この動画は、アメリカで高い評価を受ける4人のマスタリングエンジニア――Sterling Soundのクリス・ゲーリンジャーとランディ・メリル、Coast Masteringのマイケル・ロマノフスキ、そしてBattery Studiosのマイク・ピアセンティーニと共同で行われた、完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM6」のサウンドチューニングにおける共創プロセスを記録したものです。

映像は、ニュージャージー州にあるSterling Soundのプロフェッショナルなマスタリングスタジオから始まります。静かで集中した空気の中、エンジニアたちはWF-1000XM6を通して音楽を注意深く試聴します。最初の反応は控えめながらも感情がにじむもので、短いコメントや真剣な表情として表現されます。商業音楽が日々マスタリングされている環境で評価が行われていることが、その検証の厳粛さを際立たせています。

シーンが進むにつれ、試聴の様子とインタビュー映像が交互に織り交ぜられていきます。クリス・ゲーリンジャーは、正確な音の再現性の重要性について語り、マスタリングエンジニアが音質評価の際に何を聴き取っているのかを説明します。続いてソニーの音響エンジニアが登場し、誇張や人工的な色付けを避け、アーティストの意図した音楽をそのまま再現するという、WF-1000XM6のサウンドデザインにおけるソニーの哲学を紹介します。さらにランディ・メリルは、エンジニア同士の率直な対話の重要性に触れ、このチューニングプロセスが、マスタリングのためにミックスを受け取った際のアプローチと非常によく似ていると振り返ります。音色、バランス、感情的なインパクトについての綿密な議論が、WF-1000XM6の最終的なサウンドを形作っていったことが語られます。

これらのインタビューを通して、「共創」という概念の意味が明確になります。映像では、周波数バランスや解像感といった技術的な議論にとどまらず、音楽がリスナーにどのように感じられるべきかという感覚的な対話も描かれます。ソニーのエンジニアとマスタリングエンジニアが対等な立場でサウンドを磨き上げていく、共同作業としての姿が示されています。

アメリカで4名すべてのマスタリングエンジニアとチューニングセッションを終えた後、映像はソニー本社へと移り、最終的なサウンドチューニングの工程が描かれます。ここでは、アメリカで得られたフィードバックや意見を反映しながら、ソニーのエンジニアたちが慎重に調整を行う様子が映し出されます。舞台がマスタリングスタジオからソニーの開発施設へ移ることで、仕上げの段階に入ったことが強調されます。

続いて、Coast Masteringのマイケル・ロマノフスキがソニー本社を訪れ、完成版のWF-1000XM6のサウンドを評価します。彼は注意深く試聴した後、インタビューの中で、この共創プロセスが最終的なサウンドにしっかりと反映されていることを語ります。この場面により、アメリカでのチューニングセッションと日本での最終承認工程が一貫した流れで結びついていることが示されます。

クロージングでは、Sterling Soundのクリス・ゲーリンジャー、ソニーの音響エンジニア、そしてBattery Studiosのマイク・ピアセンティーニによるインタビュー映像に再び戻ります。各々が今回のコラボレーションとプロジェクトの成果について振り返り、最後はクリス・ゲーリンジャーのコメントによって締めくくられます。彼は共創プロセスの意義を総括し、実現した音質への確かな自信を表明します。

この動画は最終的に、WF-1000XM6がソニーと世界を代表するマスタリングエンジニアたちとの深い協業によって生み出されたプロダクトであり、プロフェッショナルなスタジオクオリティと日常のリスニング体験を結びつける存在であることを描いています。

スペシャルコンテンツに戻る