商品情報・ストアヘッドホン LOVE MUSIC LiSA from THE FIRST TAKE× WH-1000XM4
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「THE FIRST TAKE」では目を閉じるとその情景が浮かんでくる、
耳で楽しんでもらうという感覚。



─ 一発撮りでパフォーマンスする「THE FIRST TAKE」のオファーが来た時はどう思いましたか?


LiSA:デビューしたての約10年前に「THE FIRST TAKE」のようなものを私がやるかって言われると多分やらなかったかな。なぜかというと出来上がったもの、自分が完璧だと思えるもの、クオリティーも全部含めて、自分が作り上げたLiSAしか見せたくないって思っていました。
完璧なものを見せたかったという意味で、「レコーディングはまだ作っている途中だから見ないでよ、企業秘密です」みたいな感じだったと思うんですけど、それがどんどん年月を重ねて自分自身もアーティストとして長く活動していると、そういう場面も観てもらっていいなって思えるようになってきました。
自分自身でちゃんと伝えられる必要な言葉だったり、必要な音で届けられるっていう、あとはみんなで感じてもらう時間を作るみたいなものを感じてきて、その矢先の「THE FIRST TAKE」だったので、今だったらすごくやりたいなというか、歌として、声だけで届けるLiSAというものを空間として届けられたらいいなっていうモードだったので、「THE FIRST TAKE」はこのタイミングでやりたいなって思いました。

― 一発撮りはどうでしたか?ライブとの違いはありましたか?


LiSA:私はLIVEと収録で違うなと思うのはお客さんがいる、いないが一番大きいと思っていて、LIVEはお客さんとフロアの熱を浴びて自分も上がっていくという空気感も含めて、自分の温度感を試していけるんですけど、レコーディングやこういう場で一発撮りってなると、「一発で決めないといけない」「ちゃんと歌わないといけない」っていうのと、どうしたって自分も歌に集中するし、聴いてくれたり見てくれる人達も歌に集中するんだろうなっていう意識で歌わないといけないので、すごく緊張します。

― 一発撮りではどういうことを心掛けましたか?


LiSA:「THE FIRST TAKE」はカメラを全く意識していなくて、みんなにレコーディングを覗かれている気持ちというか、レコーディングスタジオに隠し穴がいっぱいあって、私の部屋をいろんな人が覗いているみたいな感覚になるといいなと思っていて、だけど目を閉じるとその情景が浮かんでくるような画というか、耳で楽しんでもらうという感覚で歌わせてもらいました。






― 今回の「THE FIRST TAKE」の撮影でも使用していたモニターヘッドホン(MDR-CD900ST)。LiSAさんも普段のレコーディングで愛用されているとのことですが、MDR-CD900STの印象っていかがですか?


LiSA:すごくフラットです。
CDになっているものって音がすごく聴きやすくて、楽しくなるようにエンジニアさんが演出してくれている状態。調理してもらったものを皆さんに聴いてもらっている。一方でレコーディングでの自分たちが感じるリズムだったり、普段の自分の音像の組み立て方は、この辺で楽器がちゃんと鳴ってくれている状況というか、自分がいつも歌っている環境っていうのが一番歌いやすいなって思っているので、そういう意味でMDR-CD900STは、どういう音楽でもちゃんと同じ場所に毎回リセットというか、フラットに連れて行ってくれる。レコーディングはこのマイクの中に自分がどれだけつぎ込めるかの一点に集中している感じというか。自分の声のニュアンスとかも幅広く、自分の歌っている感覚のまんま聴こえていてほしい。
だからレコーディングでモニターヘッドホンは重要だし、MDR-CD900STは全然違いますね。




繊細なものも、音層が厚いものも、全部ストレスなく聴かしてくれるのが一番の魅力。自分のドキドキが伝わりすぎるというか私になって聴ける。



― ソニー最新のWH-1000XM4は民生機用のヘッドホンですが、民生機用、業務用、どちらも同じ技術、エンジニアチームのノウハウで作られています。
ソニーの先端技術が集結したWH-1000XM4の音質はいかがでしたか?


LiSA:私の「THE FIRST TAKE」を改めてWH-1000XM4で聴くと、自分があの時、歌っていた音がそのまま聞こえる。自分とマイクの距離感で私自身も声の太さだったり、声の音圧だったりとかをすごく調整しながら歌っているんです。一番最初の始まる時も、マイクに近づいていく自分の声の距離感だったりも確かめながら歌っていて、それをそのまま感じられるなと思いました。

─ レコーディング中のLiSAさんの所作が音でわかるレベルということですか?


