この動画は、Sonyの新製品「BRAVIA Theatre Trio」の開発者インタビューです。
商品設計第2部門 商品設計1部1課 プロジェクトリーダー:樋口
ホームエンタテインメント商品企画部3課:諸野
音響システム技術部門 音響デバイス技術開発部1課:國方
音響システム技術部門 音響コア技術開発1部1課:萱嶋
機構設計部門 機構設計3部1課:田中
音響システム技術部門 音響システム技術1部HCD課:別所
上記6名が対談形式で開発秘話を語ります。
動画の冒頭は、諸野のコメントから始まります。
諸野:私たちはこれまで「CINEMA IS COMING HOME」をキーワードとして掲げて、熱意というところを深く理解することで、映画館での感動体験をご自宅ですとかお客様に届けることを目指して、新しいホームシアターシステムのフラッグシップモデルの検討を始めました。
タイトル:S-cope BRAVIA Theatre Trio 開発者インタビュー
見出し:開発コンセプト
クリエイターのこだわりや熱意を実現をするために、今回、Sony Pictures Entertainmentのメンバーには参画していただきまして、継続的に意見交換を重ねた上で、またそのフィードバックをですね、商品開発に落とし込み、今回の商品の細部まで妥協なく作り込むことをやってきました。
見出し:音響設計
國方:テレビ画面が大きくなればなるほど、テレビ周りの空間というのが必然的に大きくなってきます。そこの空間全体を音で満たすのがかなり難しくなってくるので、今回LRのスピーカーとセンタースピーカーという3体のホームファクターを採用しました。映画体験で重要になるセリフ表現を独立したセンタースピーカーで実現して、上方向の表現を増すイネーブルドスピーカーを搭載したLRスピーカーの3体でテレビ全体の空間を満たすことを実現しました。
國方:(國方の前に並べられた部材を示しながら)まずこちらがLRスピーカーに搭載されている100mmのウーファーになります。続いて上向きのスピーカーイネーブルドスピーカーとして、今回80mmの大口径のユニットを採用しています。また20mmのツイーターなのですが、こちらはハイレゾも対応していて、バランスよく低域から高域までバランスの良い音響特性を実現しています。
國方:センタースピーカーなんですけど、こちらが45×108mmのウーファーを2機とセンターツイーター25mm、こちらもハイレゾ対応しているツイーターを使っていて、こちらもバランス良く低域から高域までバランスの良い音響特性を実現しています。36までというのは、そのスピーカーの位置に対するスピーカーの位置というのを尊重して、どこにスピーカーがあるかというのを特定します。
見出し:360 Spatial Sound Mapping の進化
萱嶋:「360 Spatial Sound Mapping」というのは部屋に対するスピーカーの位置というのを測距して、どこにスピーカーがあるかというのを特定します。その情報を基にして3次元的な立体音響を生成する技術になっております。今回BRAVIA Theatre Trioでは(手に持った専用マイクを見せながら)こういった、専用のキャリブレーション用のマイクというのを新たに開発して、スマートフォンに接続していただいてて、(スマートフォンに専用マイクを設置したものを両手で持ちながら)こういった形で持っていただいて測定すると。そういったことを今回のBRAVIA Theatre Trioでは導入しております。映画館体験をしっかりお客様に届けたいということもあって、より広い周波数の帯域をカバーできるように、(スマートフォンにセットしてある専用マイクを触りながら)こういった専用のマイクを使うことで、正しく部屋の影響を測定することができて、部屋に対する最適化ができる。映画館体験というものをお客様の環境でもしっかり届けていくと。そういったところができるようになっております。
見出し:ハードウェアの作り込み
田中:クリエイターがやりたいことをお客様にに届けるということを実現するのは非常に重要だと思っています。構造観点でいうと、ユニットだけでなく、例えばですね、(國方が説明で使っていた部材を手に取りながら)BRAVIA Theatre TrioのLRスピーカーだとか、リアもそうなんですけど、ユニットが入っている所の外側のスロープ形状があるんですが、スロープ形状や上のグリル辺りも構造的に完全に左右で一致させています。
田中:(置いてある部材やBRAVIA Theatre Trioを指さしながら)こういうところの統一感があることで、より信号処理の面の正確な再現というところにも貢献できますし、繊細な音の再現というところにも貢献できるので、こういった面で構造面では貢献してると思います。パッシブスピーカーはアンプとか無線機能は入っていなくて、有線でつなげばいいので中にその物質はいらないんですけど、この製品は無線でつなぎますので、アンプもいりますし電源もいりますし、無線用の機能もいりますし、その上で音響容積も確保し、かつ大きいユニットも入れる。だけど製品は小さくしたい。内容物は盛り盛りなんですけど、小さい製品でお客様に届けたいというところで、さまざまな工夫をしているという商品になります。
諸野:このサイズと音体験のせめぎ合いって、この商品を企画する上ではすごいこだわっていて、いろんな形のモックとかそういうものを作りながら、このサイズだったら設置できる、こういうシェイプだったら設置できるみたいなところも、いくつも試作品を作ったり、あとは実際にユーザーのお宅に行って本当に設置できるかどうかみたいなところも見ています。
諸野:このサイズと音体験というところはかなり頑張って作り込んだというところが思い入れとしてあります。
見出し:アクセシビリティ対応
別所:ユーザーの方が最初に開封された時に、すぐ目の前にですね、セットアップガイドがあります。そちらにQRコードがあるのですけれども、こちら(QRコード)の方をお手持ちのスマホで読み取ってもらうと、もう自動的にアプリストアの方に飛んでそこでBRAVIA Connect アプリのインストールに誘導されます。
別所:目の見えない方でもQRコードの位置が分かるように、切り欠きの位置とL字で四方を囲った立体加工で、QRコードの場所が分かるようにしてアプリを起動することができるといった、そういった取り組みを行っています。実際サウンドバーとかをそういう視覚障がい者の方のイベントとかで体験していただくと、その音の良さとかですごい感動される方もおられるので、ぜひそういった方々にもお届けしたい商品になります。
見出し:おわりに
樋口:大画面のテレビを中心に開発はしましたけれども、従来の大画面テレビや他のテレビでも最高の音を届けられるようになっております。今日ご説明ありましたとおり、皆、設計メンバーの力が込められておりまして、我々としても良い商品になったと自負しております。
樋口:ぜひともこの音体験を実際のお店ですとか、ソニーストアに展示がありますので、そちらで視聴していただいた上で納得されて購入いただければと思っております。
テーブルを前に椅子に座った6名がお辞儀をして動画は終了します。