商品情報・ストアヘッドホン 谷中 敦が語る「WF-1000XM5」の魅力。

ワンランク上の世界へ。各界のプロフェッショナルが語る「WF-1000X M5」の魅力。

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ミュージシャン

谷中 敦WF-1000X M5

「もう脱帽するしかない、完全に」

Profileプロフィール

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Yanaka Atsushi谷中 敦

1966年12月生まれ。東京都出身。1989年に東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス担当としてデビュー。インストゥルメンタルバンドとしての確固たる地位を築く中、日本国内に留まることなく世界31カ国での公演を果たし、世界最大級の音楽フェスにも多数出演している。さまざまなアーティストとコラボを行っており、2022年7月から2023年3月にかけて“管楽器3部作”として「Free Free Free feat.幾田りら」「紋白蝶 feat.石原慎也(Saucy Dog)」「青い春のエチュード feat.長屋晴子(緑黄色社会)」を発表した。2023年10月から12月にかけて「東京スカパラダイスオーケストラ 2023 HALL TOUR『JUNK or GEM 〜Autumn&Winter』」を開催する。また、ドラマ「渋谷先生がだいたい教えてくれる」で主演を務めるなど、俳優としても活躍している。

早くこれを着けて飛行機に乗ってみたい

今日はソニーの新しいイヤホン製品「WF-1000XM5」をお試しいただくんですが、谷中さんは前モデルの「WF-1000XM4」を愛用されているそうですね。

はい、毎日使ってます。これでもう満足しきってますね(笑)。

前モデルからの違いとしては、大きなところではまずサイズが小さくなったことと、ノイズキャンセリング機能がアップしたことの2点が挙げられます。特に、ノイズキャンセルに関しては「世界最高」(※)を謳っていまして……。
※ 完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2023年4月10日時点。ソニー調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る。

それってどういうことなんですか? ほかの機種と比べる基準が何かあるわけですか?

ソニーの方によると、外音を遮断する度合いを数値化して検査する正式な方法があるんだそうです。きちんとした客観的なデータによって世界一の性能であることが立証されているみたいですね。

へえー、そういうのがあるんですね。

さらに音質を直接左右するドライバーユニットに関しても、前モデルより大きいものが搭載されていまして。

え? イヤホン自体は小さくなったのに、内部のドライバーは大きくなってるんですか?

そうなんです。意味がわからないですよね(笑)。なので簡単に言うと、「もう完成されている製品があるのに、それ以上のものを作りました」というのがこのM5になるわけです。

そういうことですよね。だって僕はこのM4で満足しきっていて、本当に傑作だと思ってますから。ここからさらに小さくなって、しかもより優秀になっているというのは……どういうことなんでしょうね(笑)。

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それは僕らがスカパラの音楽に対して思うことと一緒なんですけどね。常に「前作を超える最高傑作を」という姿勢で音楽を作り続けているわけじゃないですか。

それはもちろんそうですね。ミュージシャンとして、新しい作品を発表するときには必ず「これが今までで最高の、自分たちが目指すべき音楽です」と言えるものを出さないといけない。そうでなければ「前の作品を聴いといてもらえばいい」という話になっちゃうので(笑)。

僕ら一般人からすると、ミュージシャンに対してもソニーに対しても頭が下がるばかりです。「前のやつで十分素晴らしいのに、まだ進化するんかい!」みたいな。

ははは。実際、M4の時点で僕はノイズキャンセリングの具合に感動していたんですよ。飛行機に乗るときに、M4を使ったら一瞬で理想的なノイズキャンセル環境が手に入っちゃいましたから。「これはもう、知らなかった頃には戻れないな」という気持ちでした。自分にとってM4はそれくらい画期的なものだったんですけど、M5ではさらにノイズキャンセリングの性能が上がってるんですよね? それはヤバいですよ(笑)。早くこれを着けて飛行機に乗ってみたいです。

 何も考えずに聴ける理想のイヤホン

谷中さんには、事前に「WF-1000XM5」で聴いてみたい曲としてQueenの「I Was Born To Love You」、スタン・ゲッツ&ケニー・バロンのライブアルバム「People Time」から「Tuning」および「You Don't Know What Love Is」を選曲いただきました。まずは実際に聴いていただきましょう。

じゃあ、Queenから。ちょっと自分の世界に入りますね(再生を開始)。……おおー、すごいな。(ひと通り聴き終えると、おもむろにフレディ・マーキュリーよろしく拳を突き上げるポーズを取って)もう、こういう感じです(笑)。

あははは。

曲に入り込んじゃって、ノリノリで聴くことがどんどん恥ずかしくなくなりました(笑)。Queenはもともと兄が好きで、よくフレディのマネをしてマイクスタンド代わりにホウキを持って歌ったりしていたんですよ。それでしょっちゅう一緒に聴いていた思い出があるので選ばせてもらったんですけど……もう、聴いた瞬間に青春時代がよみがえったような気持ちになりましたね。ほかのことが何も気にならなくなって、怖いくらいです。

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具体的にはいかがでしょう。音の傾向などはどんなふうに感じられました?

音質のことをうんぬん言うのも野暮かな、と思うくらいのナチュラルさですね。それくらい自然に音楽が入り込んできます。オーディオ製品を試すときって、例えば音のスケール感について「こじんまりした音か、壮大な音か」みたいなことを考えながら聴くことが多いんですけど、これはちょっと自然すぎて、もはや大きいのか小さいのかわからない。

なるほど。それはつまり「不自然な演出が感じられない」という意味ですかね?