LiSA:そうですね。本当にびっくりしました。私になって聴ける。
繊細な音を聴くということから始まると思うんですけど、「THE FIRST TAKE」の「紅蓮華」はピアノと自分の声だけ。自分の声も一番最初の喋っているところだったり、歌い出しが私から始まるということもあって、自分のドキドキが伝わりすぎるというか。
始まる前の息の音だったり、ちょっとしたため息だったり、息を吸っている場所、喉で吸っているのか、鼻で吸っているのかみたいなものまで、自分が感じられるぐらいすごく繊細なところまで聴こえるのに、CDのような壮大な、たくさんの音が入っていてすごく空間を広く使っているタイプの楽曲もストレスなく聴ける。
WH-1000XM4は繊細なものも、音層が厚いものも全部ストレスなく聴かしてくれるっていうのが、私が感じている一番の魅力です。

― ストレスなくというは具体的にどういった感じ?


LiSA:近過ぎない。閉鎖感がない。
すごく不思議でノイズキャンセリングが入っていると詰まっている感じがするんですけど、このヘッドホンは音楽が始まった途端に広がる。異空間に広がっている感じがします。
イヤホンやヘッドホンによって空間を広げてくれるものはずっと探していて、自分が集中したい時とか、特に周りの音が聞こえてなく自分の音楽だけに浸りたいっていう時にすごくいいなって思います。

― 因みにWH-1000XM4のNEW機能 で「スピーク・トゥ・チャット」というのがあって、WH-1000XM4にはマイクが5つ搭載されていて、装着している人が口を利いた口を聞いたっていうのを判断して、音を止めて外音取り込みにしてくれるんです。


LiSA:すごい!
周りの音はカットしてくれるのに、自分から発している音を認識するってことですよね。頭いい。これ聴きながら「お会計おねがいしまーす」。
そういうことですよね。面白い。




背中を押してくれたり、共感してくれたり、憧れがあったり、誰かの今日に寄り添える音楽でありたい。



― LiSAさんはデビュー盤「Letters to U」の中の「Believe in myself」。
大事な曲かなと思うんですけど、歌詞に「WALKMAN」が出てきますよね。
特に「WALKMAN」が出てくるフレーズに関しては青春時代のことを歌っているのかなと思った時に、WALKMANは青春時代のキーアイテムだったりします?


LiSA:そうですね。ずーっと聴いていました。
上京した時も、飛行機にのったり車にのったり電車にのったりっていう移動する時にも、いつもWALKMANで、ずーっと音楽を聴いて移動してましたね。
だから自分が覚悟を決めたり、何か一歩を踏み出したりっていう時って大体乗り物にのるんですけど、それこそ東京に出てくる時もリュック1つで出てきたんですけど、名古屋駅から東京までずっと音楽を聴いてました。

― 最新のWALKMANではネットに繋げられてYouTube・Spotifyなどサブスクにも対応しています。
ハイレゾ音源もハイレゾクオリティで聴かせてくれるし、youtubeはyoutubeクオリティ以上の高音質にアップコンして聴けるんです。


LiSA:驚きです。YouTubeは出会いの場というか、何かを探してみんなが手軽に音楽を身近に感じられるプラットフォームとして素晴らしいなと思います。それを最初から自分たちが作りたい音のクオリティーで見てもらえたり、聴いてもらえたりする場所があるっていうのはそこは有難いなって思います。
しかもYouTubeがこんなにも綺麗な音で視聴できる時代って素晴らしいなって思いました。






― 最後にLiSAさんにとって音楽とはどんなものですか?

LiSA:人の音楽と自分の音楽によって違う。人の音楽っていう意味では自分の中の答えを探せる場所。
教科書っていうと変ですけど、人の音楽を聴いて私もこうなりたいって思ったから今歌を歌っているので、自分の中の背中を押してくれたり、共感してくれたり、憧れがあったり、自分が助けられるものというか、その場その場にちゃんとどこかに答えがある。誰かの音楽に自分の中の答えがある。だから偉人の本を読んでいる感じ。迷っている時に本読んだら答えが見つかったみたいな感じもあるし、それが言葉でもあるし、何か音楽聴いてたら違うモードになってスッキリして考え方が変わったみたいな。
作り手としてはみなさんがCDだったり音源を聴いて、元気になったり、前向きになったり、答えを見つけたり、泣いたり、いろんなことがあっていいと思うんですけど、パフォーマーとして、演者としてのLiSAがすごく好きで。私は。だからライブをするLiSAっていうのはすごく好きなので、みんなとどうやってこの音楽を遊んでやろうかなっていう方向に考えちゃいますね。

― 聴くのと作るのでモードが違うのは面白いなと。
そういう風に音楽を人生の指針にしたなら、それこそごご自身も遊びたい?


LiSA:最終的にはみんなで「今日、めちゃくちゃ楽しかったね」って言える日がいっぱいあるといいなって思います。例えば何かに悩んでいるときに、私の歌を聴いて答えが見つかってくれてもいいし、私の曲を聴いて「今日、これを聴いてよかったな」って思ったり。誰かの今日に寄り添える音楽でありたいなっていうのが一番あるんですけど。それが「今日楽しかったな」「よかったな」って思えるきっかけになるといいなと思いますね。




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