて別売のリアスピーカー『BRAVIA Theatre Rear 9』と、サブウーファー『BRAVIA Theatre Sub 9』あるいは『BRAVIA Theatre Sub 8』を追加していただくことで、よりハイレベルな映画館体験を楽しんでいただけるようになります。


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プロジェクト
リーダー
樋口 なお、これまでソニーのホームシアター機器をお使いで、『SA-RS5』や『SA-SW7』などのオプションスピーカー*をお持ちのお客さまは、それらを『BRAVIA Theatre Trio』でもお使いいただけます。すべての組み合わせの評価には非常に苦労しましたが、お客さまの費用的な負担を少しでも軽減するために手を尽くしました。
* 対応機種:SA-RS5、SA-RS3S、SA-SW7、SA-SW5、SA-SW3

オプションスピーカーを追加すると『BRAVIA Theatre Trio』の体験はどのように変わりますか?
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音響設計
リーダー
國方 リアスピーカーを追加していただくと、後方の音の再現度が増すことでより没入感のある映画体験を楽しんでいただけます。特に『BRAVIA Theatre Rear 9』は『BRAVIA Theatre Trio』のフロントL/Rスピーカーと同素材、同技術を搭載したスピーカーユニットを搭載しており、フロントとリアの音色の統一感という面でも非常に優れた組み合わせになっています。

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音響設計
リーダー
國方 低音の迫力を増強したいという方にはサブウーファーの追加がおすすめです。今回のサブウーファーはより深い低音再生が可能になっており、爆発音などの迫力だけではなく空気感表現の違いも感じていただけるのが特長です。特に『BRAVIA Theatre Sub 9』は対向配置された2つのユニットがハイスピードかつ歪みの小さい低音再生を可能にします。


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音響設計
リーダー
國方 また、今回からの取り組みとして、デュアルサブウーファー接続にも対応しました。デュアルサブウーファーにすることで、さらに部屋全体を満たすような低域感と空気感が再現が可能になり、より没入感のある映画体験を楽しんでいただけます。

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UX設計
リーダー
別所 これらオプションスピーカーの追加時、パッケージを開けてすぐ目に入るクイックスタートガイドに従ってQRコードをスマートフォンで読み込むことで、サウンドフィールド最適化同様、わかりやすいガイドで誰もが迷わずセットアップできるようにしています。
ホームシアター入門者にはありがたいですね。
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UX設計
リーダー
別所 その上で、『BRAVIA Theatre Trio』では、ホームシアター入門者だけでなく、視覚障がいのある方に向けたアクセシビリティ対応も強化しました。ソニーグループ企業に所属する視覚障がいのある方に設計段階から関わっていただく「インクルーシブデザイン」という取り組みを行っており、本体やパッケージ、アプリのUIに当事者ならではの声を盛り込んでいます。
具体的にはパッケージを開けてすぐに目にするセットアップのためのQRコードの位置が分かるよう、切り欠きや凹凸を付けたほか、「Sony Guide for QR」という基準に基づき、目の見えない方でもQRコードを使って簡単にセットアップを始められるようにしました。また、アプリ側も読み上げ機能を充実させ、省略されがちな図版の内容もきちんと音声で説明するようにしています。


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機構設計
リーダー
田中 もちろん、本体にも識別パターンを刻印するなどしてスピーカーの左右を間違えずに設置できるようにしています。この識別パターンについては、一般的な点字を使う選択肢もありましたが、先天的に視覚障がいのある方と後天的に視覚を失われた方では点字の習熟度が異なり、後天的な方の中には点字を読めない方も多いこと、点字パターンへの文字の割り当てが国ごとに異なることなどを踏まえて、独自のパターンを採用しています。


インクルーシブデザインの取り組みにおいて、何か印象に残っているエピソードがありましたら聞かせてください。
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商品企画担当
諸野 『BRAVIA Theatre Trio』付属の電源ケーブルは、センタースピーカーとフロントL/Rスピーカーで長さが異なります。センタースピーカーはテレビの下に置くので2m、フロントL/Rスピーカーは離れた場所に設置するため3mあるのです。開発中、視覚障がい者の方にフィールドテストを行った際に、その違いの判断が難しいというフィードバックをもらいました。そこで、センタースピーカー用ケーブルのコネクターをL字型に改め、触るだけでわかるように仕様を変更しています。これは開発メンバーだけでは気づくことができなかったかもしれません。インクルーシブデザインの取り組みがあって良かったと思っています。

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UX設計
リーダー
別所 視覚障がいのある方でホームシアター機器の世界を知らない方はまだまだ多いと思います。ただ、イベントなどで製品を体験していただくと、多くの方がその音の広がりに感動されます。ぜひ、『BRAVIA Theatre Trio』を通して、より多くの方々に、こうした世界があることを知っていただきたいですね。そのためにもこうした取り組みには価値があると信じています。
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音響設計
リーダー
國方
テレビが大画面になればなるほど、テレビ周囲の空間が広くなり、音で満たすことが難しくなります。その点、このフォームファクターであれば、センタースピーカーが映画体験で特に重要なセリフを含む画面中央の音場を、フロントL/Rスピーカーが縦横方向の音の広がりを生み出し、大画面テレビにふさわしいサウンドを実現できます。