そうですね、等身大の音がそのまま迫ってくるイメージです。だから、何もいじる必要を感じない。不自然な味付けがされたイヤホンの場合は自分の聴きたい音に近付けるためにEQをいじったりとか、いろいろ考えなきゃいけないことが出てくるじゃないですか。その点、これは何も考えずに楽しく聴けました。何も考えないで最初から欲しい音が鳴ってくれるというのが、やっぱり自分にとっては理想なんですよね。

ありがとうございます。では続いて、スタン・ゲッツも聴いてみましょうか。

はい。……(しばし試聴して)うわー、やっぱりすごくいいですね。本当に自然。スタン・ゲッツさんのサックスの音はこれまでにも本当にいろんな音源をさまざまな環境で聴いてきているんですけど……これで聴くと、この演奏が録音されたときのコペンハーゲンのクラブに自分が実際に行って音楽を聴いている気分になれます。いい意味で時代も感じられる。

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この音源はピアノとサックスのみというミニマルな編成のライブ録音ですけど、こういう音数の少ない音楽を聴くときにこそノイズキャンセリングが威力を発揮しそうですよね。

例えば、この曲を渋谷の雑踏の中とかでも聴いてみたいですよね。あるいは高速道路の近くとか、それこそ飛行機の中とか。本来であればいろんな雑音に邪魔されて当然の環境ですけど、このノイズキャンセル機能をもってすれば十分にこういった音楽も楽しめそうです。雑然とした場所で優雅に過ごすぜいたくってあると思うんですよね。例えば、僕は昔から車で高速道路を走るときにバラードをかけるのが好きなんですけど、このイヤホンがあればどこにいてもそういうぜいたくを感じられると思います。

それによって生活が豊かになると。

うん、毎日使うものですし。今はイヤホンを日常的に使う人も増えたじゃないですか。だからこそ、ぜいたくな時間を過ごせるイヤホンを選ぶということがとても大事かなと思いますね。

精魂込めて作ったものを余すところなく体験してもらえる

続きまして、音楽クリエイターとしての目線でも1曲聴いていただきたいと思います。スカパラの近作から「青い春のエチュード feat.長屋晴子(緑黄色社会)」の音源をご用意しましたので、ぜひ聴いてみてください。

ああ、なるほど。了解しました。……(再生機の設定をいろいろ試しながらひと通り聴き終えて)ありがとうございます。

今度はイコライザー設定をいじっておられましたね。

自分たちの音楽なので、設定によって聞こえ方がどう変わるのかを試してみようかなという気持ちになったんですけど……でも、基本的にはいじらなくていいですね。EQ設定はオフでいいです。「何もせず、そのまま聴いてください」と言えるのは、作り手としてはとてもありがたいです。

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レコーディングのときにこだわって工夫したことの再現度についてはいかがですか?

管楽器のバランスをすごくこだわって録っているんですが、ちゃんと1つひとつの音が分離して聞こえました。スカパラのメンバーは、トランペット、トロンボーン、テナーサックス、バリトンサックスとみんな個性的なので、それを感じられたほうがいいなと思ってそういうふうに録っているんですね。そのうえで、録音というよりは演奏の工夫として、バラバラではなくまとまった管の塊としても聞こえるように意識しているわけです。その両方がきちんと意図した形で聴けるので、聴くたびに新たな発見ができそうですね。

管以外の部分に関してはどうでしょうか。

特に印象的だったのがドラムの音色ですね。とにかくドラムの音がすごくいいです。力強いんだけどうるさくないというか、耳に痛くない。ベースの音色も再現度が高いですし、リズム隊本来の音に限りなく近いと思います。あとは長屋さんのボーカルも……まあ彼女の歌はどんな環境で聴いても素晴らしいんですが、僕はこの曲の中にある「ごめんね」という部分のボーカル表現がとても好きで、そこにまた改めて聴き入っちゃいましたね。それらすべてが、こんなに小さなものの中で再現できてしまうというのは……ちょっとすごくないですか? すごい世界ですよね。

オーディオに限らずどんなジャンルでも、本格的に楽しむためには大がかりな道具が必要になるのが当たり前ですもんね。

自分たちが精魂込めて作ったものを、こんな手のひらサイズの機器で余すところなく体験してもらえるというのは驚きですね。音楽はいつでもどこでも楽しめるインスタントハピネスだと自分は考えているんですが、それを体現してくれる機器だと思います。満員電車の中やエコノミークラスの真ん中の席など、窮屈な思いをせざるを得ない環境でも音楽が救ってくれるということを考えると、この小ささは本当にありがたいですね。

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Specスペック

WF-1000XM5

WF-1000X M5

カラー ブラック/プラチナシルバー
形式 密閉、ダイナミック
ドライバーユニット 8.4mm ドーム部とエッジ部で異素材を組み合わせた振動板構造
連続音楽再生時間 最大8時間(ノイキャン ON)/12時間(ノイキャン OFF)*1
質量 約5.9g(片耳)
防滴性能 IPX4相当*2
対応コーデック SBC,AAC,LDAC,LC3
付属物 USB Type-Cケーブル(約20cm)
ノイズアイソレーションイヤーピース(SS,S,M,L 各2個)

*1 ワイヤレス接続時連続音楽再生時間。コーデックはAAC。DSEE Extreme/DSEE HX/DSEE/イコライザーの搭載モデルはOFF設定時、またその他機能はすべて初期設定時
*2ヘッドホン本体のみ対応。あらゆる方向からの飛沫に対して本体機能を保護するものです。本機の音導管(音出口の筒部)、通気孔、マイク穴を除く

WF-1000XM5

WF-1000XM5

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